報復 地理

報復

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/25 01:39 UTC 版)

地理

アルバニア

シチリア

コルシカ

  • ヴェンデッタ - コルシカに古くからある血の復讐のおきて。

チェチェン

  • チェチェンにおける復讐について2013年に西部邁(評論家)は次のように述べた。「以前、新聞で読んだのですが、チェチェンでは、自分の肉親を殺されると7代にわたって復讐の義務が発生するというんです。7代といえば、仮に25年で世代交代するとして175年ですよ。175年後に生まれた男の子は、175年前の復讐をしなければいけない。僕はそれを聞いて、いい話だなあと思った。」[4]

宗教

イスラム教

イスラム教では「目には目を、歯には歯を」に続きがあり、報復を行わないことを善行として推奨している。これはディーヤという形でイスラム法の制度になっている。

  • クルアーン第5章45節
  • 命には命を,目には目を,鼻には鼻を,耳には耳を,歯には歯を,全ての傷害に同じ報復を。
  • しかし報復せず許すならば,それは自分の罪の償いとなる。

キリスト教

キリスト教では復讐は神のものとされており、自分で復讐してはならないと教えている。

  • ダビデサウルに復讐する機会があったがそうはせず、神が必ず復讐されると確信していた
サムエル記上(口語訳) 24章12節
サムエル記上(口語訳) 26章8節から11節
マタイによる福音書(口語訳) 5章43節から44節
ルカによる福音書(口語訳) 6章35節
  • 使徒パウロも自分で復讐せず、神の怒りに任せるようにと説いた
ローマ人への手紙(口語訳) 12章19章
ヘブル人への手紙(口語訳) 10章30章

報復と社会

死刑制度は、犯罪行動に対する報復ともされる。またいじめ問題などでも、いじめの加害者への報復によって事件が発生するなどしている。また、復讐屋と称して報復を代行する業者もある。 被害者が加害者に対して報復的に怒る(キレる)ときに、加害者が怒られるのに耐えられず被害者に怒るという逆ギレという言葉もある。

またアメリカでは銃規制問題にもあるように銃所持は正当防衛とみなされている。

死刑制度と報復

現在では報復行為を国が代行するかわりに国民から報復権を取り上げている(応報刑論)。そのため、もし死刑がなくなったとき、被害者遺族の報復権が不当に制限されるという、死刑存廃問題における存続派の有力な意見がある。

殺人などの凶悪犯罪の加害者が、国家により保護されるのに、被害者側には報復が認められないのはおかしいと考え、近代以前のように報復を法で認め、合法化すべきという意見がある[5]

近代法制度では、「私刑」は認められておらず、相手を誤認して無関係の第三者を殺傷したり、報復の連鎖を招く危険から反対意見が多く、現在では広い論議には至っていない。

報復殺人事件

日本

アメリカ合衆国

スペイン

スポーツ

  • 野球(主にMLB)において、味方選手が頭部に死球を受けたり、侮辱的な行為をされた際、報復行為として相手チームの選手に対して故意に死球を与えることが一般的であるが、審判員によって退場処分を科されることも多い。

  1. ^ 攻撃行動(心理学)参照
  2. ^ a b c d [1] 越中康治「攻撃行動に対する幼児の善悪判断の発達的変化」広島大学大学院教育学研究科紀要、第三部55号、2006.
  3. ^ a b c 越中康治、新見直子、淡野将太、松田由希子、前田健一「攻撃行動に対する幼児の善悪判断に及ぼす動機と目的の影響」、『広島大学大学院教育学研究科紀要. 第三部, 教育人間科学関連領域』第56号、広島大学大学院教育学研究科、2007年
  4. ^ 西部邁、黒鉄ヒロシ『もはや、これまで: 経綸酔狂問答』PHP研究所、2013年、192頁。
  5. ^ 呉智英『ホントの話』小学館文庫、26頁。
  6. ^ 娘を強姦した男に母親が復讐。ガソリンをかけて焼き殺す”. デジタルマガジン (2009年2月26日). 2011年11月19日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2013年8月28日閲覧。


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