世界超密着TV!ワレワレハ地球人ダ!! 小林周一ディレクターシリーズ

世界超密着TV!ワレワレハ地球人ダ!!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/18 08:18 UTC 版)

小林周一ディレクターシリーズ

呪いのドクロ

2001年2月16日から同年3月9日まで放送。全4話。

かつてスコットランドの港町を恐怖に陥れた「触ったら死ぬドクロ」。このドクロを発見して「触っても死なない」ことを証明しようとする大学教授に、日本から小林Dらが密着する。スネークハンター2と同時期に収録されており、小林は「木伏には負けたくない」と対抗意識を燃やしていた。

最終的にはドクロは実在したものの、「いたずら好きだった宿屋の主人(故人)による作り話だった」という結論で終わった。

登場人物

  • トム・マクドナルド - ドクロの謎を追う大学教授。ドクロの箱を開ける際には真っ先に逃げ出した。
  • ボブ・フレイザー - マクドナルドの助手を務める青年。
  • 小林周一 - ディレクター。
  • 小川紀子 - 音声担当。
  • 野坂和宏 - カメラマン。
  • ギャビン・リース - 現地コーディネーター。

地獄のカニ漁

2001年4月27日から同年5月25日まで放送。全4話。

「魔の海域」とも言われる極寒のベーリング海で「地雷の除去作業を抜いて世界一危険な職業に認定された」キングクラブ(タラバガニ)漁に挑む「パトリシア・リー号」の船員たちに、日本から小林Dらが密着する。ただでさえ危険な仕事場に、異国の取材陣が立ち入ることを快く思わない船員たちに船酔いやトラブルを起こして迷惑をかけ続ける日本人クルー。船員たちとの信頼関係を徐々に築いていくものの、副船長の負傷、小林Dの海中転落などの事件を経て、寄港地でついに「安全を保障できないから」として下船を勧められる。小林Dは船を降りる決断をする。

登場人物

  • 小林周一 - ディレクター。カキが大好物。生ガキを食べて食当たりを起こしたりと、様々なトラブルに見舞われた。
  • ウォン・チョイ - カメラマン。
  • 石原久嗣 - AD。AD歴は6か月で、ロケに出たのはこの企画が初めて。船員たちの獲ったカニを勝手に調理したりして日本人クルーとの間に諍いを作るなど数々の失態を犯すほか、小林が倒れた時には小林の代理として取材を任されたが、取材対象を自分では決められず小林にうんざりされ、無駄な取材を数時間にわたって行った[7]あげく翌日には「冷凍庫に超密着したいと思います」と言って冷凍庫に入り、船が揺れた際の衝撃で上げ蓋が閉まり2時間にわたって閉じ込められ死にかけた[8]など、無能ぶりを次々と露呈。企画終了後には和田アキ子から「あのまま乗っていっちゃったら石原が何やらかすか分からない」とまで言い切られた。
  • マーク・ライアン - 現地コーディネーター。小林の食当たりの原因をカキであると推測した。
  • ジェフ・デイビス - パトリシア・リー号 (Patricia Lee) 船長。5年前魔の海域で2人の親友を亡くした経験を持つ。仕事には命を懸けている。
  • J.R. - パトリシア・リー号の副長。甲板で働く漁師たちのまとめ役であり、当初は日本人クルーを邪魔者扱いしていたが、最後には色々と楽しかったと小林たちを認めた。
  • ジム - パトリシア・リー号の漁師。

アニマルファンタジー

2001年8月10日と同年9月7日に放送。全2話。

「地獄のカニ漁」の小林D・AD石原のコンビが、オーストラリア北部のクイーンズランドの奥地で2メートル30センチの巨大カンガルー捕獲を目指す動物学者・ブレンダンに密着。「地獄のカニ漁」を通じて無能さとトラブルメーカーぶりに磨きがかかった石原は、この企画においても夜行性動物の観察中にカメラのフラッシュを焚いてブレンダンを怒らせる[9]、崖から転落する[10]、車の窓からタバコをポイ捨てしてブレンダンに「拾え!」と激怒されるなど、数々のトラブルを引き起こした。

1メートル80センチのカンガルーを捕獲できたものの、番組自体が終了したことで企画も目標達成には至らないまま終了した。この企画で巨大カンガルーのスタンドポップが作成され、それを見たコメンテーターたちは「怖い」と恐れ慄いた。また、AD石原によって現地のモグラゴキブリとオオヤスデがおみやげとして持ち帰られ[11]、コメンテーターたちを恐怖のどん底に陥れた。

BGMには『ジュラシック・パーク』のテーマが多用されていた。

登場人物

  • 小林周一 - ディレクター。襟巻を広げて走るエリマキトカゲを撮影したいと言い出してブレンダンに拒否[12]されたり、ウォンバットに襲われて怯えたりと、悪い意味での都会人ぶりが目立った。
  • ブレンダン・ライアン - 超巨大カンガルーを研究のため[13]に捕獲しようとする動物学者。野生動物保護活動を行っている。自然破壊は絶対許さない性格で、数々の愚行を重ねながらも反省どころか周囲にさらなる迷惑をかけまくる石原を蛇蝎の如く嫌った。
  • 石原久嗣 - AD歴8か月。天性の大トラブルメーカーにして無能の馬鹿。この旅において動物好きであることが判明。その味覚・感覚は常人とは大きく異なっており、昆虫食[14]マツカサトカゲの鱗の触感[15]もモグラゴキブリ[16]にもまったく動じない。オスのエミューにメスと間違われて交尾されるという経験をした。ただ、ブレンダンを激怒させるほどの愚行を次々と重ねておきながら反省一つせず、それどころか周囲にさらなる迷惑をかけまくるという学習能力の無さが新たに露呈した。
  • マシュー・ブラウン - 現地コーディネーター。
  • イアン・ミラー - ブレンダンの親友。ケアンズ近郊の国立公園でレンジャーをしている。

  1. ^ インドニシキヘビより大型になり、性質は獰猛かつ攻撃的。
  2. ^ 体長18メートルの個体も報告されている。クロコダイルジャガーさえも締め殺すほどに危険。人間を捕食した例もある。
  3. ^ 「食った食ったよ足食った!」と叫ぶほどに食い付かれたが、足の切断や粉砕といった重傷には至らなかった。
  4. ^ 2001年6月15日、第2回。亡父の遺言によって動物園を相続しており、父の供養のため動物園を再建することを決意し参加した。
  5. ^ 夜の泥川で大型種のアナコンダに遭遇し「出ちゃう出ちゃうよ、内臓出ちゃうよ〜」「内臓出るー」と悲鳴を上げるほどに締めつけられて肋骨を亀裂骨折し、さらに傷口から感染症にかかり、現場で傷口を焼いて応急手当を施した後入院した。入院した際、ディレクターは次に負傷した場合の企画終了を宣告した。木伏は締めつけられながらも映像はしっかりと撮影していた。
  6. ^ しかもプロデューサーは悪びれもせずに淡々と話を続け、最後には「2日後の飛行機で帰ってきてね。でないと間に合わないから。じゃ、よろしくー」と一方的に切った。
  7. ^ ロープを撮影してカメラマンに「もっと絵になるものを取った方がいいよ」とアドバイスされ、船員のアップを撮ろうとしたものの接近し過ぎて気持ち悪がられ「失せろ」と追い払われ、作業風景を撮影することを諦めて風景の撮影に切り替えた後は実景の撮影で60分テープを4本も無駄にした。
  8. ^ 無能ではあったが体は頑丈(健啖さでは小林に劣る)で、口髭と眼鏡が凍結しただけで凍傷などの後遺症もなく無事に生還したが、後日髪の一部が白髪になっていた。
  9. ^ 小林からは「お前何しに来てんの?」「アシストになってねーじゃねーかよ、自殺点じゃねーかよ」と怒られ、スタジオの和田アキ子からは呆れられつつ反面教師の見本のように言われた。
  10. ^ 眼鏡が大破しただけで本人は無傷だった。
  11. ^ 披露時には「AD石原恐怖のおみやげ」のワイプが入った。
  12. ^ 襟巻を広げて走らせるには強いストレスを与えなければならない。無理に走らせると死んでしまうこともある。かつてのエリマキトカゲブームの際に、日本人観光客が無理に走らせて死なせたこともスタジオで語られた。
  13. ^ 甥に手術を受けさせるためという個人的な事情もあった。
  14. ^ ボクトウガの幼虫を食し、スタジオの観客とコメンテーターから悲鳴を上げられた。ブレンダンから渡された際には一瞬逡巡を見せたものの、食後にはおいしいと発言。ナレーターにさえ「それにしても、この汚い食べ方、なんとかならなかったのだろうか」と呆れられた。
  15. ^ マツカサトカゲ発見時にはツチノコだと大騒ぎし、ブレンダンにトカゲであると説明されても納得しなかった。しかし、トカゲそのものは気に入った。
  16. ^ ブレンダンからモグラゴキブリを手渡され、手で橋を作ってその上を歩かせて遊んでいた。
  17. ^ 最終的にクビになり、最終回スペシャルにも呼ばれなかったが、本項目では職位はディレクターとして表記する。






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