個人情報の保護に関する法律 成立の経緯

個人情報の保護に関する法律

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/16 15:12 UTC 版)

個人情報の保護に関する法律(こじんじょうほうのほごにかんするほうりつ、英語: Act on the Protection of Personal Information[1])は、個人情報の有用性に配慮しつつ、個人の権利利益を保護することを目的とした個人情報の取扱いに関連する日本法律[2]。略称は個人情報保護法


注釈

  1. ^ 2017年(平成29年)5月30日以前は、5,000件以下の個人情報を扱う企業や者は対象外であった
  2. ^ この規定はメガバンクが相当な広範囲で個人情報を利用するという問題をはらんでいる。
    大蔵省に対する回答「一般に、銀行等と顧客との契約の約款において、個人情報を系列企業の商品販売に利用しないとは書いていないが、顧客から止めてほしい旨言われれば止めるようにしている」
    第4回個人情報保護検討部会議事要旨 1999年9月7日
  3. ^ ここでは、個人情報取扱事業者が、個人データの漏洩防止等のための安全管理措置義務(第20条)を怠って個人データを漏洩した場合をいう。
  4. ^ 通常は、個人情報取扱事業者が安全管理措置義務(第20条)を怠って個人データを漏洩し、もって当該データの個人情報が第三者に知られる可能性が生じた時点で、本人の精神的損害(慰謝料)は少なくとも認められうる。
  5. ^ この法律の規制が及ばないというわけではない。場合によっては、組織外への第三者への無断提供や、漏洩防止等のための安全管理措置義務は、規制の対象になりうる。本人の同意が必要になる場合があり、全員が同意しなかった場合に、「本人が同意しなかったという個人情報」自体が組織内で共有されてしまうとして、最初から作成しないということも起こり得る。

出典

  1. ^ 個人情報の保護に関する法律” [Act on the Protection of Personal Information]. 日本法令外国語訳データベースシステム. 法務省. 2023年1月19日閲覧。
  2. ^ 統計調査と個人情報保護 総務省
  3. ^ https://www.ppc.go.jp/files/pdf/personal_pamph27_caa.pdf
  4. ^ 基本的人権の保障に関する調査小委員会 (2003年). “衆憲資第28号 知る権利・アクセス権とプライバシー権に関する基礎的資料―情報公開法制・個人情報保護法制を含む―(平成15年5月15日の参考資料)” (PDF). 衆議院. pp. 77-78. 2016年8月31日閲覧。
  5. ^ 欧州議会 (1995年). “個人データ処理に係る個人の保護及び当該データの自由な移動に関する指令” (PDF). 2016年9月26日閲覧。
  6. ^ 石井, 曽我部 & 森 2021, p. 6.
  7. ^ 松尾 2017, p. 244.
  8. ^ a b 松尾 2017, p. 245.
  9. ^ 個人情報の保護に関する法律第16条2項”. e-Gov法令検索. デジタル庁. 2023年10月15日閲覧。
  10. ^ 中間整理 p.6.
  11. ^ a b “改正マイナンバー法成立=18年から預金口座に適用-年金との連結は延期”. 時事通信社. (2015年9月3日). http://www.jiji.com/jc/zc?k=201509/2015090300035&g=pol 2015年9月4日閲覧。 
  12. ^ a b “改正マイナンバー法成立=2018年から預金口座に適用-年金との連結は延期”. 産経新聞. (2015年9月3日). https://www.sankei.com/article/20150903-W45ULJOVMJJ4XAJRSDNTJKSDLY/ 2015年9月4日閲覧。 
  13. ^ a b c 河鐘基 (2017年10月19日). “ビッグデータの利活用、日本企業は「匿名化」問題を超えられるか”. Forbes Japan. 2017年10月30日閲覧。
  14. ^ 統計調査と個人情報保護”. 総務省統計局. 2022年7月23日閲覧。
  15. ^ 新潟県中越沖地震 「要援護者情報」伝わらず(産経新聞 7月19日13時30分配信)
  16. ^ 中越沖地震が教える過剰反応対策の必要性
  17. ^ 内閣府国民生活局個人情報保護推進室「個人情報保護法に関するよくある疑問と回答[リンク切れ]
  18. ^ OECD Guidelines on the Protection of Privacy and Transborder Flows of Personal Data
  19. ^ GDPR(EU一般データ保護規則)とは?日本企業が対応すべきポイントを考える
  20. ^ EUデータ保護規則(GDPR)
  21. ^ a b c d e f g 個人情報保護法制2000個問題について” (pdf). 内閣府. pp. 2-3 (2016年11月). 2020年6月23日閲覧。
  22. ^ a b c d e f g h 岡本正(銀座パートナーズ法律事務所 弁護士・法学博士) (2015年5月13日). “個人情報保護法制「2000個問題」って何?「自治体個人情報保護法」による解決を目指す”. Yahoo Japan. 2020年6月23日閲覧。






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