劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
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本作品オリジナルの仮面ライダー
大ショッカー
A.R.WORLDの仮面ライダーたちが戦ってきた悪の組織が、大同団結して結成された巨大な秘密結社。テレビシリーズで語られた「世界を繋ぐ橋」を渡っての全A.R.WORLD征服と、仮面ライダーの抹殺を目的としており、ライダートーナメントによってライダーの同志討ちを謀る。A.R.WORLDを渡り、そこで活動している悪の組織を傘下に取り込むことで勢力を拡大させている。本作品の公開に先駆けてテレビシリーズ終盤にも登場し、アポロガイストを中心に暗躍している。
ライダートーナメント終結を機に、全A.R.WORLDへの世界征服計画を本格的に押し推めるが、ディケイドを初めとするオールライダーたちの活躍によって野望を阻止される。
双頭の鷲をモチーフとした紋章にはDCDの文字が記されている。詳細については言及されていないが「大ショッカーオリジナル」という銘柄のビールも存在し、作中では死神博士と地獄大使が仲良く飲んでいる描写も存在する。
大首領 ()- 大幹部
- 怪人
- 本作品ではショッカーからファンガイアまでの昭和・平成の様々な怪人たちによって怪人軍団が組織されており、大幹部の指揮の元で破壊活動に従事する。軍団の中には原典では首領・幹部クラスの者もいるが、本作品では作中で幹部として扱われている者以外は概ね戦闘員のような立ち位置であり、複数体登場しながら徒党を組んで活動する。
- オリジナルキャラクターではない登場怪人については仮面ライダーシリーズ登場怪人一覧を参照。
- 戦闘員
- ショッカー骨戦闘員並びデストロン戦闘員が大ショッカー戦闘員として登場。詳しくはショッカー戦闘員を参照。
関連用語・舞台
- ディケイドの世界
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- 光写真館の絵:門矢家の洋館
- 門矢士の役割:大ショッカーの大首領
- 士の出身の世界。ただしディケイドが活動している世界でないため、メディアによっては「士の世界」、「オールライダー対大ショッカーの世界[5]」と表記されることもある。
- ライダートーナメント
- ディケイドの世界において、全ての世界のライダーがそれぞれの世界を守るために行ったライダー同士の戦い。大ショッカーのアジトが地下深くに隠されている闘技場において、オーロラカーテンに通じて様々な場所に移動して戦いを行う。
- 基本は1対1のシングルマッチだが、決勝戦では3対3のチーム戦が行われる。
- 地の石
- 小夜が小さいころに父親から渡された、五角形の紫色の石。普段はペンダントとして首から提げている。
- 「究極の闇」と呼ばれる力が備わっており、ユウスケをライジングアルティメットへと変身させたのも、この石から放たれた黒い光線による洗脳の効果によるものである。
- 原典の『仮面ライダーBLACK』にも、大神官ビシュムが所持する同名の石が存在している。
注釈
- ^ テレビシリーズでも、士は「カブトの世界」で「(自分には)妹がいたような気がする」と話している。
- ^ テレビシリーズでも、士が「グロンギ語を話せる」などの怪人側に近いイメージを与える伏線が張られていた。
- ^ a b c d 新規デザイン。
- ^ ショッカー戦闘員に扮してアクションを行うシーンも戸谷本人が演じている[6]。
- ^ エンディングでは「岡田貴喜」と誤表記。
- ^ 仮面ライダーカブトのスーツアクターも担当[13]。
- ^ 「変身!」シリーズのディケイドのスーツアクターも担当[23]。
- ^ 2010年に『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー』の限定前売券の特典フィギュアとして発売された。
- ^ 本編では変身した仮面ライダーディケイドの姿のみ登場。
- ^ それぞれ順に、1号、2号、V3、ストロンガー、ZX、BLACK(RX含)を演じた役者。
出典
- ^ 2009年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
- ^ a b c 「宇宙船vol.128特別付録 宇宙船 YEARBOOK 2010」『宇宙船』vol.128(2010.春号)、ホビージャパン、2010年4月1日、別冊p.10、ISBN 978-4-7986-0027-7。
- ^ 超全集 下巻 2019, pp. 50–61, 「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」
- ^ パンフレット 2009, 「INTERVIEW 荒井萌」.
- ^ てれびくんデラックス『仮面ライダー全戦士超ファイル』のp81より。
- ^ パンフレット 2009, 「INTERVIEW 戸谷公人」.
- ^ a b c d “-Profile- 丹野宜政”. 「殺陣師がゆく。」(大野剣友会公式ブログ) (2010年6月5日). 2011年5月4日閲覧。
- ^ a b 吉野正裕 生涯ヒーロー! 生涯旅人!
- ^ a b c d e f g h i j k l m n EDクレジットより。
- ^ a b JAE NAKED HERO 2010, p. 141, 「LIST OF WORKS 高岩成二」
- ^ a b c d ディケイド公式読本 2009, p. 173.
- ^ a b c d e f g h ディレクターズカット版オーディオコメンタリーより
- ^ a b 高岩成二 2021, p. 221.
- ^ a b JAE NAKED HERO 2010, p. 93, 「LIST OF WORKS 永徳」
- ^ a b ディケイド公式読本 2009, p. 187.
- ^ a b c d 仮面俳優列伝 2014, pp. 47–60, 「第2章 昭和から平成へ仮面の下のイノベーション 04 岡元次郎」(東映ヒーローMAX vol.31掲載)
- ^ JAE NAKED HERO 2010, p. 35, 「LIST OF WORKS 岡元次郎」.
- ^ a b c d e f ディケイド公式読本 2009, p. 178.
- ^ Ryo_Yokota429のツイート(966307824820043777)
- ^ “『侍戦隊シンケンジャー 銀幕版』参る!!”. 「ショッカーO野の戦闘報告」(ショッカーO野公式ブログ) (2009年5月27日). 2011年5月4日閲覧。
- ^ ippitsu 2011, p. 72, 「声優インタビュー&コメント 小西克幸」.
- ^ a b ディケイド公式読本 2009, p. 99.
- ^ DVD映像特典「鈴村健一×奥田達士 スペシャルインタビュー」より。
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