ワンセグ マルチ編成

ワンセグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/27 18:27 UTC 版)

マルチ編成

通常のテレビ放送と同様に、ワンセグによるマルチ編成も、ストリームレベルの多重化により可能である。2007年11月16日東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)はワンセグによるマルチ編成の実験に成功したと発表し[5][6]翌2008年6月23日にワンセグによるマルチ編成「ワンセグ2サービス」を開始した[7][8][9]。なお「ワンセグ2サービス」も「NHKワンセグ2」と同様に放送局が名付けた呼称である。

通常のテレビ放送ではマルチ編成が3分割できるのに対し、ワンセグでは2分割しかできない。なお、TOKYO MXでは通常のデジタル放送でも2分割放送までしか行っていないため、通常のテレビ放送と同内容でのマルチ編成が可能である。

また、民放で最後発のワンセグ開始となる奈良テレビ放送は開始当初から2016年3月31日まで、全時間帯でのマルチ編成を実施していた。片方のチャンネルで地デジとアナログ放送のサイマル放送、もう片方では地デジ・アナログ向け番組を放送時間をずらして放送するほかワンセグ独自の番組を放送し全く別編成のチャンネルとなっている。固定テレビとワンセグを全時間帯でマルチ編成を行なう局は奈良テレビが初めてとなる[10]

2019年10月22日には南海放送も民放5大系列で初のワンセグ2サービスを開始したが、同局では「ワンセグ2サービス」ではなく「第2ワンセグ放送サービス」を名乗る。

開局状況

本放送開始前の2006年2月に都営地下鉄地下鉄構内での再送信による受信の実験が行われた。

4月1日に、同日までに地上デジタル放送が始まっている地域の放送区域で本放送が開始された。ただし移動体端末での受信のため路上・屋内など地上10m未満の高さで受信する場合、放送区域内でも電界強度が弱い場合は受信できない。

12月1日には各都道府県のNHK民放全局で地上デジタルテレビジョン放送が開始されたことに伴い、ワンセグ放送を行う放送局も全国に拡大した。ただし、放送大学は2018年10月30日の廃局[11]までワンセグ放送を実施しなかった。

遊園地博物館大学などで狭小な地域を対象とするエリア放送もある。 羽田空港などで実験が数例行われた後、2011年4月に総務省が「ホワイトスペース特区」を認定[12]して一部地域にてエリア限定型ワンセグ放送の研究開発や実証実験を行った。 これらの結果を受け2012年4月には、エリア放送が制度化[13]され、地上一般放送局として免許されることとなった。

なお、エリア放送は12セグメント放送でも免許され、六本木ヒルズ南相馬チャンネルではサイマル放送を行っている。

ワンセグ用データ放送

ワンセグでは一般のテレビと同じ番組に加え、各テレビ局が番組を楽しむためにワンセグ専用に制作したデータ放送コンテンツも利用できるため、放送局がそれぞれの特色を活かした展開を図っている。

ワンセグ専用データ放送には「放送と通信の連携機能」が数多く用意されていることからデータ放送に対しては携帯電話事業者各社からもまた次世代のモバイル関連ビジネス活性化の観点からも各所から期待されており、今後テレビ各局による更なる活性化が予測される。

データ放送を含めたコンテンツ製作で、日本テレビはモバイルコンテンツフォーラムが主催するモバイルプロジェクトアワード2006や2006年グッドデザイン賞も受賞している。リクルートNTTドコモとの連携も行っている。

ワンセグ用データ放送には、BML Cプロファイルが用いられている。このプロファイルはBSデジタル放送や地上デジタル放送のAプロファイルとは異なる機能が追加されており、上記の「放送と通信の連携機能」が実現されている。




注釈

  1. ^ いずれも通常の地上デジタル放送とは別の設定により同時にワンセグ録画をしたものを転送する。ほとんどは本来のワンセグ放送そのものの録画ではない。

出典

  1. ^ 5時間独立スペシャル (PDF)テレビ朝日
    ワンセグ専用番組放送(ワンセグ独立放送)山陽放送
  2. ^ 配信されている番組は南関東(埼玉県・東京都・千葉県・神奈川県)向けの番組となる。
  3. ^ 局名告知もワンセグでは、仙台局のものを放送していた。
  4. ^ NHKオンライン 平成22年度国内放送番組編成計画について - PDFファイル。
  5. ^ ワンセグでマルチch編成の実証実験に成功、文化通信.COM
  6. ^ MXテレビがワンセグマルチ放送実験成功日刊スポーツ2007年11月16日
  7. ^ 2008年6月23日、ワンセグにもう一つチャンネルが増えますTOKYO MX2008年6月20日[リンク切れ]
  8. ^ TOKYO MX週間番組表 TOKYO MX
  9. ^ 東京MX、ワンセグで2チャンネル放送・周波数2分割日本経済新聞、2008年5月21日
  10. ^ 最後のワンセグ未実施局・奈良テレビ、マルチch編成で12月開始、文化通信 2009年10月5日
  11. ^ 大学からのお知らせ”. 放送大学. 2018年11月9日閲覧。
  12. ^ 「ホワイトスペース特区」の決定 総務省報道資料 2011年4月8日
  13. ^ 平成24年総務省令第23号による放送法施行規則改正
  14. ^ ペルーが地デジで日本方式導入を決定 MSN産経ニュース 2009年4月24日
  15. ^ 佐伯真也「ケータイに始まりあらゆる機器へ 小型化、低消費電力化を追求」 日経エレクトロニクス 2008年11月17日号 85-90頁
  16. ^ a b c {{Cite web|url=https://this.kiji.is/478483232960758881?c=39546741839462401%7Ctitle=ワンセグ、NHK受信料は義務%7Caccessdate=2019年3月14日%7Cpublisher=共同通信}}
  17. ^ NHKの概要、受信料体系の現状について、16ページ (PDF)
  18. ^ a b “ワンセグ携帯所有者はNHK受信料不要、さいたま地裁判決”. 弁護士ドットコム. (2016年8月26日). https://www.bengo4.com/internet/n_5038 2016年11月18日閲覧。 
  19. ^ “ワンセグのNHK受信料「契約義務あり」ユーザー逆転敗訴、東京高裁で3連敗”. 弁護士ドットコム. (2018年3月26日). https://www.bengo4.com/internet/n_7619/ 2018年5月9日閲覧。 
  20. ^ “ワンセグ携帯「受信契約は義務」=NHK側が逆転勝訴-東京高裁”. 時事通信. (2018年3月26日). https://www.jiji.com/jc/article?k=2018032600102&g=soc 2018年5月9日閲覧。 
  21. ^ “カーナビでワンセグ受信、NHKと契約義務 初の判決”. 朝日新聞. (2019年5月15日). https://www.asahi.com/articles/ASM5H5S15M5HUTIL040.html 2020年6月26日閲覧。 
  22. ^ ただし、「ワンセグ」は録画対応が可能な機種がある。




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