中道とは? わかりやすく解説

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中道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/31 03:36 UTC 版)

仏教用語としての中道(ちゅうどう、: Madhyamā-pratipad[注釈 1], マディヤマー・プラティパッド[2]: Majjhimā-paṭipadā, マッジマー・パティパダー[3])は、2つのものの対立を離れていること[4]の二見、あるいは有・無の二辺を離れた不偏にして中正なる道のこと[4]中行[5]中路あるいは単にともいう[6]


注釈

  1. ^ : madhyamā-pratipat とも綴る[1]
  2. ^ 「二諦」に"空"や"仮"の解釈を与えるのは、天台宗が三観の中観や三諦の中諦の立場を説くときである[17][18][19]
  3. ^ See, e.g., Bodhi (2005), p. 315: "Several suttas hold up dependent origination as a 'teaching by the middle' (majjhena tathāgato dhamma deseti). It is a 'teaching by the middle' because it transcends two extreme views that polarize philosophical reflection on the human condition. One extreme, the metaphysical thesis of eternalism (sassatavāda), asserts that the core of human identity is an indestructible and eternal self, whether individual or universal [...] The other extreme, annihilationism (ucchedavāda), holds that at death the person is utterly annihilated.... Dependent origination offers a radically different perspective that transcends the two extremes. It shows that individual existence is constituted by a current of conditioned phenomena devoid of a metaphysical self yet continuing on from birth to birth as long as the causes that sustain it remain effective.
  4. ^ 「中論」という名称は、『中論』の約450偈のうちでこの1回だけ現れる「中道」の語に基づく[24]
  5. ^ 国訳一切経での書き下し文は、この前後を含めると次の通り:「第三に菩薩の淸浄大果報を明さんが爲の故に、是の止觀を説くとは、若し行、中道に違すれば、卽ち二邉の果報有り。若し行、中道に順ずれば、卽ち勝妙の果報有り。設ひ未だ分段を出でざるも、護る所の華報、亦七種の方便に異なる。況や真の果報をや。」[28]

出典

  1. ^ 岩波書店『岩波 仏教辞典 第二版』 714-715頁、春秋社『仏教・インド思想辞典』
  2. ^ 『仏教漢梵大辞典』 平川彰編纂 (霊友会) 73頁「中道」。
  3. ^ 『パーリ仏教辞典』 村上真完, 及川真介著 (春秋社) 和訳語索引 2375頁「中道」。
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m 中村元 『広説佛教語大辞典』中巻 東京書籍、2001年6月、1183頁。
  5. ^ 『漢訳対照梵和大辞典 増補改訂版』 鈴木学術財団 (山喜房仏書林)、1979年、995頁。
  6. ^ a b c d e f g h i j 総合仏教大辞典編集委員会 『総合仏教大辞典』 法蔵館、1988年1月、997-999頁。
  7. ^ a b B・B・ヴィディヤランカール、A・ヴィディヤランカール 『基本梵英和辞典 縮刷版』 東方出版、2011年5月、282頁。
  8. ^ मध्यमा (madhyamA) - Spoken Sanskrit Dictionary.
  9. ^ मध्यम (madhyama) - Spoken Sanskrit Dictionary.
  10. ^ a b c प्रतिपद् (pratipad) - Spoken Sanskrit Dictionary.
  11. ^ 山中元 『サンスクリット語 - 日本語単語帳』 国際語学社、2004年7月。
  12. ^ 荻原雲来 『漢訳対照梵和大辞典 増補改訂版』 鈴木学術財団 (山喜房仏書林)、1979年、833頁。
  13. ^ pratipad (行,正行,通行,現行,行迹,行跡;道,道跡,所行道;通;法;順)[12]
  14. ^ a b c 中村元ほか編 『岩波仏教辞典 第二版』 岩波書店、2002年10月、714-715頁の「中道」の項目。
  15. ^ a b c 総合佛教大辞典編集委員会 『総合佛教大辞典』 法蔵館、1988年1月、p.1118の「二辺」の項目。
  16. ^ 中道 - 創価学会 教学用語検索。
  17. ^ 中村元 『広説佛教語大辞典 上巻』  東京書籍、2001年6月、363頁の「假観」の項目。
  18. ^ 中村元 『広説佛教語大辞典 中巻』  東京書籍、2001年6月、1179頁の「中観」の項目。
  19. ^ 三諦, 中諦 - コトバンク。
  20. ^ a b c d e f 吹田隆道 『ブッダとは誰か』2013年。ISBN 978-4393135686 
  21. ^ 八正道・八聖道(はっしょうどう)とは - コトバンク”. 朝日新聞社. 2017年5月17日閲覧。
  22. ^ 長尾雅人・工藤成樹訳 『世界の名著 1 バラモン教典 原始仏典』 中央公論社、1969年5月、pp435-439の「二 初めての説法(相応部 五六・二)」
  23. ^ Harvey (2007), p. 58.
  24. ^ a b 中村元ほか(編) 『岩波仏教辞典』(第二版)岩波書店、2002年10月、704頁。 
  25. ^ 瑜伽行派(ゆがぎょうは)とは - コトバンク”. 朝日新聞社. 2017年5月17日閲覧。
  26. ^ 法相宗とは(教義について)-薬師寺公式サイト|Guide-Yakushiji Temple”. 薬師寺. 2017年5月12日閲覧。
  27. ^ 大正新脩大蔵経テキストデータベース 『摩訶止觀 (智顗説)』 (T1911_.46.0020a24: ~): 説是止觀者若行違中道即有二邊果報。若行順中道即有勝妙果報。
  28. ^ 岩野眞雄・編 『国訳一切経 和漢撰述部 諸宗部2』 大東出版社、1988年、74頁


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