堺正章 来歴

堺正章

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 04:30 UTC 版)

来歴

生い立ち

ザ・スパイダース在籍時の堺正章(前列左端)

1946年6月6日堺駿二の次男として東京都世田谷区で生まれる。父の駿二による出生届の提出が2か月遅れ、戸籍上は8月6日生まれである[3]

5歳の時、父に連れられて撮影所に行ったことをきっかけに子役として映画に出演し、芸能界にデビューする[3]

幼少期を鎌倉市の大豪邸でも過ごしていた。

ザ・スパイダース

神奈川県鎌倉市にある鎌倉学園在学中で16歳だった1962年田辺昭知率いる音楽バンドザ・スパイダース」に加入し、その後加入した井上順とともにボーカルを担当。「夕陽が泣いている」などがヒットした。鎌倉学園出身の後輩に桑田佳祐がいる。

1970年代-1990年代

1970年のスパイダース解散後は、ソロで歌手活動を展開したほか、俳優、司会、コメディアンと多方面で活動している。

1970年にスタートした『時間ですよ』に第3シリーズ1973年まで出演し、番組人気と相まって、悠木千帆らとともに俳優としての出世作となった。

1978年から1980年にかけて『西遊記』、『西遊記II』で主役の孫悟空を務め、子どもを中心に大きな人気を集めた。1976年から『新春かくし芸大会』に出演し、毎年玄人はだしの個人芸を習得・披露してエンターテイナーぶりを発揮した。

1969年から1981年までは歌番組「紅白歌のベストテン」、1981年から1986年までは「ザ・トップテン」の司会も務めた。1999年には、かまやつひろし井上堯之とユニット「ソン・フィルトル」を一時結成し、CDリリースした。ライブ活動を皮切りに、12月31日にオリジナル曲「Yei Yei」を引っ提げて『第50回NHK紅白歌合戦』に出場した。

2000年代-

2006年の『西遊記』最終回に釈迦役でゲスト出演し、如意棒を手に往年の演武を披露した。2008年、『無理な恋愛』で、民放連続ドラマとしては日曜劇場パパ・サヴァイバル』以来13年ぶりに主演し、主題歌「忘れもの」を歌って1993年発表の「CATCH ME」以来15年ぶりとなるシングルをリリースした。

2013年には、第6回したまちコメディ映画祭in台東でコメディ栄誉賞を受賞[4]した。2015年には、浅草公会堂正面の「スターの広場」に手形が設置された。


注釈

  1. ^ この後、香取慎吾が演じる孫悟空の頭を締め付ける緊箍児を外す際に「これ痛いんだよねぇ~」とまるで過去に自分自身もつけていた経験があるかの様に語りかける。
  2. ^ 大滝詠一の同名曲のカバー。なお、原曲版のクレジットでは、作詞の松本隆は別名義の江戸門弾鉄、作曲の大滝詠一も別名義の多羅尾伴内、として表記されている。
  3. ^ デュエット:冴木杏奈
  4. ^ ザ・レインドロップス名義。
  5. ^ 堺正章とクレイジーケンバンド名義。
  6. ^ テレビ放送版のみの出演。DVD版ではチョーが吹き替えている。
  7. ^ 1971年4月-1972年3月、児島美ゆきと共演。1972年4月-1972年9月、南沙織と共演。1972年10月-1974年3月、奈良富士子と共演。1974年4月-1975年9月、アン・ルイスと共演。
  8. ^ 玉置宏の後任。
  9. ^ 1986年頃、テレビ神奈川で再放送された際には、日本水産一社提供でなかったため、『マチャアキの海底探検』と改題されている。

出典

  1. ^ 『新チューボーですよ!』2015年10月31日放送分
  2. ^ a b 内外人気スターからバレー選手まで 決定版STアイドル名鑑 堺正章」『週刊セブンティーン』1972年3月14日号、集英社、112頁。 
  3. ^ a b 2008年7月18日放送 『音楽戦士 MUSIC FIGHTER
  4. ^ コメディ栄誉賞に、堺正章さんが決定! したコメニュース 2013年6月27日付
  5. ^ 週刊平凡第22巻第12号の目次”. Webcat Plus. 2014年5月24日閲覧。
  6. ^ 堺正章結婚おめでとう写真”. jpware. 2014年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年5月24日閲覧。
  7. ^ “堺正章の元妻…岡田美里が2度目の離婚していた”. Sponichi Annex. (2009年10月2日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2009/10/02/kiji/K20091002Z00002130.html 2014年7月16日閲覧。 
  8. ^ “堺正章 65歳の誕生日に22歳下の一般女性と結婚”. Sponichi Annex. (2011年8月7日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2011/08/07/kiji/K20110807001365000.html 2014年7月15日閲覧。 
  9. ^ 【23日中山4R】堺正章も出資!コイウタ全弟がデビュー - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル”. スポニチ Sponichi Annex. 2022年7月23日閲覧。
  10. ^ 【競馬データまとめ】馬主をしている(していた)有名人・芸能人 | 競馬まとめ”. netkeiba.com. 2022年7月23日閲覧。
  11. ^ チューボーですよ!』 2011年9月17日放送分
  12. ^ 《2020年大河ドラマ》“美濃編” の出演者を発表!大河ドラマ 麒麟(きりん)がくる”. NHK (2019年3月8日). 2019年3月8日閲覧。
  13. ^ “堺正章、フジ系連ドラ15年ぶり出演 『この素晴らしき世界』で芸能界のドン役”. マイナビニュース (マイナビ). (2023年8月3日). https://news.mynavi.jp/article/20230803-2741167/ 2023年8月3日閲覧。 
  14. ^ 第14回ギャラクシー賞受賞作品”. 放送批評懇談会. 2014年11月14日閲覧。
  15. ^ 落慶~奈良・興福寺~”. ザ・テレビジョン (2019年1月13日). 2021年4月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月10日閲覧。
  16. ^ 「今月の広告批評」『広告批評』第128号、マドラ出版、1990年5月1日、106 - 107頁、NDLJP:1853094/55 






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