大前憲三郎 大前憲三郎の概要

大前憲三郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/14 06:41 UTC 版)

大前 憲三郎
おおまえ けんざぶろう
生誕 1893年11月26日
日本奈良県吉野郡十津川村
死没 (1952-04-23) 1952年4月23日(58歳没)
所属組織  大日本帝国陸軍
軍歴 1915 - 1945
最終階級 陸軍中将
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経歴

奈良県十津川村湯之原に大前憲保の三男として生まれる[2]。湯之原尋常小学校を卒業し、1912年(明治45年)十津川中学文武館(現奈良県立十津川高等学校)に学び、卒業後伏見の工兵第十六大隊に士官候補生として入隊[2]1915年(大正4年)5月25日に陸軍士官学校(27期)を卒業し、同年12月25日に工兵少尉に任ぜられ、工兵第十六大隊付となる[3]1916年(大正5年)11月27日に陸軍砲工学校(24期)高等科を卒業[4]し、更に員外学生として在学。1919年(大正8年)4月15日に工兵中尉に昇進[5]1922年(大正11年)3月31日には東京帝国大学理学部物理学科を卒業した[6]

1924年(大正13年)8月20日に工兵大尉に昇進[7]し陸軍築城部本部部員等を経て、1925年(大正14年)5月1日に陸軍砲工学校教官兼任となる[8]1931年(昭和6年)8月1日工兵少佐に昇進[9]陸地測量部班長に補せられる。1935年(昭和10年)8月1日工兵中佐に昇進[10]し、陸軍技術本部部員等を経て、陸地測量部三角科長在任中の1938年(昭和13年)7月15日に工兵大佐に昇進[11]

その後、独立工兵第二十五連隊長を経て、西部軍兵器部長在任中の1942年(昭和17年)8月1日に陸軍少将に昇進。更に陸地測量部長を歴任し、1945年(昭和20年)4月30日に陸軍中将に昇進[12]し終戦を迎えた[1]

1947年(昭和22年)11月28日、公職追放仮指定を受けた[13]

栄典

著作

  • 大前憲三郎、熱海景良、鈴木猶吉、園部蔀『陸地測量学』岩波書店、東京、1940年。 

  1. ^ a b c 『日本陸軍将官辞典』160頁。
  2. ^ a b 十津川探検 ~十津川人物史~「大前憲三郎」
  3. ^ 『官報』第1022号、大正4年12月27日。
  4. ^ 『官報』第1898号、大正7年11月30日。
  5. ^ 『官報』第2008号、大正8年4月16日。
  6. ^ 『官報』第2935号、大正11年5月17日。
  7. ^ 『官報』第3599号、大正13年8月21日。
  8. ^ 『官報』第3806号、大正14年5月2日。
  9. ^ 『官報』第1378号、昭和6年8月3日。
  10. ^ 『官報』第2575号、昭和10年8月2日。
  11. ^ 『官報』第3460号、昭和13年7月16日。
  12. ^ 第100号 昭和20年5月1日 陸軍異動通報(防衛省防衛研究所)」 アジア歴史資料センター Ref.C12120941100 
  13. ^ 総理庁官房監査課編『公職追放に関する覚書該当者名簿』日比谷政経会、1949年、「昭和二十二年十一月二十八日 仮指定者」122頁。
  14. ^ 『官報』第1089号、大正5年3月22日。
  15. ^ 『官報』第2064号、大正8年6月21日。
  16. ^ 『官報』第3602号、大正13年8月25日。
  17. ^ 『官報』第775号、昭和4年7月30日。
  18. ^ 『官報』第875号、昭和4年11月28日。
  19. ^ 『官報』第2131号、昭和9年2月10日。
  20. ^ 『官報』第2822号附録、昭和11年6月1日。
  21. ^ 『官報』第2536号附録、昭和10年6月18日。
  22. ^ 『官報』第2357号、昭和9年11月8日。
  23. ^ 『官報』第3516号、昭和13年9月20日。
  24. ^ 『官報』第3513号、昭和13年9月16日。


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