四国放送
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/11 19:25 UTC 版)
概要
徳島県に所在する県域放送局かつラテ兼営局。筆頭株主は徳島新聞の発行元である一般社団法人徳島新聞社で、約10%の株式を有する[注釈 2][4]。ニュースタイトルは『徳島新聞ニュース』(テレビ・ラジオともに)。
イメージキャラクターは「おもぞう」。2006年(平成18年)よりそれまでの「あんてなちゃん」から変更され、名前は公募で決まった。コーポレートメッセージは「とくしまがいっぱい」[5](2017年(平成29年)4月から使用)。これ以前は「とどくといいな」、「なにが出るかな」、「元気宣言」、「ずっともっとJRT」、「おもっしょいぞう」等。
当局は唯一、略称に「J」を用いている局である。
会社概要
事業所
- 本社 - 徳島県徳島市中徳島町2丁目5番2号 徳島新聞放送会館内
- 東京支社 - 東京都中央区銀座8丁目14番5号 銀座KMビル2階[注釈 3]
- 大阪支社 - 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番23号 中之島ダイビル7階
- 高松支社 - 香川県高松市寿町2丁目3番8号 富田住宅センター寿町貸ビル4階[6][7]
子会社
- 徳島放送企画株式会社[4] - 番組製作 他
関連会社
出典[4]
資本構成
2023年3月31日
出典:[4]
資本金 | 発行済株式総数 | 株主数 |
---|---|---|
4億円 | 800,000株 | 224 |
株主 | 株式数 | 比率 |
---|---|---|
徳島新聞社 | 106,955株 | 13.36% |
阿波銀行 | 40,000株 | 5.00% |
日本テレビ放送網 | 40,000株 | 5.00% |
三菱UFJ銀行 | 40,000株 | 5.00% |
徳島大正銀行 | 38,000株 | 4.75% |
七福トータルサポート | 30,195株 | 3.77% |
戎谷一平 | 30,000株 | 3.75% |
徳島県 | 30,000株 | 3.75% |
徳島新聞メディア | 25,000株 | 3.12% |
徳島バス | 22,865株 | 2.85% |
過去の資本構成
沿革
- 1950年(昭和25年)8月 - ラジオ放送局免許申請[12]。
- 1951年(昭和26年)
- 1952年(昭和27年)
- 1953年(昭和28年)
- 1955年(昭和30年)8月18日 - テレビ放送局免許申請[17]。
- 1956年(昭和31年)7月31日 - ラジオ香川(当時)との『四国放送連盟』を発展的に円満解消。
- 1957年(昭和32年)10月22日 - テレビ予備免許交付[18]。
- 1959年(昭和34年)
- 1960年(昭和35年)8月1日 - テレビのカラー放送免許申請[20]。
- 1962年(昭和37年)4月1日 - 本社を徳島市幸町1丁目の徳島新聞会館[注釈 6]に移転。
- 1964年(昭和39年)10月1日 - テレビのカラー放送開始[21]。
- 1965年(昭和40年)5月2日 - ラジオネットワークJRN発足と同時に加盟[22]。
- 1966年(昭和41年)4月1日 - ニュースネットワークNNN発足と同時に加盟。
- 1969年(昭和44年)6月15日 - ラジオネットワークNRNに加盟。JRNとのクロスネット局になる[23]。
- 1971年(昭和46年)4月3日 - 『おはようとくしま』放送開始。
- 1972年(昭和47年)4月 - 社史『はたちの四国放送』を発行(四国放送 編、251ページ)。
- 1975年(昭和50年)3月31日 - 和歌山支社を閉鎖。和歌山県内に在阪局のサテライト局が整備された上に、テレビ和歌山(WTV)が開局したため[24]。
- 1976年(昭和51年)3月22日 - ラジオ送信所を徳島市住吉島から徳島市川内町に移転[25]。
- 1982年(昭和57年)
- 1984年(昭和59年)12月3日 - 本社を現在の中徳島町の「徳島新聞放送会館」(一般社団法人徳島新聞社と社屋を共有)に移転[27]。
- 1988年(昭和63年)5月27日 - テレビの音声多重放送を開始[28]。
- 2000年(平成12年) - テレビ終夜放送開始(日曜日深夜を除く)
- 2002年(平成14年)7月 - 社史『四国放送の50年』を発行(四国放送社史編纂室 編、349ページ)。
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)1月11日 - 紀伊水道を挟んだ和歌山放送(wbs)と地震等の大規模災害時の相互援助協定を締結。
- 2010年(平成22年)3月29日 - 『あさ630』と『おはようとくしま』を統合し、『おはようとくしま プラス』としてリニューアル。また、タイムテーブルのフォーマットも長年同じものであったが、リニューアルされた。
- 2011年(平成23年)
- 3月31日 - 『おはようとくしま プラス』が終了。これにより、40年間に渡り放送されてきた、同社の平日朝のローカル情報番組枠が終了した。
- 7月24日 - 正午にアナログテレビジョン放送が終了、23:55にアナログテレビジョン放送停波。地上デジタル放送に完全移行。
- 2015年(平成27年)4月1日 - 「radiko.jp」でラジオのサイマル配信を開始(徳島県内のみ。エリアフリーの「radiko.jpプレミアム」には参加せず)。
- 2016年(平成28年) - テレビ終夜放送全曜日に拡大。
- 2017年(平成29年)3月31日 - radiko.jpプレミアムでラジオの全国配信開始[29]。
- 2018年(平成30年)9月30日 - FM補完放送(ワイドFM)放送開始。
- 2020年(令和2年)2月16日 - テレビ放送、「NNS標準営放システム」サービス提供開始[30]。
- 2022年(令和4年)
- ^ ただし、下記沿革にもある通り、正式に略称がJRTと定められたのはテレビ放送開始から後年の1982年である。
- ^ かつては社団法人が株主になることに規制があり、報道面で長年協力関係にありながら、主要株主ではなかった。Jリーグ徳島ヴォルティスに徳島新聞社ではなく、販売店運営会社が出資していることも同様の理由である。
- ^ かつては東京都中央区銀座7丁目11番6号にあった。
- ^ なお、四国放送が局舎を移転した後にはアンビック(のちのGEOS(現在のNOVAおよびNOVAホールディングス)およびイーオンの源流となる英会話教室)が最初の教室を置いていた。
- ^ 静岡放送と同一だが無関係
- ^ 1984年の徳島新聞放送会館完成後は「徳島新聞放送会館別館」と呼称。のちにエフエム徳島が開局から2020年までこちらに入居していた。2021年閉鎖、2022年解体。
- ^ かつての地方電波監理局時代、徳島県は四国、和歌山県は近畿の管轄で、これは現在の総合通信局でも変わらない。
- ^ オールナイトニッポン MUSIC10・オールナイトニッポンGOLD(ニッポン放送)、アフター6ジャンクション2・武田砂鉄のプレ金ナイト(TBSラジオ)、レコメン!(文化放送)22・23時台などの枠が該当
- ^ ただし土・日曜の放送は終了し2022年現在は平日のみの放送となっている
- ^ 同部門の最優秀賞はラジオ関西の『「BORDER」~ヒョーゴスラビアにおける県境とは?~』だった。https://j-ba.or.jp/category/awards/jba105538
- ^ 同部門の最優秀賞はラジオ沖縄の『Basketball island OKINAWA~沖縄バスケ100年の歴史~』だった。
- ^ ラジオ開局4日目の1952年7月4日放送開始のJRT最長寿番組。
- ^ 12:00からの1分はJRTからオープニングを放送し、番組本編は12:01より
- ^ 徳島三菱自動車販売1社提供
- ^ radikoでは各ネット局共通で不可となっているタイムフリー聴取に加え、エリアフリー聴取も不可
- ^ かしわプロダクションへ制作委託し、四国放送が独自にスポンサーをつけて放送(三和シヤッターテレビ・ラジオCM、2022年4月11日閲覧)、プレゼント等の応募メールは四国放送のアカウントで受け付けている。栃木放送、信越放送、福井放送、山陰放送へネット。なお、パーソナリティの市橋は徳島県出身である。
- ^ 徳島大正銀行1社提供。2022年12月までは「あわ紳士録」のタイトルで放送
- ^ 2022年4月の放送開始 - 2023年9月までは毎週放送
- ^ 日乃出本店1社提供
- ^ 枠名として。枠内の各番組は継続
- ^ うずしお法律事務所1社提供
- ^ 毎月第4・5週土曜のみ放送
- ^ 高知放送(最終回まで)、西日本放送(途中打ち切り)へネット
- ^ このようなTBS(JNN)系列局が存在しない地域での系列外によるGガイドの番組データの配信を行っている局はこちらの項を参照。
- ^ エリア外ではあるものの、アナログでは多くの地域でアンテナ受信が可能だったため、本来の系列として。
- ^ このようなかつて別の地域のTBS(JNN)系列局が同系列局が存在しない地域へのアナログGガイドの番組データの配信を対応していた局はこちらの項を参照。
- ^ 本放送当時はNET(現・テレビ朝日)系列。
- ^ a b c 本放送当時はTBS系列。
- ^ 両番組とも朝日放送テレビを幹事局としてJRTも共同制作に参加、『ワイドサタデー』参加開始当時朝日放送テレビはTBS系列
- ^ a b c d e f 四国放送会社概要
- ^ a b 徳島県徳島市中徳島町2丁目5-2 - Yahoo!地図
- ^ a b 四国放送 株式会社の検索結果 - 日本郵便
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 四国放送株式会社『第74期(令和4年4月1日 - 令和5年3月31日)有価証券報告書』(レポート)2023年6月27日。
- ^ “とくしまがいっぱい四国放送”. 四国放送. 2017年9月19日閲覧。
- ^ 寿町貸ビル - 株式会社 富田住宅センター 賃貸(店舗・事務所)情報
- ^ 四国放送株式会社高松支社(高松市寿町/放送業・放送局)(電話番号:087-821-6691) - iタウンページ
- ^ “有報リーダー”. Lafla. 2017年6月9日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 日本民間放送連盟『日本放送年鑑'78』洋文社、1978年12月、287頁。
- ^ 日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑'92』コーケン出版、1992年11月、397頁。
- ^ 日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑2003』コーケン出版、2003年11月、420頁。
- ^ a b 『四国放送の50年』(四国放送発行、2002年)4ページより。
- ^ 『四国放送の50年』(四国放送発行、2002年)5ページより。
- ^ a b c d e 『四国放送の50年』(四国放送発行、2002年)2ページより。
- ^ 『四国放送の50年』(四国放送発行、2002年)9ページより。
- ^ 『四国放送の50年』(四国放送発行、2002年)18ページより。
- ^ 『四国放送の50年』(四国放送発行、2002年)32ページより。
- ^ 『四国放送の50年』(四国放送発行、2002年)44ページより
- ^ a b c 『四国放送の50年』(四国放送発行、2002年)60ページより。
- ^ 『四国放送の50年』(四国放送発行、2002年)72ページより。
- ^ 『四国放送の50年』(四国放送発行、2002年)100ページより。
- ^ 『四国放送の50年』(四国放送発行、2002年)108ページより。
- ^ 『四国放送の50年』(四国放送発行、2002年)144ページより。
- ^ 『四国放送の50年』(四国放送発行、2002年)182ページより。
- ^ 『四国放送の50年』(四国放送発行、2002年)186ページより。
- ^ 『四国放送の50年』(四国放送発行、2002年)218ページより。
- ^ 『四国放送の50年』(四国放送発行、2002年)230ページより。
- ^ 『四国放送の50年』(四国放送発行、2002年)256ページより。
- ^ radiko.jp公式Facebook 2017年2月22日12時45分(JST)投稿分
- ^ “新着情報 - Topics”. 株式会社営放プロデュース. 2022年5月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月12日閲覧。
- ^ “表彰番組・事績 | 一般社団法人 日本民間放送連盟”. j-ba.or.jp. 2022年1月14日閲覧。
- ^ “2023年日本民間放送連盟賞 | 一般社団法人 日本民間放送連盟”. www.j-ba.or.jp. 2023年11月8日閲覧。
- ^ “県内ニュース|JRT四国放送”. JRT四国放送. 2023年11月8日閲覧。
- ^ Sada-Chinaski, 投稿者 (2023年9月21日). “令和5年度日本民間放送連盟賞 ラジオ・教養番組部門 で最優秀賞を受賞!”. ROK ラジオ沖縄 公式ホームページ. 2023年11月8日閲覧。
- ^ “2023年日本民間放送連盟賞 | 一般社団法人 日本民間放送連盟”. www.j-ba.or.jp. 2023年9月28日閲覧。
- ^ a b c 中継局一覧四国放送会社概要
- ^ 四国放送川内ラジオ送信所・無線局免許状 - 総務省
- ^ 四国放送株式会社のFM補完中継局に予備免許 ≪徳島市及び三好市にAM放送の難聴解消のための中継局を整備≫ - 総務省四国総合通信局 2018年6月5日
- ^ 総務省|四国総合通信局|四国放送株式会社のFM補完中継局に免許 ≪徳島県阿南市及び美波町にAM放送の難聴解消のための中継局を整備≫ 2020年3月14日閲覧。
- ^ 四国放送眉山テレビジョン送信所・無線局免許状 - 総務省
- ^ 徳島市の広報番組。『ゴジカル!』の内包番組として放送。以前は日曜11:50 - 11:55に『マイシティとくしま』として放送されていた。
- ^ 徳島県の広報番組。
- ^ 以前は金曜 7:52 - 8:00におはようとくしまの内包番組として放送されていた。
- ^ Do Night Show![リンク切れ]
- ^ 土曜はナイショ![リンク切れ]
- ^ スマイル!キンタロー。
- ^ 「テレビ局ネットワーク」『アニメディア』1989年10月号、学研、92頁。
- ^ 『読売新聞』(縮刷・関東版) 1977年(昭和52年)4月2日付朝刊、5頁の下部のフジテレビ出稿広告より。
- ^ アナウンサーズ
- ^ “四国放送が公式ツイッターで与党を誹謗中傷、ホームページで謝罪”. スポーツ報知. (2021年12月23日) 2022年1月20日閲覧。
- ^ “四国放送ツイッター、特定の政党・政治家を中傷する内容…「個人」と間違え投稿の社員処分”. 読売新聞. (2022年1月20日) 2022年1月20日閲覧。
- ^ “四国放送 不適切投稿問題で社員を懲戒解雇の処分”. NHKニュース. (2022年1月20日) 2022年1月20日閲覧。
- ^ “2月4日の四国放送テレビ停波事故のお詫び|JRT四国放送”. JRT四国放送. 2024年2月5日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “四国放送 30分あまりにわたり放送が一時中断|NHK 徳島県のニュース”. NHK NEWS WEB. 2024年2月5日閲覧。
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