丁銀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/15 02:26 UTC 版)
江戸時代に鋳造された丁銀
括弧内は発行年、鋳造量、銀含有率(規定)。鋳造量には豆板銀を含む[46][49][50][51]。
日本国内一般流通用
- 慶長丁銀(慶長6年7月(1601年)、1,200,000貫(推定値)、80%)
- 元禄丁銀(元禄8年9月(1695年)、405,850貫余、64%)
- 宝永二ツ宝丁銀(宝永3年7月(1706年)、278,130貫余、50%)
- 宝永永字丁銀(宝永7年3月(1710年)、5,836貫余、40%)
- 宝永三ツ宝丁銀(宝永7年4月(1710年)、370,487貫余、32%)
- 宝永四ツ宝丁銀(正徳元年8月(1711年)、401,240貫余、20%)
- 享保丁銀(正徳丁銀)(正徳4年8月(1714年)、331,420貫余、80%)
- 元文丁銀(元文元年6月(1736年)、525,465貫900匁、46%)
- 文政丁銀(文政3年5月(1820年)、224,981貫900匁、36%)
- 天保丁銀(天保8年11月(1837年)、182,108貫、26%)
- 安政丁銀(安政6年12月(1859年)、102,907貫、13%〔ママ〕14%)
慶長銀 | (1601年) | |
元字銀 | (1695年) | |
二ツ宝銀 | (1706年) | |
永字銀 | (1710年) | |
三ツ宝銀 | (1710年) | |
四ツ宝銀 | (1711年) | |
正徳銀 | (1714年) | |
文字銀 | (1736年) | |
新文字銀 | (1820年) | |
保字銀 | (1837年) | |
政字銀 | (1859年) |
貿易取引、異国被下銀
注釈
- ^ 実際にはその範囲からやや外れたものも見られるが、20匁(74.6g)を切る小型のものや、60匁(223.8g)を超える大型のものは極めて稀である。
- ^ 当時の精錬技術で最上級の純銀とされる南鐐あるいは花降銀。
- ^ 名目上の額面の総額は増加しても、実質上の純銀総使用量は左程増加していない。
- ^ 「一割二歩引ヶ」など銀座関係文書の記録に基く品位であり、分析品位ではない。
出典
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- ^ 三上(1996), p86.
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- ^ 田谷(1963), p124.
- ^ 田谷(1963), p124-143.
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- ^ a b 久光(1976), p159.
- ^ 三上(1996), p230-246.
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- ^ 鹿野嘉昭, 〔書評〕藤本隆士『近世匁銭の研究』吉川弘文館、2014年
- ^ 瀧澤・西脇(1999), p154-155.
- ^ a b 大蔵省(1875).
- ^ 青山(1982), p75-77, 86-87.
- ^ 『輝きふたたび 石見銀山展』 島根県立古代出雲歴史博物館 石見銀山資料館、2007年
- ^ 田谷(1963), p41, 170, 269, 287, 388, 402, 443.
- ^ 佐藤治左衛門 『貨幣秘録』 1843年
- ^ 勝海舟 『吹塵録』 1887年
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