三内丸山遺跡 遺跡整備の方針

三内丸山遺跡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/17 06:30 UTC 版)

遺跡整備の方針

1998年に遺跡整備の基本計画が取りまとめられ、遺跡整備の基本方針として以下の点が掲げられた。

  • 保存を検討しながら実物遺構を公開展示する。
  • 建物の復元だけでなく、植生も復元する。
  • 縄文時代を体験・体感できるような企画性に富んだ遺跡の活用をする。
  • 見学者が憩い楽しめるような環境作りと、充実した各種サービスを提供できる場とする。
  • 継続的な調査・研究を行い、縄文文化研究の拠点となる施設と体制を整備する。
  • 保存・活用の計画を段階的に推進する。

縄文時遊館

遺跡の南側にある車寄せと遺跡の間に縄文時遊館が設けられており、縄文時遊館を通って遺跡に入る形となっている。縄文時遊館には遺跡の発掘品の一部が展示されているほか、土産物店、トイレなどの設備が設けられている。

「観光施設」としての遺跡と有料化

縄文時遊館入口
縄文時遊館庭園
縄文時遊館内部

近年、三内丸山遺跡は「縄文時遊館」などの建設などで設備が整った。しかしその一方、遺跡の整備は進んだが、公園化されてしまって、遺跡としての感じが薄れてしまったという意見もある。[要出典]有料化構想が出た際は「六本柱の横に白いドームがある状態など、とても縄文のたたずまいとは言えない」として反対論が噴出したりもした[8]。見学の有料化は一時断念されたものの、2019年4月から遺跡と時遊館を「三内丸山遺跡センター」として、有料化されることになった[9]

東北新幹線の「三内丸山高架橋」が敷地に隣接しており、2010年12月4日の開業後は車内から遺跡を見渡せるようになった。橋の設計に当たっては景観を損なわないよう配慮された[10]

年間イベント

  • 縄文春祭り:平成26年5月3日~5月6日 三内丸山遺跡/縄文時遊館
  • 縄文夏祭り:平成26年8月9日・10日、8月16日・17日 三内丸山遺跡/縄文時遊館
  • 縄文秋祭り:平成26年10月25日・26日 三内丸山遺跡/縄文時遊館
  • 縄文冬祭り:平成29年2月11日・12日 三内丸山遺跡/縄文時遊館

アクセス




  1. ^ 特別史跡 三内丸山遺跡 施設のご案内(2018年11月27日閲覧)。
  2. ^ 齋藤隆一「三内丸山遺跡と「和田家文書」」 安本美典三上喜孝編集『季刊 邪馬台国』第56号 梓書院 1995年 P.196~205
  3. ^ 村越潔「青森県の黎明」16-17ページ(長谷川成一・村越潔・小口雅史・斎藤利男・小岩信竹『青森県の歴史』山川出版社 2002年3月)
  4. ^ 自壊する考古学・成長しない集落論 佐々木藤雄
  5. ^ 中国北方新石器文化研究の新展開【詳細報告】「東北アジアにおける先史文化の交流」 王 巍(中国社会科学院考古研究所・副所長)
  6. ^ ウサギの日本文化史』(p298)より。
  7. ^ 村越潔「青森県の黎明」16ページ(長谷川成一・村越潔・小口雅史・斎藤利男・小岩信竹『青森県の歴史』山川出版社 2002年3月
  8. ^ 三内丸山遺跡 県が有料化構想/賛成、反対…検討懇話会で議論百出東奥日報
  9. ^ 青森県のお知らせ 平成31年4月「三内丸山遺跡センター」オープンに伴う有料化のおしらせ|三内丸山遺跡北海道・北東北の縄文遺跡群ホームページ(2018年11月27日閲覧)。
  10. ^ 完成工事レポート:東北新幹線 三内丸山架道橋錢高組
  11. ^ 《新幹線開業対策事業》 平成22年度当初予算(案)の概要 (PDF) - 青森市ホームページ(3ページ目の「新青森駅周辺の道路網の整備」に路線名の記載あり)


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