六曜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/11 04:37 UTC 版)
六曜(ろくよう、りくよう)は、暦注の一つで、先勝(せんしょう[1]、せんかち[2])・友引(ともびき[2])・先負(せんぷ、せんぶ[1]、せんまけ[2])・仏滅(ぶつめつ[2])・大安(たいあん[2])・赤口(しゃっこう[1]、しゃっく[2])の6種の曜がある。科学的根拠のない迷信[3][4]。様々な暦注が流行しており、信じ過ぎる人が現れていたため、太陰暦(旧暦)から太陽暦に切り換える際に明治政府は混乱を防ぐために明治5年に「吉凶(仏滅や赤口など)付きの暦注は迷信である」として「暦注禁止令」を発令、翌年の明治6年の太陽暦(現行の暦)への改暦を機に暦注の記載を禁止したことがある[4]。
注釈
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab 佐藤 1999, p. 227.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 佐藤 1999, p. 226.
- ^ 森本類 (2016年3月18日). "「六曜」は差別につながる? - ことばマガジン". 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2023年6月25日閲覧。
- ^ a b "六曜とは?‐カレンダーに書かれている大安・仏滅など‐|コラム". 埼玉相互住宅. 2022年10月30日. 2023年6月25日閲覧。
- ^ 明治五年太政官布告第三百三十七号(改暦ノ布告) - e-Gov法令検索. 2024年3月11日閲覧。
- ^ 福澤諭吉 (1873年). "改暦辧" (PDF). 慶應義塾大学メディアセンター デジタルコレクション Digital Collections of Keio University Libraries. 慶應義塾大学. p. 5-7. 2021年12月3日閲覧。
- ^ a b c 佐藤 1999, p. 225.
- ^ 井上円了 『迷信と宗教』:新字新仮名 - 青空文庫 2021年12月3日閲覧。
- ^ 安藤健二 (2016年1月7日). "六曜カレンダーの配布中止を撤回 大分県佐伯市「政治的判断で配布する」". ハフポスト. 2021年12月3日閲覧。
- ^ "留連". 平凡社「普及版 字通」. コトバンクより2024年3月11日閲覧。
- ^ "「友引」に火葬試行 川崎市、多死時代対応". 神奈川新聞. 2016年8月3日. 2024年3月11日閲覧。
- ^ "冬の時期の「火葬待ち」深刻化 友引の日にも対応 千葉市". NHKニュース. 日本放送協会. 2023年12月30日. 2024年3月11日閲覧。
- ^ "仏滅". 平凡社 世界大百科事典 第2版. コトバンクより2024年3月11日閲覧。
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