全日本ラリー選手権 ポイント

全日本ラリー選手権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/24 07:32 UTC 版)

ポイント

1位 - 8位までに、それぞれ10-8-6-5-4-3-2-1ポイントが与えられ、ステージ距離や路面により係数が掛けられる。50km - 100kmのターマックを1.0として、グラベルが1.2。50km未満はターマック・グラベル共に0.8、50 - 100kmは、100 -150km未満は、ターマックが1.2、グラベルが1.5、150km以上はターマックが1.5、グラベルが2.0となる。

獲得ポイントはクラス順位と総合順位の両方に加算され、8戦以上に出場している場合は上位7戦分のポイントで計算される。2011年からは、クラス別に各DAYの1 - 3位に上位から1 - 3ポイントが与えられるデイポイント[注 37]が導入された。

沿革

CJRTプロトン・サトリアネオ(2011年)

1979年に全日本ラリードライバー選手権として始まり、翌1980年より現在の大会名となる。FIAが定めたクラスに基づき、当初はエンジン排気量1.3L以下のAクラスと1.3Lを超えるBクラスの2クラスで争われた。1984年からは1L以下を加えて排気量の少ない順からA、B、Cの3クラスとなり、1987年 - 2001年は1L以下、1.6L以下、1.6Lを超えるクラスとされ、2002年 - 2005年は、1.4L以下、2.0L以下、2.0Lを超えるクラスとされた。また、1995年から1997年まで従来の選手権(第1部門)に加えて第2部門として2WDのみによる選手権が追加され[注 38]、1998年 - 2005年までは2WD部門と4WD部門とで駆動方式別の二つの選手権を開催していた。各部門の排気量別クラスは、独立した順位[注 39]をつけており、全クラスで優勝者・選手権保持者が決定していた。2006年、アベレージラリー→SSラリー方式に変更された。

2000年代、日本でもWRCイベントを開催しようという機運が高まり、手始めとして2001年に第19回スパイク・インターナショナル 日本アルペンラリーが国内初のFIA規定による国際格式ラリーとして開催され、国内のラリー競技も日本独自の方式からFIAが定める国際基準に合わせる動きが起こる。2002年、エンジン排気量に掛ける過給器の係数とラリー競技車両の安全基準を国際基準に準拠させ、2004年からはWRCラリージャパンが開催されている。2006年、従来のレギュレーションを大幅に見直した新規定が導入された事に伴い、2WDと4WDという駆動方式別の部門が廃止されたことにより総合順位という概念が誕生した(クラス分けは継続)。同時にアベレージ・ラリーを廃止し、SSのタイムを争うSSラリーに統一した[注 40]

2019年からはグループR5が参戦することが可能になる。

総合優勝記録

2006年、WRCを始めとする国際ラリーに合わせて総合順位の制度が導入された。従来のチャンピオンは、クラスや駆動方式毎に6名に分けられていたが、新規定ではドライバーズポイントは各クラス+総合順位に与えられることになり、チャンピオンドライバーが統一された[8]

ドライバー コ・ドライバー 車種
2019年 新井敏弘 田中直哉 スバル・WRX STI
2018年 新井敏弘 田中直哉 スバル・WRX STI
2017年 勝田範彦 石田裕一 スバル・WRX STI
2016年 勝田範彦 石田裕一 スバル・WRX STI
2015年 新井敏弘 田中直哉 スバル・WRX STI
2014年 奴田原文雄 佐藤忠宜 三菱・ランサーエボリューションX
2013年 勝田範彦 足立さやか スバル・インプレッサ WRX STI
2012年 勝田範彦 足立さやか スバル・インプレッサ WRX STI
2011年 勝田範彦 足立さやか スバル・インプレッサ WRX STI
2010年 勝田範彦 足立さやか スバル・インプレッサ WRX STI
2009年 奴田原文雄 佐藤忠宜 三菱・ランサーエボリューションX
2008年 勝田範彦 澤田茂 スバル・インプレッサ WRX STI
2007年 勝田範彦 北田稔 スバル・インプレッサ WRX STI
2006年 奴田原文雄 小田切順之 三菱・ランサーエボリューションVII

注釈

  1. ^ シリーズチャンピオンについても同様。
  2. ^ 興行のための統括団体
  3. ^ 拠点となる町の意味で、本部などが置かれる。
  4. ^ 1999年 - 2005年までツールド・九州 in 七山として開催されていたが、2006年に七山村が唐津市に編入合併されたため名称が変更された[3]
  5. ^ 1997年は佐賀県多久市、1998年は佐賀県富士町、1999 - 2005年は佐賀県七山村[3]
  6. ^ 2013年以降
  7. ^ 2011年、従来の“MSCC東京ラリー”から改名すると同時に開催時期を11月→6月に変更。JAF東日本ラリー選手権併催
  8. ^ 2011年以降
  9. ^ 2005年に九州南部を襲った台風により、使用していた林道などのコースが大きな被害を受けたため、隣町の美郷町に開催地を移し、2007年に“ひむかラリー in 美郷”として再スタートした[4]
  10. ^ 1986年から2005年まで椎葉村をホストタウンとして“ひえつきラリー”が開催されてきたが、2005年に九州南部を襲った台風により、使用していた林道などのコースが大きな被害を受けたため、隣町の美郷町に開催地を移した[4]
  11. ^ 一部ターマック
  12. ^ 2011年からは、FIA Asia-Pacific Rally Championshipが併催されている。
  13. ^ a b 2012年以降
  14. ^ ラリー洞爺から移行。
  15. ^ SSは全て蘭越町
  16. ^ ラリー・イン・シリベシから移行。
  17. ^ Rally in Akaigawaの主催者が舞台を移して開催した[5]。2011年にARKラリー洞爺へ移行。
  18. ^ 1998年 - 2006年の名称は、KIRORO Traverse Kamuiminndara
  19. ^ 2013年まではモントレー in 渋川として開催され、渋川市がホストタウンとなっていた[6]
  20. ^ 一部グラベル
  21. ^ 2007年は、FMSC久留米 - 吉野ヶ里マウンテンラリーとして開催された。ホストタウンは福岡県久留米市
  22. ^ 2007年まではグラベル
  23. ^ JAF中部・近畿ラリー選手権併催
  24. ^ 2019年
  25. ^ 2012年から2018年まで
  26. ^ 名前の通り走行ペースのほか、コーナーの曲がり具合や進入速度、注意事項などが記載されている。
  27. ^ この際はシェイクダウン専用のコースを使用する。
  28. ^ 交通渋滞などで遅くなったもしくは早く着いてしまったなど、リエゾンで生じた誤差を正すのが目的。
  29. ^ 一定間隔で1台毎にスタートして区間タイムを競う。
  30. ^ 整備やセッティングなどの各種作業が許されるが制限時間がある。
  31. ^ 2019年から導入された新規定で、2018年までのRN(FIAグループN)とRR(FIAグループR1〜3)にグループR5車両を追加したもの。
  32. ^ 2014年から導入された新規定で、2006年1月1日以降のJAF登録車両が対象。ほぼノーマル状態の車両となる。
  33. ^ 2013年から導入された新規定で、ほぼノーマル状態の車両となる。
  34. ^ 例として、スバル・インプレッサWRX STI(2007年)は本来の排気量は1997.8ccだが、排気量換算は3396.3ccとなる。
  35. ^ AEは指定無し
  36. ^ AEは指定無し
  37. ^ ポイント数はWRCのパワーステージと同じだが、パワーステージは各DAYではなく、最終日の最終SSが対象。
  38. ^ 2WD車は従来の選手権にも参加可
  39. ^ アクシデントなどでクラスごとにSSなどの成立区間が異なる場合があった。
  40. ^ WRCを始めとする国際ラリーは基本的にSSラリーの為、それに特化したドライバーが生まれていくが、アベレージ・ラリーはCP (チェックポイントと呼ばれるタイム計測地点) 通過時の正確性が最重要項目であり、速さ以外の要素で勝敗が決まることも多く、SSの速さを競うラリーとは似て非なるものとなってしまったことから、駆動方式の統合と共に全てSSラリーに変更され、国際ラリーとほぼ同じ競技にする事となった。

出典






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「全日本ラリー選手権」の関連用語

全日本ラリー選手権のお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   
検索ランキング



全日本ラリー選手権のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの全日本ラリー選手権 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2020 Weblio RSS