天空の城ラピュタ 天空の城ラピュタの概要

天空の城ラピュタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/02 07:57 UTC 版)

天空の城ラピュタ
LAPUTA: Castle in the Sky
監督 宮崎駿
脚本 宮崎駿
原作 宮崎駿
製作 高畑勲
製作総指揮 徳間康快
出演者 田中真弓
横沢啓子
寺田農
初井言榮
常田富士男
永井一郎
神山卓三
安原義人
亀山助清
槐柳二
糸博
鷲尾真知子
TARAKO
音楽 久石譲
主題歌 井上あずみ君をのせて
撮影 高橋宏固
白神孝始
編集 瀬山武司
制作会社 スタジオジブリ
製作会社 徳間書店
配給 東映
ストリームライン
ブエナ・ビスタ(フランス)
Bir Film
RUSCICO
bf Distribution
Cinema Mondo
Lucky Red
スタジオカナル UK
ファゾム・イベンツ/GKIDS
Arthaus
公開 1986年8月2日
1987年6月26日
1989年3月24日
1992年
2003年1月15日
2007年7月6日
2008年2月28日
2008年10月31日
2009年3月6日
2012年4月25日
2016年5月6日
2017年8月27日
2019年6月28日
2022年11月25日
上映時間 124分[1]
製作国 日本
興行収入 約11.6億円
配給収入 5億8300万円
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概要

監督である宮崎の小学校時代に考えていた架空の作品が骨子となっており、原作となる作品が存在しない初のアニメオリジナルの監督作品である[2]。製作は徳間書店高畑勲の映画『柳川堀割物語』の製作遅延により資金調達に追われた宮崎が、徳間書店の鈴木敏夫に相談したことから企画が立ち上げられ、この映画をきっかけに設立されたスタジオジブリ制作映画の1作品目となった。

次第に高年齢向けになっていくアニメに対して、マンガ映画の復活を目標に小学生を対象に古典的な冒険活劇として企画され、それが結果的に大人の鑑賞に耐えうる作品になるというのが宮崎の方針であった[3]。興行こそ数字的には振るわなかったものの(後述)、配給した東映による観客満足度調査は97.7%と非常に高く[4]、物語は幅広い年齢層に支持され、ビデオソフト化による販売は好調であった。

「ラピュタ」という名称は、スウィフトの『ガリヴァー旅行記』に登場する、空を飛ぶ島にある王国「ラピュタ王国(en:Laputa)」からとったもの。劇中に空飛ぶ島の物語を空想した人物としてスウィフトの名前も出てくるが、名前の借用以外は『ガリヴァー旅行記』との関連はない。19世紀後半、産業革命期のヨーロッパを元にした架空世界での冒険を描く。

あらすじ

ある夜、北のゴンドアの谷に住む少女シータは、ムスカ大佐率いる政府の特務機関に捕らえられ飛行客船に乗せられていた。彼らの狙いはシータが亡き母から受け継いだ、謎の青い石のペンダントだった。そこへその石を同じく狙う空中海賊ドーラ一家の襲撃があり、逃げようとしたシータは窓から外に出て壁にへばりついたが、失敗し飛行客船から転落してしまう。気を失ったシータの落下中に石が不思議な光を放ち、真下にあったスラッグ渓谷の鉱山にゆっくりと落ちていき、そこで働く少年パズーに助けられる。

翌朝パズーは、空に浮かぶという伝説の城ラピュタの写真を見ているシータに、今は亡きパズーの父が生涯で一度だけラピュタを目撃、写真を撮ったが、詐欺師扱いされた汚名を晴らすべく、ラピュタへ行く事が夢だと語った。直後にパズーはシータが海賊に追われている事を知り、彼女を守って共に逃げる。海賊と軍に追われた二人は谷の廃坑に落ちるが、石の力によって再び救われ廃坑の底までゆっくり落ちる。廃坑で会った石に詳しい老人ポムによれば、ペンダントの石は昔ラピュタで作られた飛行石の結晶だという。地上に戻った後、実在を確信してラピュタ探索への意欲を燃やすパズーに、シータは暗く沈んだ表情で、パズーの家でラピュタの写真を見た時に思い出した、古くから受け継いできたという秘密の名前を打ち明け、姓が「ラピュタ」である事にパズーは驚く。

その直後、二人は特務機関と軍に捕まり、要塞へと連行される。そこでシータは、ムスカから以前ラピュタから落ちてきた壊れたロボット兵を見せられる。飛行石はラピュタの王族が、いつかラピュタに帰る日のために代々受け継いできた物だった。ムスカは紳士的な態度で「ラピュタは遠い昔に滅びたが、かつて高度な科学力で天空から世界を支配した恐怖の帝国だった。そんな物が今も空に存在する事が平和の脅威になりうる」というまっとうな理由を語りつつ、パズーの命を盾として突きつけて脅迫的に協力を迫った上に、シータの継いだ名がラピュタの真の王である事を示し、彼女こそがラピュタの正当なる王位継承者だと指摘する。シータはパズーの身を案じてやむなく協力する。

ろう屋から解放されたパズーと再会したシータはラピュタの探索をあきらめるようにパズーに告げ、失意と共に要塞を去っていくパズーを涙と共に見送った。夜が明け始め、途方に暮れたシータは、昔亡き祖母に教わった"困った時のおまじない"を何げなく唱える。彼女は知らなかったが、それはラピュタの封印を解く言葉だった。その言葉によりロボット兵が目覚め、シータを救うために暴れ出し、飛行石は日の昇る空に光を放ってラピュタの位置を指し示す。

一方、解放されたパズーは自宅に戻るも不在の間に入り込んでいたドーラ一家に捕まってしまう。シータに裏切られたと思い込みふさぎ込んでいたパズーは、ドーラに一喝された上に、彼を突き放すような態度を取ったシータの真意を教えられる。パズーは飛行石を奪うために要塞へ向かう一家に、石を働かせるにはシータが必要だと伝え、自分も連れて行くように懇願する。ドーラも、その方がシータが言う事を聞くかも知れないと考えて同行を許し、ロボット兵の暴走によって混乱する要塞から協力してシータを救い出す。しかし、飛行石はムスカの手に渡り、彼はロボット兵を破壊した軍と共に先んじてラピュタに出発する。パズーとシータも一家の飛行船に乗せてもらい、後を追う形でラピュタへと向かう。

だが、一家の飛行船は軍に発見され雲間に逃れるも、再び発見され連続攻撃を受ける。夜が明け、巨大な低気圧の中心「竜の巣」が迫る中、ドーラの命令で見張り台を切り離し偵察用のグライダーとして使っていたパズーとシータだったが、軍の攻撃によりつないでいたワイヤーが断ち切られ、飛行船とはぐれて「竜の巣」に飲み込まれてしまう。嵐の中でパズーは、青白い父の飛行船の幻影を目撃し、それに導かれるようにラピュタにたどり着き、気を失う。目覚めた二人は園丁ロボットに、城の頂点の建物の外の水底に沈んだ町や、建物の中の庭園を案内され、恐怖の帝国と呼ばれたラピュタの平和的な一面を見る。

その後、遠くから爆発音を聞いて外に出た二人は、城の中間層で軍に捕まり縛り上げられたドーラ一家の姿を発見する。パズーは外壁をよじ登って一家を救おうとするが、ムスカの部下が彼を撃とうとしたためシータが体当たりをし、逃げようとするもおさげ髪を掴まれてムスカに捕まってしまう。ムスカはシータを捕らえたまま城の下層に入る。パズーはドーラの縄を切り、彼女からランチャーと弾2個をもらう。城の中枢部でムスカはシータに自分もラピュタ王の子孫だと明かす。ムスカの本当の狙いとは、ラピュタの力を手に入れて世界を支配する事だった。そして彼は飛行石で城の力を操って軍隊を皆殺しにする。

ムスカの非道な仕打ちに怒り心頭に発したシータは、彼から飛行石を奪って逃げる。途中で彼女は、壁の割れ目からパズーを見つけ石を渡す。その後、玉座の間に追い詰められた時の彼女の発言にムスカが怒り、銃撃によりおさげ髪を切られてしまう。その後助けに来たパズーと共に、昔教わった滅びの言葉「バルス」を唱える。すると飛行石が強力な光を発して城は崩壊し、ムスカは瓦礫と共に海へ落ちる。ラピュタを浮遊させていた巨大な飛行石の結晶は、ラピュタ全体を覆っていた大樹の根に囲まれて、城の上層部と共に更に高空へと飛び去っていった。パズーとシータはグライダーで城から離れ、フラップターで脱出していたドーラ一家と空で再会して喜び合う。そして二人はドーラ一家と別れ、帰途に着くのだった。

登場人物

※声の記述は、日本版/ディズニー英語版の順で表記

主要人物

パズー(Pazu)
- 田中真弓/ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク
本作の主人公。スラッグ渓谷(小説版に(この国の)南部山岳地帯にあると記載[5])の鉱山で働く見習い機械工で[6]、明るく元気で正義感と行動力あふれる10代前半の少年[注 1]。小説版に12、13歳と記載[7]。天涯孤独で、両親の残した家で一人暮らしをしている。小説版にこの渓谷に母親と一緒に(つまり父親の死後)来たと記載[8]
ラピュタの発見に関して詐欺師の汚名を着せられたまま死んだ父のため、自作のオーニソプター(はばたき飛行機)でラピュタの実在を証明する事を夢見る。
場の空気を読むのが上手く、自分達を守り、味方であるはずの軍人達がシータの態度から敵である事をすぐに見抜いた。
シータと出会った事で、海賊や軍人達から彼女を守りながら、飛行石とラピュタを巡る冒険の旅へと出る。体は頑丈で、親方のゲンコツよりも硬い石頭だと自称する。実際、ムスカの部下に銃で殴られ気絶した際にもムスカから「彼の石頭は私のものより頑丈だったよ」と(自分を酒瓶で殴ったシータへの皮肉も込めて)言わしめている。
飛行するフラップターの上から、数百メートルは離れている塔の上に居るシータに一瞬で気付く程目も良い。フラップターに逆さまになってぶら下がり、塔から飛び降りるシータを救出した。その後、泣いているシータを抱き締める。
日の出と共にトランペットで『ハトと少年(スラッグ渓谷の朝)』を演奏し、飼っているハトにエサをやるのが日課だが、ドーラ一家に迎え入れられた際に世話が出来なくなった為、そのハト達を全て逃がしている。
ドーラ一家の仲間になった際に、父の形見のゴーグルを着けて出発したが、そのゴーグルはラピュタの中でムスカの銃撃により失われた。タイガーモス号ではモトロ(後述)の機関助手として働き、機関室でレバーを引く他、垂直尾翼に油をさしている。
名の由来は、宮崎自身が学生時代に考えた船乗りの名前から。
小説版のエピローグでは、ラピュタでの一件の後スラッグ渓谷へ帰り、シータとは別々に暮らしているが、文通をして交流を続けている。この手紙の文中では、オーニソプターがもうすぐ完成する事、完成したらゴンドアまで飛んでいく事などが書かれている。また、ラピュタに行った事については誰にも語らなかった事が明らかになっている。本編では描かれなかったが、後に発売された『スタジオジブリ作品関連資料集〈1〉』には、完成したオーニソプターを操縦し、花束を持ってシータの元へやって来たパズーの姿が描かれている。
シータ / リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ(Sheeta / Princess Lusheeta Toel Ur Laputa)
声 - 横沢啓子[9]/アンナ・パキン
本作のヒロイン。パズー同様、天涯孤独の身であり、両親や祖母の残した畑やヤクを飼って北方(小説版にこの国の最北端にあると記載[10])の山奥にあるゴンドアの谷で生活していた[注 2]
ラピュタを狙うムスカ率いる特務機関にさらわれ、飛行客船で運ばれている所、ドーラ一家の襲撃に遭い、逃げ出そうとして飛行客船から転落、パズーにかくまわれる事になる。
12歳[注 3][要出典][注 4]。小説版に12、13歳と記載[11]
長い黒髪を2本の三つ編みおさげにし、先祖秘伝の飛行石のペンダントを首から提げている。
かつて、天帝としてラピュタに君臨した王族の宗家たるトエル家の子孫で、継承名 (ロマンアルバム等には本名と記載[12])は「リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ」。ラピュタ語でウルは「王」、トエルは「真」を意味し、彼女が真のラピュタの王である事を示している。つまりリュシータ王女である。
おしとやかで心優しい。自分を助けようとしてくれたロボット兵が破壊された際は、パズーの胸で泣きじゃくる。一方、ムスカを背後からワイン瓶で殴り脱出しようとする、ドーラの制止を振り切りパズーと暴風の中で見張り台に残る、終盤でのムスカとの対面のシーン等、行動的かつ胆力に富んだ一面も持ち合わせている。山育ちで視力も良い。新しい環境への適応力も高く、タイガーモス号での暮らしにもすぐになじんでいる他、初めて見る文明の利器に対してもすぐに順応できる[注 5]
家事全般が得意。ドーラ一家の仲間になった後は、顔がかわいい事もあり(シャルルがシータを探す時親方に対し「かわいい子」と発言)、ドーラの息子や子分達にアイドルのような扱いを受けており、台所にのぞきに来られる程であるが、年甲斐もなく子供っぽい彼らとも嫌がる事なく打ち解けている。ちなみに、ドーラに台所に案内された際にのぞきに来たのは、シャルル、ルイ、ク、ケ、コの5人である。
名の由来は、宮崎自身が学生時代に書いた人形劇のヒロインであるシータ(ギリシャ文字のθ)から[13]。構想段階では、シータも海賊の娘であり、風の谷のナウシカ(ワイド漫画版)同様、シータの命令によってロボット兵がラピュタを破壊するラストシーンにする予定であった。
小説版のエピローグでは、ラピュタでの一件の後ゴンドアの谷へ帰り、パズーとは別々に暮らしているが、文通をして交流を続けている。おさげ髪は本編終盤でムスカの銃撃により切断されてショートカットとなったが、エピローグでは本編から半年の月日が流れており、再びおさげを結べる程に髪の毛が伸びている。

空中海賊「ドーラ一家」

マ=ドーラ[注 6](Dola)
声 - 初井言榮/クロリス・リーチマン
空中海賊「ドーラ一家」の女首領にして、飛行船タイガーモス号の船長。50代[14]。ロマンアルバムには60才位という記載もある[15]。頭が良く決断力に富み、三人の息子や子分達以上の健脚で、無類の食欲と物欲、「女は度胸だ」と豪語し自ら危険にも果敢に飛び込む胆力の持ち主。間が抜けている息子や子分達に嘆息し「バカ息子共」「バカ共」とどなり散らして恐れさせる一方、失意のパズーを一喝した後に受け入れ、おさげを切られたシータを抱き締めていたわるなどの度量の深さや優しさも併せ持っている。また、伝声管でパズーとシータの会話を聞いていた際に、まんざらでもない笑みを浮かべたり「見かけよりいい人」というパズーの言葉に目を見開いて驚きの表情を見せたりもしている。
タイガーモス号やオートモービル等様々な乗り物やランチャー (一家が主に使う弾は目つぶし用のマスタード(からし粉)榴弾[16](りゅうだん)。つまり催涙弾)等武器の扱いも優れている。一家は人殺しをしない[17]。一家が狙うのは金持ちの乗った豪華客船[18]。小説版では「面倒見が良く、子供が産まれたアジト近くの家庭に石炭半年分を贈ったりするため、人々の評判もいい」「今まで一度も捕まった事がないが、それは潤沢な資金を元手に国中にアジトと(村人からの)情報網を構築したため」という記述がある[19]。また、ムスカと並ぶ暗号解読の天才でもあり、軍が飛行戦艦を呼ぶ無線暗号を「ANGO」というタイトルの本で瞬時に解読する他、そろばんを「東洋の計算機」と称して素早く使いこなし、航法計算を行っている。
当初は高価と踏んだ飛行石のみを追い求め、石を持つシータ(後に彼女を助けたパズーも)を追っていたが(小説では昔からラピュタと飛行石の伝説を知っており、飛行石を使いラピュタの財宝を手に入れる為、映画同様に軍の無線を聴いて知った、飛行石を持つシータの乗る飛行客船を襲う[20])、パズーの証言や政府の動きからラピュタ実在を確信し、軍に先んじてラピュタの財宝を手に入れる事をもくろむ。パズーの証言でシータが石を働かせる鍵となる事を知り、シータを救い出さんとするパズーの決意と覚悟を認めてからは彼に助力し、後に2人をタイガーモス号に仲間として受け入れ、2人をラピュタ発見の足がかりとしつつ、良き理解者となる。
パズーからは「おばさん」、シータからは「おば様」と呼ばれている。パズーに対して当初は「船長とお呼び」と言っていたが、後に訂正しなくなっている。
映画本編では、タイガーモス号の私室に掲げた若かりし頃の肖像画を見る事ができる。亡き夫は天才科学者であり、タイガーモス号及びフラップターなどは夫の形見[21]。小説版では、ドーラ達はもともと海に浮く船に乗る海賊だったが、亡夫が誘拐同然に連れて来られ、彼が前述の乗り物を発明した後、空中海賊になったという[22]
小説版では、別れの際にパズーへ「あたしの夫のように立派な男になるんだよ」[注 7]と言葉をかけた。半年後のエピローグには新たな飛行船で軍の給金を奪うなど、その後も一家で空で活動を続けている記述がある。
宮崎駿監督は、自作の中で一番思い入れの深いキャラクターにドーラを挙げている。
キャラクターモデルは宮崎監督の母親との事。
EDでは「ドーラ」とクレジットされている。
シャルル(Charles)
声 - 神山卓三/マイケル・マクシェーン
ドーラの長男で、30歳[23]。豊かな口ひげを蓄えた大男で、ダッフィーと力比べを繰り広げた。
胸筋を勢いよく膨らませてシャツの前を吹き飛ばす事ができるなど筋骨隆々で腕力も一家の中で一番強い。プディングが好き。
ルイからは「兄貴」、アンリからは「兄ちゃん」と呼ばれている。
ルイ(Louis)
声 - 安原義人/マンディ・パティンキン
ドーラの次男で、25歳[23]。ちょびひげを生やしている。ドーラ一家の中で真っ先にシータにほれた。
ミンス・ミートパイが大好物。
パズーの小屋を捜索した際、乗組員のクから名前を呼ばれている。
口調はやや高圧的な部分もあるが、コミカルな言動や表情が多い。常に格好をつけている。
アンリ(Henri)
声 - 亀山助清/アンディ・ディック
ドーラの三男で、20歳[23]。主にタイガーモス号の操縦士を務めており、あまり表に出ない。
無口で[24]、空中海賊の息子の割には少々気弱な性格。帽子をかぶっていると目が隠れる。
三兄弟の中で唯一ひげが無く、ほおにそばかすがある。シータに好物をリクエストする際、迷った挙げ句「なんでも食う!」と言った。
三兄弟の中では唯一、名前を呼ばれるシーンが無い。
ハラ・モトロ(Motro)
声 - 槐柳二
タイガーモス号のベテラン機関士。
ドーラの父の代からいる最古参の部下[注 8]で、乗組員達からは「じっちゃん」と呼ばれている。ドーラからは「クソジジイ」呼ばわりされる事もあるが、船内では唯一、対等に口がきける信頼の厚い旧友でもあり、正装で私室に呼ばれチェスを楽しむ事もある。その言動からもラピュタやゴリアテなどの情報に精通しており、ドーラ同様にベテランの空中海賊である事が示唆されている。
パズーと引き合わされた際には「怒らせるとママより怖い」とルイから紹介されたが、もともと助手を欲しがっていた所に、積極的で飲み込みの早い[注 9]彼を、助手としてかわいがる事になる[注 10]。機関士としてタイガーモス号にはとりわけ愛着が強く「かわいいボロ船」の喪失を悲しんでいた[注 11]
EDでは「老技師」とクレジットされている。
なお、ルパン三世の第145話の死の翼アルバトロスではハラ•モトロに似たロンバッハ博士が登場する。
カ、キ、ク、ケ、コ
ドーラの部下達。ポルトガル人のカ、エジプト人のキ、中国人のク、日本人のケ、セネガル人のコの5名。
ドジョウひげでルイより先に台所でイモの皮むきをしており、最初にシチューのおかわりをしたのはコ、シャルルに似てひげもじゃで右ほおに傷あとがあるのがカ、ひげが無く色黒で右目に眼帯を付けているのがキ、台所ですりこ木を回しているのがケ、パズーの家を捜した際に「ルイ、女の子の服だ」と叫んだ(台所では壁を磨いている)のがクである。5人とも出身国以外の経歴等は不明だが、小説版では「素質を見込み世界中から集めた5人」という記述がある。
カはセリフは全くないが、ルイ、ケ、コとタイガーモス号の船上で一杯飲んでいる際に顔が大きく描かれている。キはオートモービルの運転やタイガーモス号のブリッジで無線機を操作しているなど、機械類の扱いに優れているという描写がある。また、コは普段は口元を隠しているが、素顔が描かれているシーンがある[注 12]
アニメ版では名前及び出自は出てこなかったが、小説版にて名前が出る。

政府・軍の関係者

ムスカ / ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ(Muska / Romuska Palo Ur Laputa)
声 - 寺田農/マーク・ハミル
本作の悪役。政府から派遣された、特務機関(情報部)所属の諜報員(情報部員)であり、階級は大佐、年齢は28歳。ロマンアルバムには32歳という記載もある[25]。視力が悪く、度の入ったサングラスをかけている[注 13]中折れ式リボルバー拳銃を愛用している。銃の腕前は見事で、暗闇の中、遠く離れたシータの三つ編みを2つとも正確に撃ち抜く程。その一方、詰めが甘く非力な少女であるシータに後ろからビンで殴り倒された事もある。
表向きこそ丁寧な口調で紳士的に振る舞うが、目的のためには一切手段を選ばず、上司や部下すらも簡単に見捨て、人命を軽視し、喜喜として残虐行為に手を染める冷酷非情な冷血漢。ラピュタの持つ強大な力を手に入れ、新たな王としてラピュタに君臨し、全地上を自らの欲望のままに恐怖支配しようという独裁者・野心家の本性をあらわにする。
ラピュタ名(継承名)(資料集には本名と記載[26])は「ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ」。ラピュタ王族の分家であるパロ家の子孫であり、ムスカ本人によれば、王家は地上に降りた際に二つに分かれたという[注 14]。シータの家系は飛行石、ムスカの家系はラピュタに関する古文書をそれぞれ継承しており、劇中では古文書の写しと対訳を書き記した手帳を持ち歩いている。
一時はラピュタ全体を自身の統制下に置き、古代ラピュタ帝国の復活と自身が王に君臨して地上世界を支配下に置く事を宣言するが、パズーとシータが唱えた「滅びの言葉」によってラピュタは崩壊し、その際に飛行石から発せられた強烈な光線で目がくらみ、そのまま崩壊していくラピュタと運命を共にした[注 15][27]
未来少年コナン』のレプカとは服装や性格が似ており、実際に『ジブリ・ロマンアルバム 天空の城ラピュタ』など一部の資料ではムスカをレプカの先祖として紹介している[28]
  • 当初は根津甚八に演じてもらう予定だったが、依頼した所彼から直接断られ、代わりに寺田が引き受けた[29]。後年、寺田が述懐した所によれば、2日間で収録した当時のセリフはほとんど忘れており、東海大学では教え子達から頼まれるも逆に尋ねた程で、レンタルビデオで本作を見直して復習し、今では3つ位ならセリフを言えるようになったという[30]
モウロ将軍(General Muoro)
声 - 永井一郎/ジム・カミングス
ラピュタ探索の指揮を執る軍人で、小説版によると、政府軍のティディス要塞の司令官で階級は中将。50歳前後[31]。短気な性格の持ち主である[注 16]。行政管轄権も掌握しているが、要塞自体が僻地に位置するため、現状には強い不満を抱いており、ラピュタ探索を成功させることで中央への返り咲きを狙っている。無線通信をドーラに聴かれて飛行客船を襲われたり、ムスカに出し抜かれて主導権を奪われたり等、司令官としては頼りない所がある。
一方で、軍人気質の持ち主でもあり、作戦行動時には自ら先頭に立って突き進むタイプで、部下からの信頼は非常に厚い。軍服に勲章を3個着用していることから、それなりに功績を上げていることも示唆されている[注 17]。また諜報機関に属し、政府の密命を盾に作戦に介入するムスカを「特務の青二才」と呼び快く思っていない[注 18]。ムスカの情報によってラピュタを発見し実際に上陸には成功したものの、財宝に目がくらんでいるスキに本性を現したムスカの裏切りでわなにはめられ、ムスカを射殺しようと発砲したことが引き金となり、ラピュタ底部の展望室の床に突然開いた穴から、大勢の兵士共々はるか下の海に落とされ始末された[33]
作中では「閣下」と呼ばれ、EDでは「将軍」とクレジットされ、「モウロ」の名は小説と設定資料上で表記されている[34]
  • 『ロマンアルバム』131-132ページ掲載の企画書第1稿では、悪役はチック大佐となっており、モウロ将軍とムスカが一体となった役と設定されていた。同書131ページには山高帽子をかぶったチック大佐のイラストが掲載されている。
黒眼鏡(特務機関員)
声 - 大塚芳忠菅原正志
ムスカに忠実に随行する部下。丸い黒眼鏡に黒のスーツと山高帽を全員が身に着けている。面長で口ひげの男、ひげのない面長のいかつい男(共にラピュタに同行)、角ばった顔で口ひげの男などがいる。飛行客船では3人、シータの回想場面でゴンドアの谷で彼女の家に向かったのは3人、シータを捕らえたティディス要塞では4人が登場。
ラピュタまで同行したのは2人であったが、ラピュタ半球体内部の大量に巨石のある部屋で、巨石に乗りある程度下りた後、ムスカに置き去りにされる。置き去りにされた黒眼鏡2人は、ムスカが巨石を作動させた際に足場を失い、何とか最初に通った半球体内部通路に戻ろうと部屋の壁を形成する巨石を登ることを試みるも、作動の活性化の中、しがみ付いた巨石から悲鳴を上げながらはじき飛ばされていった[35]
兵士
声 - 大塚芳忠、他
物語の舞台となった国家の軍に属する兵士たち。ティディス要塞に配属されたものと、ゴリアテの搭乗員が登場する。要塞のほとんどの兵卒や下士官は戦闘用のヘルメットを深くかぶっており、顔が見えることは少なく、はっきりと見えるのは制帽をかぶった上級士官や将軍の副官のみである。モウロ将軍や将校たちは会議中に、帽子を脱いでいるシーンがある。一方ゴリアテやロケット艇の搭乗員はダブルボタンの飛行服にフードをかぶった兵士が数名姿を見せている。また、ゴーグルを着用している者もいる。
兵卒や下士官の多くは、気絶したシータのおさげを引っ張る、ラピュタ上陸後は無秩序に構造物を破壊して財宝を根こそぎ略奪しようとするといった素行の悪さが目立ち、一貫して悪役を演じることとなった。
しかし、要塞では復活したロボット兵の光線による要塞の破壊に巻き込まれ(要塞での兵士に関しては死の描写は直接的には見られない)、またラピュタ到着後のムスカの離反時には、前述の将軍の抹殺に巻き込まれたり、起動したロボット兵に追いかけられるうちに誤って転落したり、ゴリアテの離陸に間に合わずに投げ出されたり、ついにはゴリアテの撃墜に巻き込まれたりと、哀れな最期を迎えた者がほとんどである。

スラッグ渓谷

ポム(Uncle Pom)
声 - 常田富士男/リチャード・ダイサード
ドーラ一家と軍から逃れる為に廃坑内をさまよっていたパズーとシータの元に現れた風変わりな老人。準備稿には70歳、代々の鉱夫、スラッグ渓谷の地下を熟知と記載[36]。『スタジオジブリ作品関連資料集型録Ⅰ』には鉱山師と記載[37]
パズーとは以前から面識があって深く慕われており、「ポムじいさん」と呼ばれている。
鉱物に精通し、鉱石の状態変化を「石たちの声」と呼び、廃坑の中を一人放浪することを楽しんでいる。飛行石についての情報や「石が騒いでいるのは上空にラピュタが来ているから」といった言い伝えなどをパズーとシータに提供し、二人を出口まで案内してくれた。
小説版では(スラッグ渓谷の)鉱山の生き字引(の鉱山師[36])として鉱夫達の間で知られた存在であることが書かれている。謎の多い人物だが、オープニングで描かれるラピュタの人々と格好が似ているなどから、ラピュタの労働者階級の子孫ではないかとも言われる[注 19]。モデルは森康二近藤喜文[39]
オープニングのクレジットに出てくる五人のうちの一人であり、EDでは「ポムじい」とクレジットされている。
ダッフィー(Duffi)
声 - 糸博/ジョン・ホスティター
スラッグ渓谷で働く鉱夫で、坑内のエンジンやエレベーター等の大型機械を扱うベテラン機械工。パズーの親方。40歳前後[36]
性格は荒っぽく、仕事にも厳しいが、働き者の徒弟であるパズーを何かと気にかける仁義に篤い男。
海賊相手にもひるむこと無く立ち向かうが、妻には頭が上がらない様子[注 20]
鉱夫らしい立派な体格をしており、ドーラ一家の力自慢シャルルと互角の殴り合いを演じた。その際に他の鉱夫から名前を呼ばれている。なお、名前に言及されるのはこのシーンのみである。
小説版によれば昔から鉱石(金銀銅及び鉄[40])を採掘してきたこの鉱山で父親の代から鉱夫をしてきたが、優良な目ぼしい鉱脈の多くが掘り尽くされ、輸送に不便な内陸から精錬工場等も次々と移転していくために、寂れる一方(スズが多少取れる程度[40])で「スラッグ= 鉱滓(slag)渓谷[41]」と呼ばれて久しい鉱山の状況を憂いている描写がある(本編中でも新しい鉱脈の当てが外れた直後、不景気ぶりをぼやいている)。小説ではパズーが要塞から帰ってきた時親方が家にいなかった理由は、おかみさんの発言によると新しい鉱脈が見つかったために残業になったという[42]
EDでは「親方」とクレジットされている。
おかみさん
声 - 鷲尾真知子
ダッフィーの妻。20歳[43](『ジ・アート』の監督の解説によると15歳位で結婚した[43])。肝のすわった性格で度胸もあり、町の荒くれ男たちとドーラ一家との乱闘騒ぎをフライパン片手に見守った。
パズーを実の息子のようにかわいがっている様子で、パズーに脱出を促しつつその覚悟を認め、シータを守るように伝えて送り出した。
EDでは「おかみ」とクレジットされている。
マッジ(Madge)
声 - TARAKO
ダッフィー夫妻の娘。パズーとも仲が良いらしく、パズーの家に遊びに行くこともある。
ティディス要塞から帰ってきたパズーを最初に発見した。
軽便鉄道の機関士
声 - 西村知道/マット・K・ミラー
軽便鉄道の運転士を務める老機関士。ドーラ一家や軍隊に追われるパズーとシータを助けた。
パズーとは以前からの知り合いで、運転している機関車も相当の老朽車輌。パズーとシータを銃で狙った特務機関員と兵士達を機関車の排気で妨害する。

その他の人物

シータの祖母
声 - 鈴木れい子
故人。シータの回想シーンに登場。かわいがっていた小羊が見つからない事を悲しみすすり泣く幼いシータに[注 21]、おまじないとしてラピュタにまつわる様々な呪文を教えた[注 22]。この時に教えたおまじないの言葉が、ラピュタへの道筋を照らす。
パズーの両親
共に故人。父は冒険飛行家で、かつて探検中に「竜の巣」の雲の切れ間から、伝説の「天空の城ラピュタ」を発見し、ラピュタの一部を自ら写真に収めた。しかし人々からは、ラピュタの存在を全く信じてもらえず、詐欺師の汚名を着せられたまま亡くなる。父が亡くなった経緯については、映画ではパズーが「詐欺師扱いされて死んだ」と語ったのみだったが、小説版では「新たな飛行船の製作のためのスポンサー探しに出た際に事故死した」という、死に至った詳細な記載がある。
また、母についての詳しい説明はパズーの口からはないが、パズーの小屋に掲げられているラピュタの写真のすぐ下に遺影写真がある。
パズーの父の協力者
パズーの父がラピュタを発見した際に乗っていた飛行船には同乗者がいたことが劇中でも確認できる[注 23]。パズーの父と共にラピュタの存在を目の当たりにしたこの同乗者の現在の消息は生死を含め、一切不明。

注釈

  1. ^ 徳間書店の『ロマンアルバム』114ページでは「12歳」と記載がある。また同書94ページのキャラクター覚え書及び同書97ページの準備稿では「13才位」と記載がある。
  2. ^ 両親についてはシータの口からわずかに語られるのみである。
  3. ^ 初期設定では12歳と設定されていたが、この年齢設定は後に廃止されている。
  4. ^ 徳間書店の『ロマンアルバム』95ページのキャラクター覚え書では「パズーと同じ年頃」、同書同ページの準備稿では「パズーと同年配」と記載がある。また同書131ページの企画書第1稿には「12歳(6年)」という記載もある。
  5. ^ 見張り台でドーラと会話を交わした際、「凧が揚がったら伝声管は使えないから中にある電話を使え」という言葉を聞き終わらない内にすかさず電話を使ってみせドーラを驚かせている。
  6. ^ 文春ジブリ文庫『シネマ・コミック』の表記は「マ・ドーラ」。
  7. ^ 『ジ・アート・オブ 天空の城ラピュタ』に掲載された準備稿にも、同様のセリフがある。
  8. ^ ドーラの父が死んだ時に四散した部下の中で唯一、ドーラの元に残り一家を盛り立ててきたという記述が小説版にある。
  9. ^ 紹介早々「狭くて手が入らねぇ」とボヤくモトロの横に素早く潜り込み、整備箇所をすぐに把握して見せた。
  10. ^ 小説版ではシータに「わしみたいになれる」と言っている。本編でも終盤でラピュタから生還したパズー達と再会した時にドーラの息子や部下達がシータの名を呼び歓喜する中、「小僧」とパズーを呼んで喜んでいた。また、シータについても気に入っており、ドーラとのチェスの対局中に「いい子だよ。あの二人は」と発言している。
  11. ^ 小説では、「ボロ船」ではなく「わしのかわいいタイガーモスが…」と言っている。
  12. ^ パズーとドーラ一家がティディス要塞に向け出発する際のシーン。私服を着ているためわずかだが素顔が映る。
  13. ^ ただし、モウロ将軍や将校達との会議中、サングラスを外し、素顔を見せているシーンがある。
  14. ^ 『ジ・アート・オブ 天空の城ラピュタ』に掲載された準備稿には、「産業革命を機に農耕生活に見切りをつけ谷を出た」というムスカのセリフがある。
  15. ^ ラピュタが崩壊するシーンでは、瓦礫が落ちていく中にムスカが小さく描かれている。
  16. ^ 演じた永井は、「欲ボケの頭の悪い将軍です(笑)。軍人はすこし頭の悪い方が出世するんですよ」とコメントしている[32]。これは、文藝春秋文春ジブリ文庫『ジブリの教科書2 天空の城ラピュタ』にも掲載されている。
  17. ^ 襟元に十字勲章、左胸に円形の勲章を2個。十字勲章はムスカに退避を進言したゴリアテの乗員も着けている。
  18. ^ ただし、『ジ・アート・オブ 天空の城ラピュタ』に掲載された準備稿には、ムスカが将軍に対し面従腹背しているきらいはあるが、「シータにロボットを見せるように将軍に対して進言する」「将軍がラピュタ探索の指揮官に任命された際に祝辞を述べる」「ゴリアテの乗員に対し将軍を収容するように指示する」「ムスカの諫言(かんげん)を将軍が率直に受け入れる」等、それほど対立している様子は描かれてはいない。
  19. ^ 当時、宮崎は「ポムじいは何者だと思うか?」と隣にいた演出家に問うており、絵コンテを読み込んでいた演出がこの説を語ると、肯定も否定もしなかったものの、机で鼻歌を歌ったという[38]
  20. ^ シャルルとの力比べで自分の服をすさまじい勢いで破いて筋肉を見せつけた際、あきれかえったおかみさんから(皮肉を込めて)「誰がそのシャツを縫うんだい?」と言われている。
  21. ^ 映画本編では言及されないが、小説版の「後篇」でこの記述がある。
  22. ^ 後に発売されたブルーレイ版特典映像の「オリジナル脚本」では、かわいがっていたウサギが見つからなかった事が理由であると記載。
  23. ^ 舵輪を握って操船していたのは、パズーの父である。同乗者についての詳しい設定はされていない。また、劇中でも、詳しい説明はパズーの口からはない。
  24. ^ プラトンの著書に『天空の書』なる書籍は存在しない(プラトンの項を参照)。
  25. ^ これらは物語が進行しないので省略された[55]
  26. ^ 劇中では大き過ぎるという理由で城のみが描かれた[55][60]
  27. ^ 宮崎によると「表向きには、たまたま木が生えただけで、理屈はどうでもいい」との事[55]
  28. ^ エンスカイ製 80ピース 天空の城ラピュタ テスト飛行 80-F003
  29. ^ ロケット艇の発艦や着艦のシーンはないため、搭載方法などの構造については不明。
  30. ^ 時速の0km/hはホバリングができることを意味している。
  31. ^ サントラ所収「ロボット兵(復活〜救出)」
  32. ^ シータが祖母から教わった呪文の光を「聖なる光」とすぐに見抜くも、肝心の呪文は知らなかったため、「どんな言葉だ?教えろ、その言葉を!」とシータに迫った。
  33. ^ その際、パズーの父がパズーに目をやっている。なお、徳間書店のフィルムコミックでは、パズーが「父さん」と言っているが、文春ジブリ文庫には吹き出しはない。実際の映画でも一切の音や声は入っていない。
  34. ^ 対象に反応して赤く発光したり信号音も出す
  35. ^ 左腕は半分程が、右足は足首が壊れて外れていたが、なぜその状態で落下したのかは不明。
  36. ^ 徳間ジャパンにかつて存在したアニメ系楽曲のレーベル。1986年発売当時は同レーベルよりリリースされた。
  37. ^ キネマ旬報では7億円となっている[103]
  38. ^ ムスカの所持する銃エンフィールドNo.2が実際に開発されたのは西暦1927年。
  39. ^ 鈴木敏夫は、「宮崎駿は、ムスカが好きなんです。(中略)ああいう人に対して、自己投影しているんですね。ドーラは、『ラピュタ』の制作中に亡くなったお母さんですし。でも、キャラクターに自己や母親を投影してるなんて、本人にしたら恥ずかしいことで、人には言われたくなかったんでしょう」とコメントしている[118]
  40. ^ 宮崎駿の実弟、宮崎至朗は、「試写会の後、私にはわかったような気がした。あれは駿兄貴が映像を通してオフクロに送った、無器用だが精一杯のはなむけだったのかもしれないと」とコメントしている。初出は1989年に発行の『アニメージュ特別編集ガイドブック 魔女の宅急便』(徳間書店)。これは『文春ジブリ文庫 ジブリの教科書2 天空の城ラピュタ』に「家族の風景-兄・宮崎駿」として掲載されている。
  41. ^ フジテレビの『世界名作劇場』枠で放送されたテレビアニメ『七つの海のティコ』も本企画の設定が転用されている。
  42. ^ ゴリアテが撃沈された際のムスカの台詞「見ろ、人がゴミのようだ!」の時点でサーバが落ちることが多い[125][126]
  43. ^ 同梱書籍であり、価格やISBNコードの記載はない。
  44. ^ なおハードカバー版も、当初は別に単体で販売予定され、DVDパッケージに同梱された関連商品の紹介チラシにも記載されたが、DVD発売時点では発行中止が決定し、訂正の注意書きも同梱されていた。

出典

  1. ^ 124分04秒22コマ
  2. ^ 切通理作 『宮崎駿の<世界>』筑摩書房・ちくま新書、2001年、27頁。ISBN 4480059083 
  3. ^ 宮崎駿 『『天空の城ラピュタ』企画原案」『出発点 1979〜1996』』徳間書店、1996年、394-395頁。ISBN 978-4-19-860541-4 
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  5. ^ 亀岡修『小説 天空の城ラピュタ 前篇』、徳間書店、83頁。
  6. ^ 『スタジオジブリ作品関連資料集型録Ⅰ』、『ロマンアルバム』97頁の準備稿及び114頁及び『小説前篇』55頁、徳間書店、78、84頁。
  7. ^ 亀岡修『小説 天空の城ラピュタ 前篇』、徳間書店、53頁。
  8. ^ 亀岡修『小説 天空の城ラピュタ 前篇』、徳間書店、118頁。
  9. ^ 主婦の友社『声優道 名優50人が伝えたい仕事の心得と生きるヒント』よこざわけい子「天才じゃなくていい。努力の積み重ねが実を結ぶ」P98。
  10. ^ 亀岡修『小説 天空の城ラピュタ 前篇』、徳間書店、61頁。
  11. ^ 亀岡修『小説 天空の城ラピュタ 前篇』、徳間書店、63頁。
  12. ^ ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」、『スタジオジブリ作品関連資料集型録Ⅰ』p.78、84のパンフレットのキャラクター紹介及び同書p.85のストーリー紹介及び『小説前篇』p.150及び『ジ・アート・オブ 天空の城ラピュタ』p.94にも同じ記載、『小説前篇』p.158及び『ジ・アート』p.178に「真の名前」と記載がある、徳間書店、p.95.
  13. ^ a b ロマンアルバム「映画 天空の城ラピュタGUIDE BOOK」, p. 84.
  14. ^ ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」、『ロマンアルバム』98頁の準備稿には「50歳前後」と記載がある、徳間書店、p.98.
  15. ^ ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」、徳間書店、p.98.
  16. ^ ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」、『ジ・アート・オブ 天空の城ラピュタ』p.26及び『小説前篇』p.99にも同じ記載がある、徳間書店、p.104、128.
  17. ^ 『THE ART OF LAPUTA 天空の城ラピュタ』、徳間書店、27頁。
  18. ^ ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」、『絵コンテ全集』118頁で親方が一家に対し「ここには貧乏人しかいない」と発言、『小説前篇』123、124頁でスラッグ渓谷の人が一家に対し親方と同じ事を言った、徳間書店、p.120.
  19. ^ 亀岡修『小説 天空の城ラピュタ 前篇』、徳間書店、68頁。
  20. ^ 亀岡修『小説 天空の城ラピュタ 前篇』、徳間書店、68-70頁。
  21. ^ ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」, pp. 99–101, タイガーモス.
  22. ^ 亀岡修『小説 天空の城ラピュタ 前篇』、徳間書店、71頁。
  23. ^ a b c ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」、徳間書店、p.120.
  24. ^ ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」、同書98ページのキャラクター覚え書にも同じ記載がある、徳間書店、p.120.
  25. ^ ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」、『ロマンアルバム』p.105の準備稿には30歳位と記載がある、徳間書店、p.105、118.
  26. ^ 『スタジオジブリ作品関連資料集型録Ⅰ』、徳間書店、85頁。
  27. ^ ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」、『絵コンテ全集』663頁も同じ絵、徳間書店、p.59.
  28. ^ a b ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」, p. 105.
  29. ^ 叶精二 2006, p. 98.
  30. ^ 『週刊ビッグコミックスピリッツ』 2021年17号 小学館、38-39頁
  31. ^ ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」、徳間書店、p.105.
  32. ^ ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」, p. 161.
  33. ^ ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」、『絵コンテ全集』604頁も同じ記載、徳間書店、p.54.
  34. ^ これら以外で名前が表記されているものは、徳間書店アニメージュ文庫ゲームブック『天界の迷宮』がある。p.17参照。
  35. ^ a b 宮崎駿『天空の城ラピュタ スタジオジブリ絵コンテ全集2』、徳間書店、597頁。
  36. ^ a b c ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」、徳間書店、p.97.
  37. ^ 『スタジオジブリ作品関連資料集型録Ⅰ』、『作品関連資料集』84頁のパンフレットのキャラクター紹介及びストーリー紹介に記載、徳間書店、84頁。
  38. ^ 「もう一つの「バルス」 -宮崎駿と『天空の城ラピュタ』の時代-」木原浩勝(講談社)
  39. ^ 『THE ART OF LAPUTA』より
  40. ^ a b 亀岡修『小説 天空の城ラピュタ 前篇』、徳間書店、52頁。
  41. ^ 亀岡修『小説 天空の城ラピュタ 前篇』、徳間書店、53頁。
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  43. ^ a b 『THE ART OF LAPUTA 天空の城ラピュタ』、徳間書店、69頁。
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  49. ^ レッドタートル』のみレッドスクリーン。
  50. ^ 風の谷のナウシカ (映画)#備考参照
  51. ^ a b ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」, p. 108.
  52. ^ 宮崎駿『天空の城ラピュタ スタジオジブリ絵コンテ全集2』、『ジ・アート・オブ 天空の城ラピュタ』62頁の飛行石のペンダントのマークの解説も同じ記載、徳間書店、523頁。
  53. ^ 「天空の城ラピュタ」劇場パンフレットのストーリー解説
  54. ^ a b c d e f g 宮崎駿 『「天空の城ラピュタ」劇場パンフレット - 企画制作メモ』スタジオジブリ、1986年、4-5頁。 
    「スタジオジブリ作品関連資料集1」「天空の城ラピュタ」劇場パンフレットに掲載された宮崎による企画制作メモ(P.83)
  55. ^ a b c ロマンアルバム「映画 天空の城ラピュタGUIDE BOOK」, p. 83.
  56. ^ 「もう一つの「バルス」 -宮崎駿と『天空の城ラピュタ』の時代-」木原浩勝(講談社、p.148)
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  59. ^ 『スタジオジブリ作品関連資料集型録Ⅰ』、『ロマンアルバム』64、65頁及び『ジ・アート・オブ 天空の城ラピュタ』146頁の絵、『小説後篇』105-107頁、111、116、117頁の記載で、映画本編及び小説の崩壊した城の様子が分かる、徳間書店、86頁。
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  63. ^ 宮崎駿『天空の城ラピュタ スタジオジブリ絵コンテ全集2』、『ロマンアルバム』64頁に巨石コンピューターと記載、『小説後篇』133頁にこの部屋を「闇の間」と記載、『小説後篇』134頁にもこの部屋の解説がある、徳間書店、572-574頁。
  64. ^ 宮崎駿『天空の城ラピュタ スタジオジブリ絵コンテ全集2』、『ロマンアルバム』64頁に巨大な飛行石の部屋は巨石コンピューターの下にあると記載、徳間書店、574-580頁。
  65. ^ 宮崎駿『天空の城ラピュタ スタジオジブリ絵コンテ全集2』、『ロマンアルバム』64頁及び『小説後篇』136頁及び『ジアート』準備稿188頁も同じ記載、徳間書店、580頁。
  66. ^ 宮崎駿『天空の城ラピュタ スタジオジブリ絵コンテ全集2』、『ロマンアルバム』52頁及び『小説後篇』137頁及び『ジアート』準備稿188頁も同じ記載、徳間書店、p.581、582。
  67. ^ 「天空の城ラピュタ」劇場パンフレットのラピュタの解説
  68. ^ 『スタジオジブリ作品関連資料集型録Ⅰ』、『ロマンアルバム』65頁も同じ記載、徳間書店、86頁。
  69. ^ 宮崎駿『天空の城ラピュタ スタジオジブリ絵コンテ全集2』、『絵コンテ全集』501頁に高山植物の花、『小説後篇』104頁に(パズーが)初めて見る花、『絵コンテ全集』502頁及び『小説後篇』105頁に花畑、『絵コンテ全集』502頁及び『小説後篇』105頁に (壁に) ツタのからまった宮殿、『絵コンテ全集』502頁及び『小説後篇』111頁に庭園 (屋上庭園) と記述、徳間書店、501、502頁。
  70. ^ 宮崎駿『天空の城ラピュタ スタジオジブリ絵コンテ全集2』、『小説後篇』112、113頁も同じ記載、徳間書店、519、520、522頁。
  71. ^ 宮崎駿『天空の城ラピュタ スタジオジブリ絵コンテ全集2』、『作品関連資料集型録Ⅰ』86頁に廊下の素材は一切不明と記載、徳間書店、517頁。
  72. ^ 宮崎駿『天空の城ラピュタ スタジオジブリ絵コンテ全集2』、『ロマンアルバム』48、49、65頁及び『小説後篇』113、114頁も同じ記載、徳間書店、521、523頁。
  73. ^ 宮崎駿『天空の城ラピュタ スタジオジブリ絵コンテ全集2』、『絵コンテ全集』519頁及び『小説後篇』112頁及び『ロマンアルバム』65頁に種々な地域の (世界中の) 植物、『絵コンテ全集』521頁に(パズー達が名前を)聞いた事もない植物と記載、徳間書店、519、521頁。
  74. ^ ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」、徳間書店、p.121.
  75. ^ a b 『スタジオジブリ作品関連資料集型録Ⅰ』、『ロマンアルバム』121頁も同じ記載、徳間書店、86頁。
  76. ^ 『スタジオジブリ作品関連資料集型録Ⅰ』、徳間書店、86頁。
  77. ^ 宮崎駿『天空の城ラピュタ スタジオジブリ絵コンテ全集2』、『ロマンアルバム』58、59頁及び『小説後篇』156-158頁も同じ記載、徳間書店、p.653-665。
  78. ^ ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」, p. 128.
  79. ^ 宮崎駿『天空の城ラピュタ スタジオジブリ絵コンテ全集2』、小説後篇131頁には(パズーがドーラの縄を切った後)彼女がシャルルにナイフを渡したと記載、徳間書店、568頁。
  80. ^ ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」、『小説前篇』p.85及び『ジ・アート・オブ 天空の城ラピュタ』p.108にも同じ記載、徳間書店、p.102.
  81. ^ 亀岡修『小説 天空の城ラピュタ 前篇』、徳間書店、83、95頁。
  82. ^ 亀岡修『小説 天空の城ラピュタ 前篇』、徳間書店、152頁。
  83. ^ 『THE ART OF LAPUTA 天空の城ラピュタ』、『ジ・アート』97頁及び『スタジオジブリ絵コンテ全集2』238頁及び『ロマンアルバム』24頁及び『小説前篇』152頁に (石造の) 古城と (多数の近代的な) トーチカ群 (や軍装) 、古城についている要塞、『小説前篇』154頁に古城と記載、徳間書店、97頁。
  84. ^ ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」, p. 95.
  85. ^ ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」、徳間書店、p.58、64.
  86. ^ ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」, p. 109.
  87. ^ 『THE ART OF LAPUTA 天空の城ラピュタ』、徳間書店、120頁。
  88. ^ ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」, p. 125.
  89. ^ ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」、『ジ・アート・オブ 天空の城ラピュタ』p.101にも同じ絵が載っている、徳間書店、p.24、109、125.
  90. ^ ロマンアルバム「天空の城ラピュタ」、徳間書店、p.49、108.
  91. ^ 宮崎駿『天空の城ラピュタ スタジオジブリ絵コンテ全集2』、『ロマンアルバム』58、59頁及び『小説後篇』156頁、157頁も同じ記載、徳間書店、p.653、658、660、662、663。
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