地球楕円体 日本

地球楕円体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/24 22:45 UTC 版)

日本

日本における準拠楕円体は、2002年までベッセルにより算出された値(ベッセル楕円体)を採用していた(「日本測地系」と呼称)が、海図の国際利用や精密な位置情報にもとづくGISデータの整備の障害になりつつあったため、2002年4月1日から世界測地系としてGRS80地球楕円体が準拠楕円体として採用された[2]。この新しい準拠楕円体の長半径(赤道半径)a 及び扁平率 f の値は、測量法施行令第3条[3]により定義され、GRS80楕円体の値である[4]

海上

なお、日本の水路業務法施行令第2条[5]で定められている扁平率の値は、WGS84楕円体の値である。したがって上記の定義とはごくわずか異なっている。

各種の準拠楕円体

名称 赤道半径
a;メートル
扁平率の逆数
使用している主要国
ベッセル, 1841 6 377 397.155 299.152 813 (2002年3月までの日本)
改訂クラーク英語版, 1880 6 378 249.145 293.4663 アフリカ各国
クラソフスキー (SK-42), 1940 6 378 245 298.3 ロシア
エベレスト, 1956 6 377 301.243 300.8017 インド
オーストラリア国家, 1965 6 378 160 298.25
サウスアメリカ1969, 1969 6 378 160 298.25 南米各国
IAG67, 1967 6 378 160 298.247 167
WGS72, 1972 6 378 135 298.26
IAU76, 1976 6 378 140 298.257
GRS80, 1979 6 378 137 298.257 222 101 アメリカヨーロッパ日本
WGS84, 1986 6 378 137 298.257 223 563 GPS、「海上での測量」に使用
IERS, 1989[6] 6 378 136 298.257
PZ-90, 1990 6 378 136 298.257 839 303 GLONASSに使用
IERS, 2003[7] 6 378 136.6 298.256 42
GSK2011, 2011[8] 6 378 136.5 298.256 415 1

  1. ^ 2-1.地球の形をどのように記載するか」日本測地学会、2018年7月15日閲覧
  2. ^ 測量法第11条第3項各号
    1 その長半径及び扁平率が、地理学的経緯度の測定に関する国際的な決定に基づき政令で定める値であるものであること。
    2 その中心が、地球の重心と一致するものであること。
    3 その短軸が、地球の自転軸と一致するものであること。
  3. ^ 測量法施行令第3条
  4. ^ 日本の測地系 測地系と準拠楕円体 国土交通省国土地理院 2019年3月9日閲覧
  5. ^ 水路業務法施行令第2条
  6. ^ IERS Standards (1989)”. 2017年7月9日閲覧。
  7. ^ IERS Standards (2003)”. 2017年7月9日閲覧。
  8. ^ «ПАРАМЕТРЫ ЗЕМЛИ 1990 ГОДА»(ПЗ-90.11)”. 2017年7月10日閲覧。


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