中川亜紀子
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エピソード
- 歌手としてデビューした際には、自身がアイドル的な立場を持っていなかったことから事務所の社長に対して「なんで私なんですか?」「私が歌う意味って何ですか?」と問うた。2017年のムックのインタビューでは「今となっては『なんて贅沢なことを!』と思いますけど」と当時を反省している[14]。
- 『金田一少年の事件簿』の七瀬美雪役は、『金田一少年の事件簿』自体がドラマ性のある物語と言うことで、演劇部の頃を思い出して小劇場でやるような気持ちで台本を読んでいた[9]。
- デビュー前は声優に対する目標や憧れと言う段階を越えて、自分が大物声優たちと共演することが既定路線であるかのように妄想していたが、大役を次々と任されるうちに夢が叶ったという実感を覚える余裕がなくなっていったという[9]。
- CDデビューに関してはレコード会社間で争奪戦があったとも言われているが、本人は2017年の書籍で否定している[23]。
- 自身の曲でお気に入りなのは『太陽の少女インカちゃん』の『SUN』。本人は好きな理由について「歌いやすいのもありがたくて」と答えている[24]。作品として満足度が高いのは2枚目のアルバム『微笑みのSoldier』。このアルバムは自身が制作に大きく関わっており、作詞も5曲担当したため、本人もこのアルバムには思い入れがある[24]。
- 特撮ドラマ『ボイスラッガー』はハードスケジュールであることで思い出に残っており、スタッフも不眠不休で働いていたことを明かしている[25]。
- デビュー当初は仕事と言えば『マクロス7』のアフレコとラジオの出演がある程度であったにもかかわらず、雑誌にアイドル的に顔がでかでかと掲載されていることがあり、自分の仕事量とビジュアル露出の釣り合いが取れていないこと、"アイドル声優"と呼ばれることなどに疑問と葛藤があった[26]。
- 斉藤洋美がパーソナリティを務めていた『ラジオはアメリカン』のヘビーリスナーであり、自分もいつかはラジオ番組を行いたいと憧れていた[27]。
- 吉田小百合は同世代における親友であり、悩みを話し合えるような仲である。吉田とはKSSのゲームの仕事を一緒に行って意気投合し、2017年時点でも連絡を取り続けている[28]。
注釈
- ^ 詳しくは愛称の項目参照。
- ^ 最初、中川は東京の声優養成の専門学校を第一志望としていたが、東京で一人暮らしをしながら学校へ通うとなると経済面でも大変なので、あれやこれやとずいぶん悩み、大学の夜間部に行くという結論を出した。専門学校より経済的負担はかからないし、昼間バイトしたり声優になるための勉強も出来るとの結論だった。
- ^ 試験前、アフレコスタジオの休憩所でノートを広げて勉強に励む中川の姿が見られたこともあった。
- ^ 中川は、劇場版『オペラ座館殺人事件』の犯人役のオーディションを受けにいき、美雪役に抜擢された[9]。
- ^ 中川は高校時代、『フォーチュンクエスト』の愛読者だった。
- ^ アミューズメントメディア総合学院の前身的な存在である。LAMUSEでいっしょだった山口克子もここの卒業生である。中川は後に、アミューズメントメディア総合学院の講師を務めたこともある。
- ^ ちゅんぱいりゃんと読む。『あっことめぐのまじかるエッグへようこそ』内で用いられた。麻雀牌を小道具に占う、占い師という設定。
- ^ 井上喜久子命名。
- ^ 中川が子供のころ好きだったアニメ、『無敵ロボ トライダーG7』に由来する。
- ^ 『中川亜紀子LUCKY FARM』で自称。
- ^ かつての公式サイトであった『ふーん中川城かく1つ』、『天空の中川城』で自称。
- ^ 『VOiCE ANIMAGE』 vol.19(徳間書店刊)において対談が実現。樋口からドラムの簡単な手ほどきも受けた。
- ^ 実は当時中川が住んでいた青森では『赤い光弾ジリオン』の放映は無かった。初めて買った『アニメディア』(学習研究社刊)の表紙がJJであり、アニメ放映を見られぬまま思いを膨らました。ドラマ編のLPレコードを買って初めて声を聞いたときはすごく感動したという。アニメ放映を見ることはかなわなかったが中川にとって思い出の作品である[21]。
- ^ シビルの声優が中川であることは最後まで秘密とされ、エンディングクレジットでは「?」と表記されていた。
シリーズ一覧
出典
- ^ a b c d e “中川 亜紀子 - 株式会社コトリボイス”. コトリボイス. 2024年1月7日閲覧。
- ^ a b 中川亜紀子. “中川亜紀子さんのプロフィール ”. acopi.net. サイバーエージェント . 2019年9月29日閲覧。
- ^ a b “プロフィール”. acopi.net. 2014年8月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月29日閲覧。
- ^ 『宇宙船』vol.122 2008秋[復活3号](ホビージャパン刊)内のインタビューより。
- ^ 『オリコン・ウィーク The Ichiban』Vol.21 1999年3月29日号、オリコン、92頁
- ^ “声優学科|卒業生一覧”. アミューズメントメディア総合学院. 2024年1月7日閲覧。
- ^ 子供の頃、弟と熱心に見た『太陽戦隊サンバルカン』と、高校時代、偶然見て友人と熱中した『鳥人戦隊ジェットマン』は特に印象に残っているという。『宇宙船』vol.122 2008秋[復活3号](ホビージャパン刊)より。
- ^ 1998年度の『オリコンウィーク the ichiban』(オリコン刊)に短期集中連載された『微笑みのドキュメント』、『アニメディア』(学習研究社刊)1997年11月号の『Cotton Candy』より。
- ^ a b c 声優Premium vol.2 2017, p. 136.
- ^ コトリボイス [@kotorivoice_inc] (2020年3月31日). "【所属のお知らせ】". X(旧Twitter)より2020年4月2日閲覧。
- ^ 『声優グランプリ』2002年12月号(主婦の友社刊)のコラムで発表。
- ^ 声優Premium vol.2 2017, p. 134.
- ^ 1998年度の『オリコンウィーク the ichiban』(オリコン刊)に短期集中連載された『微笑みのドキュメント』より。
- ^ a b 声優Premium vol.2 2017, p. 135.
- ^ 「気持ちを伝えるってことではお芝居も歌も同じだって、気づいたんです。ミュージカルみたいに、歌い手の気持ちを音にのせればいいんだって。声を楽器的に使うんじゃなくて、声として使って、気持ちを開放すること。それがとても楽しいことだって、今さらながらに感じてます。」と語る。『UP to boy』(ワニブックス社刊)1997年11月号より。
- ^ 『hm3』第4号(音楽専科社刊)より。
- ^ 『hm3』第4号(音楽専科社刊)、1998年度の『オリコンウィーク the ichiban』(オリコン刊)に短期集中連載された『微笑みのドキュメント』より。
- ^ 「お勉強もさせていただいたけど、チャンスをもらえたのがすごく大きいです」と中川は語る。マクロス7CDシネマ2のブックレットより。
- ^ 『内藤寛のZigZagアンテ〜ナ』でリスナーから募集。
- ^ 『フォーチュンクッキー』でリスナーから募集。NAVIGATORに由来する。
- ^ 声優Premium vol.2 2017, p. 136-137.
- ^ 『TVステーション』 2009年3月7日号(ダイヤモンド社刊)の『VOICE! VOICE! voice!』より。
- ^ 声優Premium vol.2 2017, p. 137.
- ^ a b 声優Premium vol.2 2017, p. 139.
- ^ 声優Premium vol.2 2017, p. 139-140.
- ^ 声優Premium vol.2 2017, p. 141.
- ^ 声優Premium vol.2 2017, p. 142.
- ^ 声優Premium vol.2 2017, p. 145.
- ^ “マクロス7”. 株式会社 葦プロダクション 公式サイト. 葦プロダクション. 2022年11月26日閲覧。
- ^ “キャラクター/キャスト”. 金田一少年の事件簿. 東映アニメーション. 2017年3月9日閲覧。
- ^ “[金田一少年の事件簿]14年ぶり連続アニメで復活”. マイナビニュース. 2014年2月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月19日閲覧。
- ^ “スタッフ・キャスト”. 金田一少年の事件簿リターンズ. 東映アニメーション. 2017年3月9日閲覧。
- ^ “スタッフ・キャスト”. 金田一少年の事件簿リターンズ. 東映アニメーション. 2017年3月9日閲覧。
- ^ “キン肉マンⅡ世 マッスル人参争奪!超人大戦争|キャラクター/キャスト”. 東映アニメーション. 2022年7月24日閲覧。
- ^ “劇場版「ロックマンエグゼ 光と闇の遺産」スタッフ & キャスト”. 2023年5月5日閲覧。
- ^ “歴代55人のプリキュアが集結!15周年映画は「オールスターズメモリーズ」”. マイナビニュース (2018年6月17日). 2018年6月18日閲覧。
- ^ 『今春 劇場公開予定!短編自主制作アニメ映画「ケンダマスター拳」「#セカイが滅びる前にキミに会いたい」、2月28日(日)オンライン先行上映決定』(プレスリリース)スタジオ金魚色、2021年2月17日 。2021年6月15日閲覧。
- ^ “言霊乃使”. ブレイブソード×ブレイズソウル. 2015年3月16日閲覧。
- ^ “キャラクター”. 探偵撲滅. 日本一ソフトウェア. 2021年2月4日閲覧。
- ^ “Ikai credits (Windows, 2022)” (英語). MobyGames. 2023年7月19日閲覧。
- ^ “インディゴ7”. COSEN. 2022年2月28日閲覧。
- ^ デカイエロー、デカピンク、ボウケンイエロー、ボウケンピンク、ブルースワロー、ホワイトスワン
- ^ “Vシネ「ゴーオンジャー」ケガレシア役・及川奈央ら続投、神保悟志&神尾佑も参加”. 映画ナタリー. 2018年4月15日閲覧。
「中川亜紀子」の続きの解説一覧
- 1 中川亜紀子とは
- 2 中川亜紀子の概要
- 3 エピソード
- 4 出演
- 5 脚注
固有名詞の分類
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