喫茶店 喫茶店の概要

喫茶店

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/14 17:50 UTC 版)

喫茶店の外観の一例
大手チェーン店の新しい店舗の一例(コメダ珈琲・海老名FC店)

日本では、フランスのカフェを意識した店舗などを中心に「カフェ」と呼ばれることも多い。もともと日本で茶を出す店は「茶店(ちゃみせ)」「茶屋(ちゃや)」などと呼んでいた。和風の茶房(さぼう)や茶寮(さりょう)という呼び方もある。

また、コーヒーなどを提供する風俗店や娯楽を提供する店にも「喫茶店」の名が使われる事もある。この分野の詳細は関連業種を参考のこと。

概要

喫茶店とは、コーヒー紅茶などの飲み物、菓子果物軽食を客に供する飲食店のことである[1]コーヒー紅茶などの飲み物を提供したり、ケーキ、茶菓子 等の菓子や、フルーツを用いた甘味や、サンドイッチ等の軽食を提供する飲食店である。

呼称

喫茶(きっさ)」とは、元々は鎌倉時代源実朝の時代)に中国から伝わったを飲用し効用を嗜む習慣や作法を指す言葉である。なお、喫茶の「喫」は「茶を喫む(のむ)」という意味である。

現在では「喫茶」は緑茶に限らない。紅茶コーヒー、さらには果汁清涼飲料水など、これらを飲み、菓子を食べることを「喫茶」の概念に含める。喫茶店は、俗に略して「茶店(さてん)」とも呼ばれる。近年の口語では「お茶する」などともいう。

日本では、フランスのカフェを意識した店舗などを中心に「カフェ」と呼ばれることも多くなってきた。また、見晴らしの良いテラスにて「カフェテラス」を行っているところもある。ヨーロッパ風の店を「ヨーロピアン・カフェ」、イタリア風の店を「イタリアン・カフェ」と呼ぶ事もある。英語流に呼ぶ場合、特にコーヒーを主力商品とする場合「コーヒーショップ」、紅茶を主力商品とする場合は「ティーハウス」「ティールーム」などとも呼ばれる。中国茶を出す店は「茶館ちゃかん」などと、呼ばれる事が多い。

こうした豊富な語彙が使われるようになったので、「喫茶店」という言葉をあえて使う場合、フランスの「カフェ」や米国のコーヒーショップや中国風「茶館」とは少し違った、日本での大正・昭和などの歴史を踏まえたスタイルのもの、という意味を込めて使われていることがある。

提供されるもの

コーヒーや紅茶が基本であるが、他に提供されるものは、店舗ごとに様々である。比較的一般的なものを挙げてみる。

一部店舗ではモーニングセットなどを提供している場合がある。またサラリーマンなどの昼食(ランチ)の需要が見込める立地では「ランチセット」(昼限定の)カレーライス定食類などを提供している場合もある。

時間帯ごとの傾向や利用目的

都市部では、朝の比較的早い時間帯にはサラリーマン・学生等が朝食をとるために利用している。また、昼食の時間帯になると、喫茶というよりも食事をとることを目的に軽食やランチセットや昼限定メニューを利用する人が多くなる。その昼食の時間帯を過ぎると、飲み物や菓子の売上の割合が増え、軽食は減る。

営業職のビジネスマンは、顧客先を訪問する直前の時間を調整のために利用することがある。また、パソコンタブレット電子メールを送受信するため、同僚との簡易な打ち合わせをするため、さほど構える必要がない商売相手とちょっとした打ち合わせをするため、等々の目的で利用されている。

また、店内に設置されていることが多い、新聞雑誌を目当てに入る人もいる。

喫茶店の歴史

コーヒーハウスは新聞を読んだり、政治を論じたりといった男社会の交流の場でもあった(ロンドン、ギャラウェイが特に有名)。
単にコーヒーを飲ませる店、というだけでなく、文化人が交流する場であった。
日本
1990年代 頃より古民家を改築した和風喫茶店がブームに - 築400年の古民家をリノベーションした喫茶店「江戸親伝」(兵庫県丹波篠山市

  1. ^ a b 広辞苑「喫茶店」
  2. ^ KAHVEHANE - TDV İslâm Ansiklopedisi” (トルコ語). TDV İslam Ansiklopedisi. 2022年1月13日閲覧。
  3. ^ KAHVEHANE - TDV İslâm Ansiklopedisi” (トルコ語). TDV İslam Ansiklopedisi. 2022年1月13日閲覧。
  4. ^ マグロンヌ・トゥーサン=サマ 著、玉村豊男 訳 『世界食物百科』原書房、1998年。ISBN 4562030534 pp.604-605
  5. ^ 佐賀市、煎茶道を通じた宇治市との文化交流第一弾「茶会」を 佐賀出身 煎茶中興の祖「売茶翁」の修業の地・宇治 萬福寺にて6月8日開催 朝日新聞デジタル 2014年6月6日
  6. ^ 安尾 亜紀「イスタンブールのチャイハネ・カーヴェハネ」All About、2015年8月24日閲覧。
  7. ^ 総務省統計局 平成18年事業所・企業統計調査のほか、それに基づくなるほど!経済センサスクイズ、及びWebm旅 47都道府県ランキング 人口1000人当りの喫茶店数 2010年8月23日閲覧
  8. ^ 平成19~21年平均の家計調査品目別データ
  9. ^ “地元喫茶店ならモーニング目当て 岐阜、愛知の利用実態”. 岐阜新聞. (2012年5月27日). https://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20120527/201205270930_17141.shtml 2012年5月31日閲覧。 


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