久下村駅
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久下村駅 | |
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駅舎(2020年6月) | |
くげむら Kugemura | |
◄船町口 (2.5 km) (2.2 km) 谷川► | |
所在地 | 兵庫県丹波市山南町谷川字弓貫3[1] |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | I 加古川線 |
キロ程 | 46.3 km(加古川起点) |
電報略号 | クケ |
駅構造 | 地上駅[1] |
ホーム | 1面1線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
5人/日(降車客含まず) -2020年- |
開業年月日 | 1924年(大正13年)12月27日[1][2] |
備考 | 無人駅[1] |
歴史
昭和30年代までは近隣のパルプ工場の原料搬入や製品積み出しで賑わっていたが、貨物取扱廃止後に利用客が激減した。久下村駅の駅名は、山南町の元となった村名に由来する[1]。
年表
- 1924年(大正13年)12月27日[1]:播丹鉄道 野村駅(現在の西脇市駅) - 谷川駅間の開通と同時に開業[2]。旅客・貨物の取扱を開始[2][3]。
- 1943年(昭和18年)6月1日:播丹鉄道の国有化により鉄道省加古川線の駅となる[4]。
- 1973年(昭和48年)10月1日:貨物の取扱を廃止[2]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:無人化[5]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる[2]。
- 1990年(平成2年)6月1日:加古川鉄道部発足により、その管轄となる。
- 2009年(平成21年)7月1日:加古川鉄道部廃止に伴い神戸支社直轄へ変更され、加古川駅の被管理駅となる[6][7]。
- 2018年(平成30年)12月:利用者の減少に対応し、設備の適正化・効率的な維持管理のために駅舎の建替えを実施[8]。
駅構造
谷川方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)[1]。以前は相対式2面2線の、交換可能な駅であり、ホームの跡も残っているが、線路が剥がされた跡には架線柱が立っている。
自動券売機[1]・乗車駅証明書発行機・トイレ・公衆電話・コールセンターへの連絡用インターホンは設置されていない。駅舎からホームまでスロープがある。
2005年から地元のボランティアが貨物の引き込み線跡に花壇などを整備して美化に努めている[1]。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、218頁。ISBN 9784343006028。
- ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、241頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1925年1月15日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「鉄道省告示第120号」『官報』1943年5月25日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
- ^ 加古川鉄道部組織改正について(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2009年6月19日
- ^ “加古川鉄道部を7月1日付廃止 JR西日本神戸支社”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2009年6月25日)
- ^ “加古川線久下村駅シンプル化”. 一般社団法人 鉄道建築協会. 2022年3月5日閲覧。
- ^ 兵庫県統計書
- ^ 兵庫県統計書令和元年版
固有名詞の分類
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