土師氏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/22 06:52 UTC 版)
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| 土師氏 | |
|---|---|
| 氏姓 |
土師連 のち土師宿禰 |
| 始祖 | 伝・野見宿禰 |
| 種別 | 神別(天孫) |
| 本貫 |
出雲国 吉備国 大和国 河内国志紀郡土師里 山城国 ほか |
| 著名な人物 | 土師猪手 |
| 後裔 |
大江朝臣 菅原朝臣 秋篠朝臣 |
| 凡例 / Category:氏 | |
天穂日命の末裔と伝わる野見宿禰が殉死者の代用品である埴輪を発明し、第11代天皇である垂仁天皇から「土師職(はじつかさ)」を、曾孫の身臣は仁徳天皇より改めて土師連姓を与えられたと言われている。
概要
古代豪族だった土師氏は技術に長じ、出雲、吉備、河内、大和の4世紀末から6世紀前期までの約150年間の間に築かれた古墳時代の、古墳造営や葬送儀礼に関った氏族である。
大阪府藤井寺市、三ツ塚古墳を含めた道明寺一帯は、「土師の里」と呼ばれ、土師氏が本拠地としていた所で、その名がついた。道明寺天満宮の前身は土師神社であり、道明寺は土師氏氏寺である。
備前国邑久郡土師郷一帯は、飛鳥京跡出土の木簡では「大伯郡土師里」と呼ばれ、「土師寅」が米を送ったことが墨書されており、土師氏が本拠地としていた所でその名がついた[要出典]。
土師氏は野見宿祢を祖先とする氏族で、野見宿祢については、『日本書紀』垂仁7年7月7日条にその伝承が見える。それによると、大和の当麻邑に力自慢の当麻蹶速という人物がおり、天皇は出雲国から野見宿祢を召し、当麻蹶速と相撲を取らせた。野見宿祢は当麻蹶速を殺して、その結果、天皇は当麻蹶速の土地を野見宿祢に与えた。そして、野見宿祢はそのままそこに留まって、天皇に仕えた、とある。野見宿祢の「野見」は、石材を加工する際に使われている道具である「ノミ」と関連があるとみられており、野見宿祢が石材とかかわっていたと言う推定がある[独自研究?]。この伝承は、古墳の石室などに用いられた安山岩質の讃岐岩の石材を供給する二上山の支配権が、在地の当麻氏の手から、野見宿祢に移ったことを示唆する[独自研究?]。
野見宿祢に関する2つ目の伝承として『日本書紀』垂仁32年7月6日条があり、垂仁天皇の皇后、日葉酢媛命が亡くなった。それまで垂仁天皇は、古墳に生きた人を埋める殉死を禁止していた為、群臣にその葬儀をいかにするかを相談したところ、野見宿祢が土部100人を出雲から呼び寄せ、人や馬など、いろんな形をした埴輪を造らせ、それを生きた人のかわりに埋めることを天皇に奏上し天皇はこれを非常に喜び、その功績を称えて「土師」の姓を野見宿祢に与えたとある。 当時も技術的には出雲が先進であったことを示唆する[独自研究?]。
後に、土師猪手が周防国佐波に来目皇子の殯宮の造営や、天皇の詔によって吉備姫王の葬儀執行を担当した[要出典]。また、土師氏は、河内国に古墳墓を増産し、隆盛を誇った[要出典]。
続日本紀によれば、桓武天皇の母方の祖母・土師真妹は山城国乙訓郡大枝郷(大江郷)の土師氏出身である。その娘の高野新笠も、この土師氏の里で幼少期の桓武天皇を養育したと見られている[独自研究?]。やがて土師氏の一族は、桓武天皇にカバネを与えられ、大江氏・菅原氏・秋篠氏に分かれていった。
略系図
天穂日命 ┃ 建比良鳥命 ┃ 櫛瓊命 ┃ 津狭命 ┃ 櫛瓱前命 ┃ 櫛月命 ┃ 櫛瓱鳥海命 ┃ 櫛田命 ┃ 知理命 ┃ 毛呂須命 ┃ 阿多命 ┃ 氏祖命 ┃ 野見宿禰 ┃ 阿陀勝 ┣━━━━━━━━━┓ 盤毘 伸毘 ┃ ┃ 土師身臣 (略) ┃ ┃ 土師意富曽婆 土師磐村 ┃ ┃ 土師小鳥 土師猪手 ┃ 土師昨子 ┃ 土師大保度 ┃ 土師首 ┣━━━━━━┳━━━━━━┓ 土師兎 土師八嶋 土師兄国 ┃ ┃ ┃ 土師土徳 土師身 土師真敷 ┃ ┃ ┃ 土師富杼 土師根麻呂 土師弟麻呂 ┃ ┃ ┃ 土師祖麻呂 土師甥 土師百村 ┃ ┃ ┃ 土師和麿 土師宇庭 土師千村 ┃ ┃ ┃ 大枝諸上 菅原古人 秋篠安人 ┃ ┃ 大江氏へ 菅原氏へ
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