四斤山砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 01:20 UTC 版)
登場作品
四斤山砲は、日本では幕末から明治にかけて多数が使用されたため、この時代を舞台とした小説や映画などにも小道具として頻繁に登場する。そのうち、主題に関わる重要な役割を果たす作品としては、以下が挙げられる。
- 司馬遼太郎 『四斤山砲』
- 小説『新選組血風録』のうちの一編。
- 東郷隆 『大砲松』
- 1993年に講談社から初版の小説。彰義隊に参加した四斤山砲兵を描いた作品。ただし、記述から見ると登場する砲は滑腔砲であり、四斤山砲とは言い難い。
参考文献
- 佐山二郎 『大砲入門』(新装版) 光人社〈光人社NF文庫〉、2008年。
- 幕末軍事史研究会 『武器と防具 幕末編』 新紀元社、2008年。
- 靖国神社 『遊就館図録』 靖国神社、2003年。
- “Rifled Ordnance in England and France,”The Edinburgh review, No.119, 1864, pp. 480-529.
関連項目
- ^ 幕末軍事史研究会(2008年)、90頁による数値。英語版en:La Hitte systemでは0.82m、0.86mともある。
- ^ 読みは、熊本市立熊本博物館の公式ウェブサイト展示解説に拠った。
- ^ a b c d 幕末軍事史研究会(2008年)、90頁。
- ^ 12斤カノン砲装備のナポレオン3世の軍がクリミア戦争で活躍したことに由来。
- ^ a b c 幕末軍事史研究会(2008年)、91頁。
- ^ “Rifled Ordnance in England and France,” pp. 500-501.
- ^ ただし、旧式の12斤カノン砲ライフル改造型は、出動はしたものの発砲はしていない。(“Rifled Ordnance in England and France,” p. 505.)
- ^ 靖国神社(2003年)、35頁。
- ^ タイムスクープハンター(NHK総合1ch 2013年7月20日放送分「会津 女達の決死行!」番組内説明
- ^ 陸軍省 「不用砲払下の件」 アジア歴史資料センター Ref.C04014313700、明治40年12月「壹大日記」(防衛省防衛研究所)
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