大友良英 主な活動

大友良英

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/09 23:58 UTC 版)

主な活動

GROUND ZERO
1990年結成、日本、アメリカ、イギリスで9枚のアルバムを発表、何回かのメンバーチェンジをくりかえしながら世界各地でライブを行い1998年解散。初期のメンバーは大友良英、広瀬淳二、千野秀一、加藤秀樹、植村昌弘、ゲストで山塚アイ。解散直前のメンバーは大友良英、内橋和久菊地成孔Sachiko M、田中悠美子、ナスノミツル芳垣安洋、植村昌弘。
Peril
オーストラリアのドラマー、トニー・バックのユニット。1991年結成、オリジナルメンバーはマイケル・シェリダン(g)、大友良英(g,tt)、加藤英樹(b)。
Jon Rose Shopping Project
1993年当時ベルリンに住んでいたヴァイオリニストで作曲家のジョン・ローズがはじめたプロジェクトで98年頃まで続いた。メンバーは不定形だか、大友は多くの公演に参加、他にもクリス・カトラー(ds)、シェリー・ハーシュ(vo)、ローレン・ニュートン(vo)等が常連。何枚かのアルバムを残している。
DJ CARHOUSE & MC HELLSHIT
山塚アイのMC(?)、大友良英のDJ(?)によるユニット。イギリスと日本で2枚のミニシングルCD、7インチシングルを90年代中頃に発表。欧州ツアーも行っている。
Optical*8
ホッピー神山によるアヴァンギャルド・ノイズ・ユニット。1993年以降のメンバーはホッピー神山(key&vo)、RECK(FRICTION)(b,g,vo)、大友良英(tt,g)、湊雅史DEAD END)(ds)。
P53
クリス・カトラーをリーダーに1994年結成、メンバーはクリス・カトラー(ds)、大友良英(tt,g)、ルッツ・グランディーン(electronics)、マリ・ゴヤッティ(p)、ジーグムント・クラウゼ(p)。
House of Discipline
ボブ・オスタータグ(sampling)、マイク・パットン(vo)、大友良英(tt,g) 90年代中頃から後半にかけて、アメリカや欧州で活動。コンピレーションにライブ音源はあるが、正規のリリースはない。
NOVO TONO
1994年に結成、2001年までに数回のライブを実施。1999年にはオーストリアで公演も行っている。一枚のアルバムを残し現在は実質的に活動休止中。メンバーはPhew(vo)、山本精一(g)(ex.BOREDOMS)、大友良英(tt,g)、江藤直子(key)、西村雄介(b)、植村昌弘(ds)。
I.S.O.
一楽儀光、Sachiko M、大友良英で1997年に結成、1998年には2ヶ月にわたる欧米ツアーを行う。初期はエレクトロニクスをメインにした即興演奏だったが、近年は特殊な環境における、特殊セッティングのライブを行うことが多い。
DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN
菊地成孔主宰のジャズ・ファンク・ビッグバンド。大友は1999年 - 2002年まで在籍、エレクトリック・ギターを担当。詳細はDATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENを参照のこと。
Filament
大友良英(エレクトロニクス)とSachiko M(サインウェイブ)の2人で1997年に結成。オーストラリア、スイス、日本でこれまでに3枚のアルバムとボックスセットを発表。Sachiko Mの作曲を主体に極端にミニマルな作風を持つ。
Emergency!
芳垣安洋主宰のジャズ・バンド。メンバーは芳垣安洋(ds)、大友良英(g)、斉藤"社長"良一(g)、水谷浩章(b)。チャールス・ミンガス、デューク・エリントン、ローランド・カーク等のナンバーを中心に2ギターの大胆なアレンジの演奏を持ち味とするバンド。
大友良英ニュー・ジャズ・クインテット(ONJQ)〜 大友良英ニュー・ジャズ・オーケストラ(ONJO)〜大友良英ニュージャズトリオ+(ONJT+)
1998年 大友がジャズに回帰することを目的として結成したリーダーバンドとされているが、このバンドを結成するまで実際にジャズを演奏したことはない。またそれまでは自作のノイズギター以外を演奏することはなく、このバンドや菊地成孔のDCPRGへの参加が、ふたたびギターを手にする大きなきっかけになっている。バンド名は、日本におけるフリー・ジャズシーンの呼称だったニュー・ジャズにちなんでいる。初期は5人編成の「大友良英ニュー・ジャズ・クインテット」であったが、2003年、菊地成孔脱退以降は流動的な編成となり、「大友良英ニュー・ジャズ・アンサンブル」もしくは「大友良英ニュー・ジャズ・オーケストラ(ONJO)」という名称を用いるようになる。初期はボーカル無しの編成だったが、Phew戸川純、等がゲストボーカルをつとめることもあり、2005年以降はカヒミ・カリィがレギュラーメンバーとして参加する。GROUND ZEROに次ぐ、大友の代表的なバンドである。ONJOは2009年を最後に活動を停止。現在は「大友良英ニュージャズトリオ+(ONJT+)」で活動することが多い。
Rova
:Orkestrova
2003年サンフランシスコのRovaサクスフォン・カルテットのメンバーにより結成。現在1枚のアルバムを発表。メンバーはジョン・ラスキン(sax)、ラリー・オークス(sax)、ブルース・アクリー(sax)、スティーブ・アダムス(sax)、クリス・ブラウン(エレクトロニクス)、カーラ・キールシュテット(violin)、ジェニー・シェインマン(violin)、ニルス・クライン(g)、フレッド・フリス(el-b)、大友良英(tt)、イクエ・モリ(drum machine)、ハミッド・ドレイク(ds)、ドン・ロビンソン(ds)。これまでアメリカ、フランス他で公演。
音遊びの会
2005年9月、当時神戸大学の大学院生だった沼田里以等を中心に、即興演奏を得意とする音楽家、知的障害者、音楽療法家等で結成。共に即興演奏を行うことにより、新しい音楽表現の地平を開拓しようとワークショップやコンサート、様々なイベントを重ねている。大友は結成直後の2005年秋より参加している。
Kahimi Karie
2006年以降、ジム・オルーク等とともにカヒミ・カリィ・ユニットのメンバーを務める。大友はギターとベースを担当、プロデュースも務める。
JOY HEIGHTS
2006年のRISING SUN ROCK FESTIVALでのスペシャルセッションを契機に結成されたロックバンド。メンバーは大友良英(g,tt)、百々和宏(g)(MO'SOME TONEBENDER)、tatsu(bs)(レピッシュ)、中村達也(ds)(LOSALIOS)。
Otomo Yoshihide Invisible Songs
2007年頃に結成された「ロックかつ歌もの」をコンセプトとしたプロジェクト。メンバーは大友良英(g)、近藤達郎(key)、ナスノミツル(b)、芳垣安洋(ds)、アルフレッド・ハルト(サックス)。ゲストボーカルにジム・オルーク、山本精一、カヒミ・カリィ、かわいしのぶを迎え、アルバム『SORA』をリリースしている。ライブでは浜田真理子やSachiko Mも参加している。
FEN (Far East Network)
2008年、北京在住のYanJun、シンガポール在住のYuen Cheewai、ソウル在住のRyu Hankilとともにマルセイユで結成。固定した拠点をもたず、東アジアやヨーロッパの様々な都市でのツアーをメインに活動、震災で一時活動が中断するも、2012年12月から活動を再開。現時点ではCD等の作品はなく、発表が待たれる。音楽的には即興をメインにしているように思われるが、大友によれば、音楽的な方向もフレキシブルにしていたいとのことで、コンサート毎に内容がかなり異なる模様。
大友良英あまちゃんスペシャル・ビッグバンド→大友良英スペシャル・ビッグバンド
2013年NHKの連続テレビ小説あまちゃん』の劇伴を演奏するためのグループとして結成。2014年、第26回ミュージック・ペンクラブ音楽賞・ポピュラー部門コンサートパフォーマンス(日本人アーティスト)を受賞した[14]
「あまちゃんスペシャル・ビッグバンド」としての活動は2013年12月31日の第64回NHK紅白歌合戦をもって終了したが、「このメンバーで、次の新たなプロジェクトに向おうと思っています」との大友の意向により「大友良英スペシャル・ビッグバンド」として活動開始[15]。2014年7月のFUJI ROCK FESTIVALなどに出場[16]

注釈

  1. ^ 2018年にはアサヒ飲料「三ツ矢 グリーンスパークリングウォーター」CMのBGMに「あまちゃん オープニングテーマ」をアレンジしたCMオリジナル・ヴァージョンが使用された[20]

出典

  1. ^ a b c d 大友良英(インタビュー)「「あまちゃん」音楽手がけた 大友良英」『DAILY SPORTS ONLINE』、2013年9月28日https://www.daily.co.jp/gossip/man_in_the_news/2013/09/28/2p_0006375510.shtml2010年5月1日閲覧 
  2. ^ http://otomoyoshihide.com/
  3. ^ a b c PROFILE”. 大友良英オフィシャルサイト. 2018年2月17日閲覧。
  4. ^ “ぐるっと東北・母校をたずねる 県立福島高校/3 エリート意識は苦手 大友良英さん /福島”. 毎日新聞. (2017年4月21日). https://mainichi.jp/articles/20170421/ddl/k07/100/183000c 2018年2月17日閲覧。 
  5. ^ 大友良英、オレが再びギターを弾き出したのは(2007年6月1日)、大友良英日本語ホームページ。
  6. ^ a b 大友良英 (2012年12月9日). “GRID605 ラストライブのお知らせ”. 大友良英のJAMJAM日記. 2018年7月30日閲覧。
  7. ^ a b 大友良英×岩井主税(インタビュアー:小林宏彰)「映画『KIKOE』大友良英(音楽家)×岩井主税(映像作家)対談」『CINRA.NET』、2009年7月23日https://www.cinra.net/article/interview-2009-07-23-000000-php2010年5月1日閲覧 
  8. ^ 加藤一陽(取材・文)、ナタリー - [Power Push]大友良英インタビュー (1/4)(2013年)、ナタリー、2014年1月7日閲覧。
  9. ^ NHK-FM「ジャズ・トゥナイト」、2022年12月10日放送分。
  10. ^ 『あまちゃん』7冠! 東京ドラマアウォード2013授賞式”. オリコンスタイル. オリコン (2013年10月22日). 2013年10月22日閲覧。
  11. ^ 「あまちゃん」音楽の大友氏に特別賞”. デイリースポーツONLINE. 神戸新聞社 (2013年11月14日). 2013年11月14日閲覧。
  12. ^ 週刊ザテレビジョン2013 No.47』、角川マガジンズ、3-10頁、2013年11月20日閲覧 
  13. ^ 大友良英、あまちゃんOP&潮騒のメモリーでレコ大作曲賞(2013年12月10日)、ナタリー、2013年12月10日閲覧。
  14. ^ ミュージック・ペンクラブ音楽賞受賞作”. ミュージック・ペンクラブ・ジャパン (2014年). 2014年4月10日閲覧。
  15. ^ 大友良英 otomo yoshihide 2014年4月24日の発言、2014年4月24日閲覧。
  16. ^ FUJI ROCKにFlaming Lips、SiM、若大将バンド、大友良英”. ナタリー (2014年4月24日). 2014年4月23日閲覧。
  17. ^ 黒沢 清監督作品『岸辺の旅』、その音楽について大友良英が製作秘話を語る”. CDJournal (2015年9月10日). 2015年9月27日閲覧。
  18. ^ 三里塚のイカロス スタッフ”. 2017年8月6日閲覧。
  19. ^ 公式ホームページ”. STANCE COMPANY. 2023年2月4日閲覧。
  20. ^ 「三ツ矢 グリーンスパークリングウォーター」のCMソングは?”. CDJournal. 音楽出版社 (2018年4月28日). 2018年4月28日閲覧。
  21. ^ “大友良英:19年大河「いだてん」で音楽担当 宮藤官九郎と「あまちゃん」タッグ再び”. MANTANWEB. (2017年11月1日). https://mantan-web.jp/article/20171101dog00m200022000c.html 2018年2月17日閲覧。 
  22. ^ ADギャラリー、MAQuillAGE、2014年11月19日閲覧。
  23. ^ 村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」舞台版に渡辺大知、大友良英ら再び(コメントあり / 動画あり)”. 音楽ナタリー. 2023年11月19日閲覧。
  24. ^ 大友良英のJAMJAMラジオ
  25. ^ ジャズ・トゥナイト
  26. ^ 大友良英&箭内道彦、紅白PRソング「歌おうマーチ」を共作(2014年11月19日)、ナタリー、2014年12月22日閲覧。
  27. ^ J-WAVE・INNOVATION WORLD ERA






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