ヴェネツィア派 素描の特徴

ヴェネツィア派

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/03 07:51 UTC 版)

素描の特徴

ヴェネツィアでは他のイタリア諸国と比べて、素描が重視される割合が少なかった[18][19]。そのため大部分のヴェネツィア派によるデッサンは、今日の巨大な美術館でも残っていないことが多い[18]。特定の絵画の準備制作に捕らわれないヴェネツィア派は、最初からキャンヴァスに油彩具で描くこともあるが、素描するケースも存在する。その際は絵画的効果を追求することに特化しており[20]、砕けた形状や陰影と明暗、詳細より場の空気を描くことに重点を置いている[21]。 具体例として取り上げられるものを以下に列挙する。

灰色を帯びた青く染めた紙
ヴェネツィアの製図師たちによって一般化された[21]。前述した効果に適応している[21]。これによってペンとインクとブラシによる詳細なデッサンが描かれるようになった[21]
木炭
白と黒のチョーク
紙より後に受け入れられ、特に黒いチョークは幅広い表現力と陰影の強度が表現できるようになった[21]

建築の特徴

10-11世紀にヴェネツィアでは、地階(一階)に商品の保管庫と商業設備、上階(必要であれば中二階と主要となる二階)に家族、使用人の居住機能を持つ建築構造が明確となった。これらは古代ローマの別荘建築やビザンティン帝国の伝統的な形式に由来する[22]。これは9世紀初頭から建造が始まった[22]サン・マルコ聖堂でも見られ、北イタリアの聖堂プランに見られるバシリカ式かラテン十字形という一般論とは異なり、ビザンティン建築の形式を直接受け継いだギリシア十字形を採用している。これはコンスタンティノープルの聖使徒聖堂をモデルとしてギリシア人建築家によって建造されたからである[23]。この形式は、長い期間根本的な構造の変化がなかった。その上家の中は木の壁と叩いた土の床から成るという、貧弱かつ不安定な土台であった[22]。13-15世紀はゴシック建築を組み替えた独特の建築が成立した。以下に特徴を記載する。

  • 尖頭系の窓
  • 空中回廊
  • 白い大理石の外階段
  • 井戸のある中庭

後の時代に建築物を建てる空間が残らず、16-18世紀は既存の建物の再建、改築、改修などが行われるようになった[22]

彫刻の特徴









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