ワンオペ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/06 22:07 UTC 版)
2014年に牛丼店「すき家」の全国の店舗の大半で、ワンオペによる深夜の労働体系が敷かれていたことが発覚[1]。この牛丼チェーンの労働体系を指した「ワンオペ」という言葉が同年に話題となった[2]。一例として、ある大学生はメディアのインタビューに対し、ワンオペの影響で9時間にわたり休憩をとらないまま1人勤務に就いたとの経験を告白した[3]。また従業員に対するアンケートによれば、「回転(24時間以上の連続勤務を週数日間連続でこなしてしまう)により、居眠り運転による事故を起こした」「年末に親に会い、20㎏もやせてみていられない。やめてくれと頼まれた」などといった意見が寄せられ、中には月あたり500時間以上勤務したという事例や、2週間以上も自宅に帰ることができなかったという人もいたとされる[4]。
- ^ a b すき家が深夜営業中止 全体の6割、1167店で(サンケイスポーツ、2014年9月30日付、2015年2月11日閲覧)
- ^ a b “流行語になった背景は?「ワンオペ育児」藤田結子教授に聞く実態”. kufura(クフラ)小学館公式. 2024年3月2日閲覧。
- ^ すき家バイト「ワンオペ体験」告白 「調理方法が分からずヤフー知恵袋で調べた」(弁護士ドットコム、2014年10月15日付、2015年2月11日閲覧)
- ^ 「20キロ痩せた」「24時間連続勤務」…すき家元社員が明かした勤務実態(サンケイスポーツ、2014年8月2日付、2015年2月11日閲覧)
- ^ すき家、深夜営業を再開へ…人手確保にめど(サンケイスポーツ2015年1月23日 2月11日閲覧)
- ^ “すき家「ワンオペ」中に女性店員死亡 再発防止へ早朝時間帯も複数勤務体制に移行”. 日刊スポーツ (2022年6月2日). 2022年6月2日閲覧。
- ^ “年収840万円夫婦が家事代行を使うのは悪か”. 東洋経済オンライン (2018年5月13日). 2024年3月2日閲覧。
- ^ “共働きFPが実際に使っている家事代行サービスって? 利用しないと「損」な理由を徹底解説 - with class -講談社公式- 家族の時間をもっと楽しく”. with class (2022年1月12日). 2024年3月2日閲覧。
- 1 ワンオペとは
- 2 ワンオペの概要
- ワンオペのページへのリンク