四国横断自動車道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/03/27 15:15 UTC 版)
四国縦貫自動車道とも結び四国8の字ネットワークの一部を構成するとされているものの、阿南四万十線と愛南大洲線は直接接続していない。 高松市内の道路は、土木学会デザイン賞 2003 優秀賞 受賞。
概要
国土開発幹線自動車道建設法では、以下のとおりとされている。
| 路線名 | 起点 | 主たる経過地 | 終点 |
|---|---|---|---|
| 四国横断自動車道 | 阿南市 | 徳島市 高松市 川之江市付近 高知市付近 須崎市 中村市付近 宇和島市付近 | 大洲市 |
高速自動車国道の路線を指定する政令では、以下のとおりとされている。
| 路線名 | 起点 | 重要な経過地 | 終点 | |
|---|---|---|---|---|
| 四国横断自動車道 | 阿南四万十線 | 阿南市 | 小松島市 徳島市 鳴門市 東かがわ市 さぬき市 高松市 坂出市 丸亀市 善通寺市 三豊市 観音寺市 四国中央市 高知県長岡郡大豊町 香美市 南国市 高知市 土佐市 須崎市 同県高岡郡四万十町 黒潮町 | 四万十市 |
| 愛南大洲線 | 愛媛県南宇和郡愛南町 | 宇和島市 西予市 | 大洲市 | |
これらについて、営業中・事業中路線の道路名に区分すると以下のようになる。※は高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路。
| 路線名 | ナンバリング | 道路名 | 区間 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 阿南四万十線 | E55 | 徳島南部自動車道 | 阿南IC - 徳島沖洲IC | 新直轄区間 |
| 徳島沖洲IC - 徳島JCT | ||||
| E11 | 徳島自動車道 | 徳島IC - 徳島JCT - 鳴門JCT | ||
| 高松自動車道 | 鳴門IC - 鳴門JCT - 川之江JCT | |||
| E32 | 高知自動車道[1] | 川之江JCT - 高知IC | ||
| E56 | 高知IC - 須崎東IC | |||
| 須崎東IC - 須崎西IC | ※須崎道路 | |||
| 須崎西IC - 四万十町中央IC | 新直轄区間 | |||
| 四万十町中央IC - 四万十町西IC | ※窪川佐賀道路（窪川工区、未供用） | |||
| 四万十町西IC - 黒潮拳ノ川IC | ※片坂バイパス | |||
| 黒潮拳ノ川IC - 黒潮佐賀IC | ※窪川佐賀道路（佐賀工区、未供用） | |||
| 黒潮佐賀IC - 黒潮大方IC | ※佐賀大方道路（未供用） | |||
| 黒潮大方IC - 四万十IC | ※大方四万十道路（未供用） | |||
| （予定路線区間） | 中村宿毛道路 | 四万十IC - 宿毛和田IC | ※中村宿毛道路 | |
| （未供用） | 宿毛和田IC - 内海IC | ※宿毛内海道路（未供用） 宿毛新港IC - 一本松IC・御荘IC - 内海ICは事業中 計画段階評価完了[2] | ||
| 愛南大洲線 | （未供用） | 内海IC - 津島岩松IC | ※津島道路（未供用） | |
| 松山自動車道 | 津島岩松IC - 宇和島北IC | ※宇和島道路 | ||
| 宇和島北IC - 大洲北只IC | 新直轄区間 | |||
| 大洲北只IC - 大洲IC | ※大洲道路 |
各区間の詳細およびインターチェンジなどについては各道路の項目を参照。
沿革
- 1957年（昭和32年）4月16日 : 四国自動車道の一部として国土開発縦貫自動車道の路線の基準となる。
- 1966年（昭和41年）7月1日 : 四国横断自動車道として国幹道の予定路線となる。
- 高松市 - 伊予三島市附近 - 高知市附近 - 須崎市
- 1987年（昭和62年）6月30日 : 第四次全国総合開発計画（四全総）が閣議決定。あらたに高規格幹線道路が構想される。
- 1987年9月1日 : 四全総を受け国土開発幹線自動車道建設法改正。
- 1995年（平成7年）11月30日 : 道路審議会答申、並行する一般国道自動車専用道路による代替が示される。
- 高松東道路、中村宿毛道路、宇和島道路、大洲道路
- 2003年（平成15年）12月25日 : 第1回国土開発幹線自動車道建設会議、新直轄区間選定。
- 阿南 - 小松島
- 須崎市 - 窪川町
- 宇和島市 - 西予市
- 2006年（平成18年）2月7日 : 第2回国土開発幹線自動車道建設会議、新直轄区間選定。
- 小松島 - 徳島東
- 2017年（平成29年）11月21日 : 官報により、香川県内の国道11号の高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路（高松東道路）を四国横断自動車道に編入[3][4]。
- 2020年（令和2年）10月2日 : 四国横断自動車道 阿南 - 徳島間の道路名が「徳島南部自動車道」に正式決定する[5]。
- ^ “一般国道56号 片坂バイパス 開通1年後 の交通状況について” (PDF) (プレスリリース), 国土交通省四国地方整備局中村河川国道事務所, (2019年12月4日) 2022年10月12日閲覧。
- ^ a b “四国横断自動車道 宿毛〜内海 第3回 説明資料” (PDF). 国土交通省四国地方整備局 (2019年2月7日). 2021年12月6日閲覧。
- ^ 道路交通法第百十条第一項の規定に基づき自動車専用道路を指定する件の一部を改正する件（国家公安委六五）-官報第7147号 頁2（2017年11月20日）
- ^ 高速自動車国道に関する件（国土交通一一〇四）-官報第7147号 頁2（2017年11月20日）
- ^ “四国横断自動車道の道路名称と徳島市のインターチェンジ・ジャンクション（IC・JCT）名称が決定しました！” (PDF). 国土交通省四国地方整備局 徳島河川国道事務所・西日本高速道路株式会社 (2020年10月2日). 2020年10月11日閲覧。
- ^ “四国横断自動車道（佐賀〜四万十）の都市計画決定に向けた環境影響評価の手続きが始まります。” (PDF) (プレスリリース), 国土交通省四国地方整備局 中村河川国道事務所, (2015年8月26日) 2015年9月4日閲覧。
- ^ a b “四国横断自動車道（佐賀〜四万十）の都市計画決定のお知らせ”. 高知県土木部都市計画課 (2017年1月27日). 2018年7月31日閲覧。
- ^ a b “新規事業採択時評価結果（平成２９年度新規事業化箇所） 一般国道５６号（四国横断自動車道） 佐賀大方道路” (PDF). 国土交通省道路局. 2018年7月31日閲覧。
- ^ a b “一般国道５６号（四国横断自動車道） 大方四万十道路に係る新規事業採択時評価” (PDF). 国土交通省道路局. 2020年7月17日閲覧。
- ^ “四国横断自動車道 佐賀〜四万十 第1回 説明資料” (PDF). 国土交通省四国地方整備局 (2013年12月11日). 2015年8月15日閲覧。
- ^ “四国横断自動車道 佐賀〜四万十 第3回 説明資料” (PDF). 国土交通省四国地方整備局 (2013年12月11日). 2015年8月15日閲覧。
- ^ a b c “黒潮町内のインターチェンジ（IC）名称等が決定しました！” (PDF) (プレスリリース), 国土交通省四国地方整備局 中村河川国道事務所, (2018年3月26日) 2018年3月26日閲覧。
- ^ “国道56号 宿毛内海道路（宿毛新港〜一本松）測量・調査に向け、事業化後初の立入説明会を開催！～高速道路をつくる第一歩～” (プレスリリース), 国土交通省四国地方整備局大洲河川国道事務所, (2022年9月24日) 2022年11月4日閲覧。
- ^ “国道56号 宿毛内海道路（御荘〜内海）測量・調査に向け、事業化後初の立入説明会を開催！～高速道路をつくる第一歩～” (プレスリリース), 国土交通省四国地方整備局大洲河川国道事務所, (2022年10月21日) 2022年11月4日閲覧。
「四国横断自動車道」の続きの解説一覧
- 1 四国横断自動車道とは
- 2 四国横断自動車道の概要
- 3 佐賀 - 四万十
- 4 宿毛 - 愛南
- 5 脚注
固有名詞の分類
- 四国横断自動車道のページへのリンク
