印籠 転義

印籠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/08 14:02 UTC 版)

転義

「いんろう」という言葉は、転じて以下の意味にも使われる。

  • 建築や機械の分野では、外から見た接合面に隙間が無く、内部が位置決めや荷重を受ける働きを持つ構造をインローと呼ぶ。
  • 日本料理用語で、野菜イカなどの中心部に具を詰め込むことを印籠(射込み)と呼ぶ。稲荷寿司も、油揚げの中にを詰め込んだ印籠寿司の一種である[13]。また、瓜(丸漬瓜やキュウリ)をくり抜き、シソショウガトウガラシなどを詰めた漬物を印籠漬という[14]

出典

参考文献

  • 服部昭『印籠と薬』風詠社、2010年。 
  • 村田理如『清水産三年坂美術館 村田理如コレクション 明治工芸入門』目の眼、2017年。ISBN 978-4-907211-11-0 

関連項目

  • 水戸黄門 - “雲水に三つ葉葵”(徳川家家紋)柄の印籠を掲げての「この紋所が目に入らぬか!」の決め台詞で知られる、42年間に渡って放映された時代劇。

  1. ^ a b 村田 2017, pp. 104–106.
  2. ^ a b c d e 山下裕二 『明治の細密工芸』 平凡社、2014年、79-81頁、ISBN 978-4-582-92217-2
  3. ^ a b 服部 2010, p. 15.
  4. ^ 服部 2010, pp. 14–15.
  5. ^ a b 服部 2010, p. 16.
  6. ^ 服部 2010, pp. 15–16.
  7. ^ a b 服部 2010, p. 14.
  8. ^ 行司なくして大相撲は成り立たない!土俵支える裏方"行司"とは. NHK. 2019年7月5日.
  9. ^ 村田 2017, p. 9.
  10. ^ 超絶の伝統工芸技術の復元から 世界ブランド構築へのマーケティングヒストリー ウェブ電通報 2016年9月5日
  11. ^ 雲龍庵とは何者ぞ!細部に宿る漆工の美 超絶技巧の全貌 雲龍庵と希龍舎 PR TIMES 株式会社大丸松坂屋百貨店 2017年9月21日
  12. ^ 作家 北村辰夫 略歴 t.gallery
  13. ^ 重金敦之 『すし屋の常識・非常識』 朝日新聞社、24頁。
  14. ^ 宮尾 茂雄. “漬物塩嘉言と小田原屋主人”. 東京家政大学・食品加工学研究室. 2023年1月12日閲覧。


「印籠」の続きの解説一覧




印籠と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「印籠」の関連用語

1
92% |||||

2
76% |||||




6
70% |||||





印籠のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



印籠のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの印籠 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS