仏壇 サイズ表記

仏壇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/03 07:18 UTC 版)

サイズ表記

仏壇・仏具の寸法は尺貫法が基本になる。

金仏壇

仏壇の規模の表し方は金仏壇では「代(だい)」という単位が用いられる。これは中に掛けられる掛軸の大きさのことを指しており、これが3幅掛けられるだけの内のりがあることを示す。

例:50代…50代の掛軸が3枚掛けられるだけの内のりがある。

その際の掛軸とは、浄土真宗の本山から取り寄せた掛軸を指す(浄土真宗では本山から取り寄せた掛軸を祀る)。20代・30代・50代・70代・100代・120代・150代・200代がある。浄土真宗各派でサイズは多少異なるが仏壇サイズは同じで作られる。各産地により差異があるが具体的には、

例:30代…内のり約1尺4寸(約42cm)、50代…内のり約1尺6寸(約48cm)、70代…内のり約1尺8寸(約54cm)。

あくまで内のりであるので、同じ50代でも外寸法は異なる。「代」という単位は浄土真宗に基き、江戸時代における本尊のサイズごとの代価の名残であり、金仏壇と浄土真宗の繋がりの強さを感じさせる。中に入れるものの大きさが基準となっている、単位しては珍しい例。これの他に唐木仏壇と同様に外寸寸法表記を用いる地域も多い。

唐木仏壇

仏壇の規模の表し方は、高さ×戸幅の寸法が用いられる。戸幅とは、扉を閉めた時の扉部分の全体幅である。

例:43-18…高さ4尺3寸(約130cm)×戸幅1尺8寸(約54cm)

土地柄によっては戸幅が先で高さが後に表される所もある。あくまで戸幅であるので、同じ43-20でも全体幅・奥行きは異なる。

箪笥の上に置くような小型の仏壇の規模の表し方は、総丈を「(ごう)」もしくは「(たけ)」で表す。

例:18号…高さ1尺8寸(約54cm)、20号…高さ2尺(=20寸、約60cm)。

仏壇は「一」「一」「一」で数えられる。「基」は据え付けるという意味の助数詞。据え付けるというのは施主の家に納まるということであるので、生産段階、販売段階では「台」と「本」が主に使用される。展示本(台)数、生産本(台)数という。








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