城島健司
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人物
釣り愛好家として
幼少の頃から父親とよく釣りにいっており、成人した現在でも海釣り(特に磯釣り)好きであり、現役時代からシーズン中も暇を見つけては釣りに出かけるほどで、釣り関連でのエピソードも数多い。
- 地元紙・長崎新聞の釣りコーナーや釣り雑誌に「ホークスの城島選手」ではなく「佐世保市の城島さん」として掲載された[59]。また、平戸市の釣り宿・丸銀釣りセンター主催の大会で優勝する[60]など、釣り人としての評価も高い。
- 九州・中国地方のローカル釣り雑誌『釣ファン』で、過去数回雑誌の表紙を飾っている[61]。
- 福岡ローカルのテレビ局で城島(とその他プロ野球選手数人)の釣りがメインテーマの正月特番(テレビ西日本『城島健司のメジャーフィッシング』、福岡放送『城島&馬原の釣り一番!』)が放送されたことがあるほか、他にも『フィッシングライフ』(サンテレビ他)など多くの釣り番組への出演経験がある。
- マリンレジャーに関心が高いことから日本水難救済会による『青い羽根募金』のアドバイザーに2009年度から就任した[62]。
- 2011年には福岡市の釣具メーカー「AURA」の商品カタログに登場した[63]。
人間関係
ダイエーで監督として仕えた王のことを、「一番ユニフォーム姿が似合って、かっこいい人。野球をしている時の目の輝きが違うし、あの歳になってもあれだけ野球を好きでいられることは凄い。敬遠の時、ボールの動きと一緒に監督も飛び上がっていたくらいですから」と語っている。高校3年在学時に、3段の腕前である[64]書道で好きな言葉を書くことになった際に、迷わず「王」の一文字を書いた。若手の時代には、王から厳しい指導も受けた[65][66]。王も相手が誰であろうとズバズバ物事を話せる城島を将来の監督として、高く評価していたとされる[44]。2020年にソフトバンクの会長付特別アドバイザーに就任した際には王から「イエス、ノーをはっきり言える男だし、選手たちが決断することにプラスになる、選手たちの兄貴分のような存在になってもらいたい」と期待を寄せられた[47]。
2009年オフに阪神に入団した原口文仁からは「生きた教材」となり、リハビリ中だった翌2010年オフは原口から質問攻めにされ、城島自身の地元・長崎での自主トレにも同行。球界と距離を置く現在でも連絡を取り合っており、その原口が育成選手から支配下登録選手に昇格して即日1軍昇格をも果たした際には連絡を貰っていた[67]。
ソフトバンク球団会長付特別アドバイザーとして
「『捕手が打たなくても良い』は甘え」という持論を持ち、2022年春季キャンプに帯同した際には、「捕手が打たなさすぎる」「セ・リーグは(投手も含め)2人打たないのがいるようなもの」と現役捕手陣の打力に苦言を呈したという。これに対してインターネット上では賛否両論が繰り広げられ、否定派からは「古田敦也、阿部慎之助、城島などが活躍した捕手黄金期当時のレベルを現役捕手に求めるのは酷ではないか」という意見が為された。但し城島は高卒3年目1997年に打率リーグ5位の.308を記録し、また1999年にもリーグに規定到達3割打者僅か4名(イチロー、松井稼頭央、城島、ローズ)の内リーグ3位の.306、且つ全試合捕手出場でチーム唯一3割を記録しており、城島自体が「打てる捕手」かつ周りが打てない中でも打ったことも否定できない。
注釈
出典
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固有名詞の分類
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