吾妻山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/10 04:38 UTC 版)
主な山
吾妻連峰を構成する主な峰々を東から記載する。
- 吾妻小富士(1,707 m)
- 高山(1,805.3 m)
- 東吾妻山(1,975.3 m)
- 蓬莱山(1,802 m)
- 前大巓(1,911 m)
- 一切経山(1,949.4 m) - 日本三百名山
- 家形山(1,877 m)
- 兵子(1,829 m)
- 大日岳(1,621.6 m)
- ニセ烏帽子山(1,836 m)
- 烏帽子山(1,879 m)
- 昭元山(1,893.1 m)
- 東大巓(1,928.3 m) - 「ひがしだいてん」
- 継森(1,910.7 m)
- 中吾妻山(1,931.1 m)
- 中大巓(1,964.0 m)
- 西吾妻山(2,035 m) - 吾妻連峰最高峰
- 西大巓(1,982.1 m)
- 矢筈山(1,510 m)
観光
吾妻連峰はほぼ全域が磐梯朝日国立公園に含まれている。東北地方南部でも有数の観光地であり、磐梯吾妻道路(磐梯吾妻スカイライン)と第二磐梯吾妻道路(磐梯吾妻レークライン)の2本の観光道路があるほか、周辺には白布(しらぶ)温泉や土湯温泉など多数の温泉が湧出し、特に紅葉やスキーの時期には多数の観光客が訪れる。浄土平は空気が澄んでおり光害も少ないことから天体観測の好適地として知られ、福島市の浄土平天文台が置かれている。
登山・トレッキング
浄土平から一切経山、東大巓を経て西吾妻山へ縦走することも可能であるが、家形山~東大巓間にて笹薮がひどく薮漕ぎを強いられることがある。
- 西吾妻山
- コースはいくつかあるが、最もポピュラーなコースとして挙げられるのが以下のコース。
中大巓麓にある天元台高原スキー場のロープウェイとリフト(夏期も営業)を乗り継いで標高1,850 mまで到達。そこから稜線までは30分程度。池塘が点在する高原湿原を梵天岩経由で頂上まで1時間程度。家族ハイクなど初心者向きといえるが、標高2,000 m級の高山であり相応の装備は必須。
- 一切経山
- 詳細は「一切経山」を参照
- 吾妻小富士
- 五色沼 (福島市)
- 詳細は「五色沼 (福島市)」を参照
吾妻山に関連する名称
- 急行「あづま」
- 上野 - 福島・仙台間を東北本線経由で運行した急行列車。1958年(昭和33年)10月運行開始、東北新幹線開業後の1985年(昭和60年)3月廃止。
- 装甲巡洋艦「吾妻」
- 日露戦争開戦前の主力艦12隻のうちの1隻、「吾妻」。
注釈
出典
- ^ 吾妻山 - 気象庁
- ^ “火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山”. 気象庁. 2016年2月25日閲覧。
- ^ a b c 山元孝広:島県,吾妻火山の最近7千年間の噴火史:吾妻-浄土平火山噴出物の層序とマグマ供給系 地質学雑誌 Vol.111 (2005) No.2 P94-110
- ^ 吾妻山 有史以降の火山活動 気象庁
- ^ 三浦宗次郎:吾妻山破裂調査概況 地学雑誌 Vol.5 (1893) No.6 P267-272_1
- ^ 火山名 吾妻山 噴火警報(火口周辺)仙台管区気象台、平成26年12月12日
- ^ 火山名 吾妻山 火山の状況に関する解説情報 第5号 平成27年1月14日11時30分 仙台管区気象台
- ^ 吾妻山の火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)を解除気象庁、平成28年10月18日
- ^ “気象庁 | 噴火警報・予報 | 吾妻山”. www.jma.go.jp. 気象庁. 2019年5月9日閲覧。
固有名詞の分類
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