吉田松陰 吉田松陰の概要

吉田松陰

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/21 04:42 UTC 版)

吉田 松陰
吉田松陰像(山口県文書館蔵)
通称 吉田 寅次郎(よしだ とらじろう)
生年 文政13年8月4日1830年9月20日
生地 長門国
没年 安政6年10月27日1859年11月21日
没地 江戸
思想 尊王攘夷
活動 倒幕
長州藩
投獄 野山獄、伝馬町牢屋敷
裁判 斬罪(罪状:間部詮勝暗殺計画)
刑場 伝馬町牢屋敷
受賞 正四位[1]
桜山神社松陰神社靖国神社
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吉田松陰山河襟帯詩碑、京都府立図書館前、京都市左京区

注釈

  1. ^ 「松蔭」の表記割れもある。
  2. ^ 11代将軍・徳川家斉を太政大臣に任じた詔書で、家斉が京都へ参内せず江戸城で詔を受けた無礼を悲憤慷慨した文。
  3. ^ 賀茂神社の神官・玉田永教(たまだ ながのり)が論じた国体論。
  4. ^ 羽前(長井・寒河江)は毛利氏の遠祖・大江広元が地頭を務めた地。また上杉家中には佐橋毛利(安芸吉田を分与された長州藩の本家筋)があり、京都留守居役・毛利安積は明治に置賜県大参事(現在の副知事)になる。
  5. ^ 時代は下るが、1878年(明治11年)に奥羽地方を視察旅行したイザベラ・バードも、置賜地方を「東洋の理想郷(アルカディア)」と賞賛している。
  6. ^ (3月28日)。この密航事件に連座して佐久間象山も投獄されている(4月6日)。
  7. ^ 高杉と久坂を村塾の双璧、これに吉田、入江を加えて松門四天王などと称される。
  8. ^ その一人だった伊藤博文は初代内閣総理大臣歴任の後、1905年に初代韓国統監となって李氏朝鮮(この時点では大韓帝国)の保護国化を行い、1910年の日韓併合に道筋を付けた後の1909年に満州北部のハルビン市で暗殺された。
  9. ^ 松陰自身による改題。
  10. ^ 宰相・王猛の「異民族(氐と漢民族以外)を信用するな」という諫言を守らず、羌と鮮卑により五胡十六国最大だった華北政権を失う。
  11. ^ 萩の松陰神社に副簡のほうが伝わり現存している。
  12. ^ のちに日本はウラジオストク上陸で、占領地に沿海州共和国(1922年10月まで)を建てる。ソビエト政権は対抗して極東共和国が建国。
  13. ^ 実際には刑執行前に書簡に記され、松陰の手になる実物が現存する。
  14. ^ 当該歌が有名だが、全部で五首が「留魂録」には記される。
  15. ^ 下田市柿崎にある「吉田松陰先生像」土台部分に同歌が刻まれている(静岡県文化政策課)。
  16. ^ 「松陰の写真と称するものの鑑定を乞ふ。曰く、全然異人なり」[22]
  17. ^ 司馬は吉田松陰を子供のころから嫌いだったと述べており、偏見による矮小化が随所に見られる。

出典

  1. ^ 『官報』第1683号「叙任及辞令」1889年2月12日。
  2. ^ 古川薫全訳注『吉田松陰 留魂録』、徳間書店、p161-162
  3. ^ 海原徹 2003, pp. 25–26.
  4. ^ a b c d 栗田尚弥葉山佐内の思想に関する一考察―「思想家」吉田松陰誕生前史」法学新報第121巻 第9・10号,2015,中央大学法学部,p185-232.
  5. ^ 「兵法者の生活」第六章.幕末兵法武道家の生涯 二.山鹿素水の業績(P217-220)
  6. ^ 吉田松陰『東北遊日記』(嘉永五年三月二十五日)
  7. ^ 川口雅昭『吉田松陰』[要ページ番号]
  8. ^ 村上一郎『草莽論』ちくま学芸文庫、2018年、P.209頁。 
  9. ^ 吉田松陰全集1 岩波書店刊
  10. ^ 北海道大学大学院文学研究科 研究論集 第13号379ページ
  11. ^ 北海道大学大学院文学研究科 研究論集 第13号380ページ
  12. ^ 吉田松陰水戸留学の地
  13. ^ 副島隆彦.日本の歴史を貫く柱(PHP文庫)
  14. ^ 『吉田松陰全集 第12巻 渡邊嵩蔵』
  15. ^ 『講孟余話』公孫丑下篇・第十章ほか
  16. ^ 「留魂録」冒頭の歌。(十月念餘日)
  17. ^ 「留魂録」末尾の歌。
  18. ^ 新渡戸稲造「武士道」第十六章
  19. ^ 齋藤孝「日本人の心はなぜ強かったのか」
  20. ^ 「萩松陰神社神靈」一覧
  21. ^ 国立国会図書館 吉田松陰 | 近代日本人の肖像
  22. ^ 広瀬豊「渡辺嵩蔵談話第二」1931年4月、大和書房版『吉田松陰全集』10巻、365頁
  23. ^ ご利用について|近代日本人の肖像
  24. ^ 『唱義聞見録』
  25. ^ a b c d e f g h i j k l m n 『吉田松陰全集』
  26. ^ 『逸話文庫 : 通俗教育. 志士の巻』P96
  27. ^ 『松陰とその門下』
  28. ^ 杉氏系譜
  29. ^ 「ゴールデン☆ベスト」をリリースした“つボイノリオ”にロングインタビュー!【6】、ウォーカープラス、2012年7月8日。






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