八重の桜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/28 08:33 UTC 版)
あらすじ
この節の加筆が望まれています。 |
会津編
1865年、アメリカ合衆国では南北戦争が終結。不要となった武器の多くが日本へもたらされることとなる。そして明治元年(1868年)、それらを装備した新政府軍の攻撃にさらされる会津若松城の中に、最新式のスペンサー銃を手に抗戦する一人の女性がいた。山本八重、後の新島八重である。
時は遡って幕末、諸外国からの開国要求が高まり、日本国内は開国派、攘夷派などの思想の違いによる分断が起きようとしていた。この時代の転換期に、会津藩の砲術師範の家に生を受けた八重は、藩軍備の洋式化を目指す兄・山本覚馬や、その友である洋学者・川崎尚之助らの側で、会津地方そして日本の変化を感じていた。
幕末の争乱により治安が悪化する京都警護のため、会津藩主・松平容保が京都守護職に指命され、徳川将軍家への忠義を尽くさんと、会津は藩を挙げて倒幕派追討への動きに加わることとなる。それは後にいわれる「会津の悲劇」の序章であった。
京都編
戊辰戦争に敗れた会津藩は「逆賊」と世間に罵られる中、八重と会津の仲間たちは新たな生き方を模索。家名再興を許された旧会津藩は、極寒の地に斗南藩をたて、飢餓や財政に苦しみながらも山川浩を中心に果敢に生きて行く。八重とその家族は兄・覚馬の生存を知り、覚馬を頼って京都市へ渡り、そこで鉄砲に変わる「学問」という、新たな生きがいを得る。
幕末の動乱で尚之助との別れを体験した八重だが、アメリカ合衆国から帰国した新島襄と出会い、心を開き結婚。キリスト教に根ざした学校を作ろうとするも、偏見を持つ人々の反発に遭い葛藤する襄を支えたのが「ならぬことはならぬ」の精神を持った八重。従来の会津の教えを「良いものは良い」と発想を転換、肯定的に捉えて邁進し同志社英学校の開校にもこぎつける。その後も、二人の夢は同志社大学設立へと向かうのである。
「ジョー」「八重さん」と呼び合うこの風変わりな夫婦が、明治という新たな時代を駆け抜けて行く。
注釈
- ^ 2016年放送のTBS系金曜ドラマ 「わたしを離さないで」でも綾瀬の幼少期を演じている。
- ^ 「捨てたつもりで帰りを待つ(松)」からとった。
- ^ 不発弾に濡れ布団を被せて爆発を止める行為。
- ^ この頃、山口次郎(やまぐち じろう)と改名しているが、土方らからは引き続き「斎藤」と呼ばれている。
- ^ 劇中では紹介されなかったが、公式サイトでは27回以降は死亡したことになっている。
- ^ 日本の地域活性化を携わるクリエーター、11月放送分のオープニング・DVD完全版Vol.12特典。
- ^ 第48回では本編にも出演。
- ^ 第49回では本編にも出演。
- ^ 第47回では本編にも出演。
- ^ 2013年5月22日時点のアーカイブ。
- ^ オープニングの全面リニューアル後の日時が8月25日だったためアーティストパートは同じだが、会津編を基調とした旧バージョンと京都編を基調とした新バージョンの2パターン存在するためである(前者はVol.8、後者はVol.9にそれぞれ完全版の特典として収録された)。
- ^ オープニングタイトルの総合演出を務めた人物でもある[27]。
- ^ 同じく、綾瀬主演の『精霊の守り人』と共に配信開始[32]。
出典
- ^ 「八重の桜」→「軍師官兵衛」大河ドラマ主演 バトンタッチ式典
- ^ “『八重の桜』が2014年国際エミー賞にノミネート!”. シネマトゥデイ. 2015年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年10月14日閲覧。
- ^ “NHK、13年の大河は福島が舞台 新島襄の妻が主人公”. asahi.com (朝日新聞社). (2011年6月12日). オリジナルの2011年6月14日時点におけるアーカイブ。
- ^ “再来年の大河、ヒロインに綾瀬はるか 「八重の桜」新島八重役”. msn 産経ニュース (産經新聞社). (2011年6月22日). オリジナルの2011年6月25日時点におけるアーカイブ。
- ^ “『八重の桜』会津弁わかりにくく「字幕ほしい」と会津藩士末裔”. 女性セブン (小学館). (2013年3月17日) 2016年7月9日閲覧。
- ^ “大河史上初!データ放送で「ことば解説」”. やえブロ (NHK大河ドラマ『八重の桜』). (2013年3月8日). オリジナルの2013年5月25日時点におけるアーカイブ。
- ^ “鈴木梨央、綾瀬はるかと共演 『わたしを離さないで』再登場”. ORICON NEWS. 2020年7月22日閲覧。
- ^ a b “タレントテレビ出演情報(公式WEBサイト)”. テアトルアカデミー. 2013年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月閲覧。
- ^ a b c 会津家訓(かきん)15カ条
- ^ “ジョビィキッズ - 愛川あおい”. Jobby Kids. 2013年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月閲覧。
- ^ “タレント出演情報TV(大河ドラマ「八重の桜」第6回)”. テアトルアカデミー. 2013年5月時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月閲覧。
- ^ “ほの花 NHK大河ドラマ「八重の桜」第13回出演”. Gurre Kids. キッズモデルプロダクション. 2013年5月時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年3月24日閲覧。
- ^ “お知らせっ(澤田汐音ブログ)”. 2013年5月時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年11月6日閲覧。
- ^ “プロフィール 酒井彩音”. スマイルモンキー. 2013年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月閲覧。
- ^ “プロフィール 川島鈴遥”. スウィートパワー. 2013年4月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年2月18日閲覧。
- ^ “最新出演者情報一覧”. セントラルグループ. 2013年3月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月閲覧。
- ^ “大河ドラマ 八重の桜「長崎からの贈り物」”. エンタ魂 (ムービータイム). オリジナルの2013年5月時点におけるアーカイブ。
- ^ “オープニングに異変アリ!?”. NHK (2013年2月6日). 2013年2月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年3月4日閲覧。
- ^ “3月のオープニング映像もお見逃しなく!”. NHK. 2013年3月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年3月3日閲覧。
- ^ “5月のオープニングも桜が満開!”. 2013年12月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月11日閲覧。
- ^ a b “オープニングが4月バージョンに!”. NHK. 2013年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年1月1日閲覧。
- ^ “まもなく7月のオープニング、スタート!”. NHK (2013年7月4日). 2013年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年1月1日閲覧。
- ^ “11月のオープニング、まもなく放送開始!”. NHK (2013年11月1日). 2013年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月1日閲覧。
- ^ “9月のオープニング、放送開始!”. NHK (2013年9月3日). 2013年9月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月1日閲覧。
- ^ “10月のオープニング〜ガラスの世界へようこそ!”. NHK (2013年10月11日). 2014年1月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月1日閲覧。
- ^ “6月のオープニングは"書"とコラボ”. NHK (2013年6月6日). 2013年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月1日閲覧。
- ^ a b c “12月のオープニング、いよいよ最後の作品の登場!”. 2013年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月26日閲覧。
- ^ “8月のオープニングは、テレビ...?”. NHK (2013年8月21日). 2013年8月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月27日閲覧。
- ^ “2013年NHK大河ドラマ『八重の桜』 Sponichi Annexm]”. 2014年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月18日閲覧。
- ^ “『八重の桜』が2014年国際エミー賞にノミネート!”. シネマトゥデイ. 2015年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年10月14日閲覧。
- ^ “一般社団法人 日本映画テレビ技術協会 映像技術賞 受賞一覧”. 2023年1月19日閲覧。
- ^ 10月上半期新規配信予定【FODプレミアム・レンタル】2020年11月3日閲覧
- ^ “綾瀬さんがテープカット 大河ドラマ館オープン”. MSN産経ニュース. (2013年1月12日). オリジナルの2013年1月12日時点におけるアーカイブ。
- ^ “「八重の桜」 福島に展示施設オープン”. NHKニュース. (2013年1月13日) 2013年1月15日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “会津若松市に「大河ドラマ館」明日オープン!「八重の桜」の世界を紹介”. 福島県観光情報サイト ふくしまの旅 (2013年1月11日). 2015年3月閲覧。
- ^ “大河ドラマ「八重の桜」ラッピングジェットが日本の空に登場!”. ANA. (2013年1月7日). オリジナルの2013年2月3日時点におけるアーカイブ。 2013年1月15日閲覧。
- ^ “ANA、「八重の桜 ラッピングジェット」 1日遅れで路線投入”. FlyTeam. (2013年1月15日). オリジナルの2013年4月13日時点におけるアーカイブ。 2013年1月15日閲覧。
- ^ “「八重の桜」旅客機で福島支援”. NHKニュース (NHK). (2013年1月14日). オリジナルの2013年1月15日時点におけるアーカイブ。 2013年1月15日閲覧。
- ^ “2013年NHK大河ドラマ特別展 八重の桜”. NHKプロモーション (NHK). オリジナルの2013年4月26日時点におけるアーカイブ。
- ^ “「山本覚馬の刀」違った 同志社大が企画展出品、謝罪”. 京都新聞. 2015年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月12日閲覧。
- ^ “綾瀬はるか、新種の八重桜に命名「はるか」”. シネマトゥデイ. 2021年6月3日閲覧。
- ^ “綾瀬はるか、新種の桜に「はるか」と命名 開花は10年後”. ORICON NEWS. 2021年6月3日閲覧。
- 八重の桜のページへのリンク