ローラーチェーン 応用技術

ローラーチェーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/05 14:00 UTC 版)

応用技術

バーリンクチェーン英語版(Bar-link chain)
自転車用ブロックチェーン
ブロックアンドバーチェーンあるいはブロックチェーンともいう。8の字型のブロック(バー)と2枚のプレートを交互に接続した古い形式のチェーン。初期の自転車に採用された。構造が単純だが、ローラチェーンに比べて歯の間隔が広く、歯1本あたりに加わる荷重が大きくなるためスプロケットを厚くしなければならず重量的に不利で外装変速機にも適用は難しい。
ブッシュドチェーン(: bushed chain
ローラーチェーンからローラーを取り去ったチェーンで、強度に比して軽量である[2]
ラダーチェーン
曲げた針金を組み合わせただけの簡便なチェーン。低トルク動力伝達用。模型などで用いられる。 
サイレントチェーン(: silent chain
2個のツメを持つプレートを幾層にも重ねて個々のリンクを構成し、隣のリンクとはプレートを互い違いに重ねてピンで結合したチェーン[3]。プレートに設けられたツメでスプロケットとかみ合い[4]、スプロケットとのかみ合い隙間が小さいため騒音を抑えることができる[3]。負荷に応じて幅は数ミリから数センチのものがあり、強度のほとんどをピンの表面硬度に依存する。 プレートの2個のツメが内側で歯型を成しており、歯車状のスプロケットに直接かみ合うことで動力を伝達する。ローラーやブッシュを持たないため軸間のピッチを小さくできる。欠点はチェーンピッチと噛み合いピッチが離れているために摩擦抵抗が大きいことである。
ハイボチェーン(: hi-vo chain
サイレントチェーンの一種で、2分割されたピン同士が屈曲時に転がる機構によって屈曲抵抗を標準タイプのサイレントチェーンよりも低減できる。屈曲抵抗が小さいため弦振動が高次元にまで波及することから、弦振動を抑える「ばねリンク」が挿入されていることが多い。ハイボ(Hi-Vo)は"High Velocity"(高速)を意味し、「ハイボチェーン」はボルグワーナー・モールステック社の商標である。ピン同士が転がる面が異物を積極的に噛みこんでしまう構造のため、自動車用途においては当初目論んでいたタイミングチェーンには用いられず、専らATTESA E-TSなど、四輪駆動自動車のトランスファーなどに用いられる[5]



  1. ^ a b c ローラチェーンの構造”. 株式会社江沼チヱン製作所. 2015年9月30日閲覧。
  2. ^ ブシュドチェーン”. 片山チエン株式会社. 2015年10月23日閲覧。
  3. ^ a b 三省堂 大辞林
  4. ^ 三栄書房 大車林
  5. ^ タイミングチェーンを潤滑するエンジンオイルは、その清浄作用により、シリンダー内壁やピストン内側を潤滑した際に燃焼に伴うカーボン粒を含み、ハイボチェーンに対し異物となる。トランスミッションやトランスファーを潤滑するオイルは、エンジン燃焼部分を潤滑しないため浮遊異物を含みにくい。


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