報償費
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捜査報償費
捜査報償費は、警察が聞き込みや張り込みなどの捜査活動を行う際にかかる諸費用や、情報提供者への謝礼に使用できる経費のこと。国と県の予算からそれぞれ支出される。
高知県警察を端緒に、北海道警察、福岡県警察、愛媛県警察、宮城県警察など全国各地の警察本部で裏金化の疑惑が噴出し(警察不祥事)、会計検査院も管理が不十分と指摘した。裏金問題では、予算の適正を調査するため、宮城県で行政府の首長が報償費の予算執行を停止させる事態に発展した事例も存在する。裏金の存在を告発した警察官たちは、口を揃えて、「捜査活動費がまともに支給されたことなどない、すべて自費払いでしのいできた」と証言している。
脚注
関連項目
- ^ 読売新聞 東京版朝刊1面. (2009年11月21日)
- ^ “官房機密費、毎月1億円 経験者は使い勝手のよさ証言”. 朝日新聞. (2009年11月12日) 2022年5月4日閲覧。
- ^ “官房機密費「何のためか分からない」と政府答弁書”. 産経新聞. (2010年5月25日) 2010年5月25日閲覧。
- ^ 日本選手団派遣費は四十人分十二万円『東京日日新聞』昭和2年12月15日夕刊(『昭和ニュース事典第1巻 昭和元年-昭和3年』本編p31 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
- ^ 『極秘メモ流出!内閣官房機密費をもらった政治評論家の名前』、FOCUS2000年5月31日号。竹村健一・田原総一朗・俵孝太郎・早坂茂三・藤原弘達・細川隆一郎・三宅久之の7人の名が具体的な額と共に列挙されていた。なお田原は「もらったことは一度もない」と当時明言
- ^ 官房機密費の使途・金額「公表せず」 平野官房長官 朝日新聞2009年11月5日
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- ^ 官房機密費の使途、9割が領収書不要 司法判断受け開示 朝日新聞 2018年3月20日
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- ^ “田原総一朗、官房機密費の「闇」に言及 「野中元官房長官は1000万円渡そうとした」”. ニコニコニュース. (2012年1月26日) 2023年11月19日閲覧。
- ^ 馳浩知事、五輪招致で「想い出アルバム作戦」ブログにはっきり 「機密費で1冊20万円」発言と一致?東京新聞
- ^ エイプリフール~4月1日scene2~本人ブログ2013年4月1日
- ^ “外交機密費の上納認める 首相官邸に、政府答弁書”. 共同通信社 (47NEWS). (2010年2月5日). オリジナルの2010年2月8日時点におけるアーカイブ。 2010年3月11日閲覧。
- ^ “三重県議会一般質問 一部漁協に「報償費」 県土整備部「長年の習慣」”. 伊勢新聞. (2020年10月1日) 2020年10月2日閲覧。
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