天元戦 記録

天元戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/25 01:19 UTC 版)

記録

  • 最年長天元は、第3期島村俊宏の65歳。当時の史上最高齢タイトル記録でもあった。
  • 最年少天元は、第47期関航太郎の20歳。
  • 最多連続在位は林海峰、井山裕太の5期。
  • 挑戦手合い制度が採用される以前の第4期までは、天元のタイトルホルダーはトーナメント1回戦で敗退すると言うジンクスがあった。しかし、それを克服して第5期で天元連続獲得を達成したのが加藤正夫である。第6期からは挑戦手合い制度に移行した。
  • 山下敬吾は2003年、2005~2007年と挑戦権を獲得しており、本戦トーナメントにおいて22連勝の記録を持っている。
  • 趙治勲は第36期まで36期連続本戦出場した[注 1]

昇段規定

  • 六段以下の棋士が、天元挑戦権を獲得した場合、七段に昇段する。
  • 七段の棋士が天元位を獲得した場合、八段に昇段する。
  • 八段で、他のタイトルを1期獲得している棋士が天元を獲得した場合、九段に昇段する。

この規定により、2005年に河野臨、2021年に関航太郎が八段へ、2020年に一力遼、2022年に関が九段へと昇段を果たした。また2003年にこの規定ができた際、柳時熏は過去の天元位4期獲得の実績により、七段から九段へと昇段している。

国外の天元戦

他国にも似た名称の棋戦があり、優勝者には天元のタイトルが与えられる。

そのほか国際棋戦があり、中国と日本の天元が対局する「日中天元戦」は1988年から2002年まで開催、中国と韓国の天元が対戦する「中韓天元戦」は1997年から開催されている。

関連項目


注釈

  1. ^ 天元位在位時を含む。第37期予選で林漢傑に敗れ、本戦出場ならず。

出典

  1. ^ 朝日新聞 「七大タイトルの序列変更 囲碁」2014年5月27日


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