亜種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/09 21:21 UTC 版)
特徴
地域的に隔絶した離島等で亜種が出現しやすい。例として、キツツキの一種であるアカゲラは日本全土に分布するが、離島を中心に数種の亜種が存在する。
亜種同士では交配が可能な場合があるため、既存の亜種が生息する地域に別の亜種を持ち込む場合は両者の交雑が起き、遺伝的多様性が変わってしまう。例として、淡水魚の一種であるバラタナゴはタイリクバラタナゴとニッポンバラタナゴの2亜種が知られるが、タイリクバラタナゴがニッポンバラタナゴの生息地に移入されたことで、交雑が発生し、遺伝的撹乱がおき、ニッポンバラタナゴの絶滅が危惧されるようになった。
脚注
参考文献
- 動物命名法国際審議会「国際動物命名規約」(PDF)、日本分類学会連合、1999年、2020年5月22日閲覧。
関連項目
注釈
出典
- ^ a b 『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』. “亜種”. コトバンク. 2020年5月22日閲覧。
- ^ a b 中根猛彦(cf. 日本の研究.com[1])、小学館『日本大百科全書(ニッポニカ)』. “亜種”. コトバンク. 2020年5月22日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k “亜種”. 英辞郎 on the WEB. アルク. 2020年5月22日閲覧。
- ^ a b c d “subspecies”. 英辞郎 on the WEB. アルク. 2020年5月22日閲覧。
- ^ a b “subsp.”. 英辞郎 on the WEB. アルク. 2020年5月22日閲覧。※用例として学名の記載多数あり。
- ^ a b “ssp.”. 英辞郎 on the WEB. アルク. 2020年5月22日閲覧。※用例として学名の記載多数あり。
- ^ a b c d e f g h i j “subspecific”. 英辞郎 on the WEB. アルク. 2020年5月22日閲覧。
- ^ a b ICZN (1999), p. 4.
- ^ a b c “Homo sapiens subsp. 'Denisova'”. NCBI taxonomy database. NCBI. 2020年5月22日閲覧。
- ^ “亜種”. コトバンク. 2020年5月22日閲覧。
- ^ 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “亜種”. コトバンク. 2020年5月22日閲覧。
亜種と同じ種類の言葉
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