ロンリープラネット ロンリープラネットの概要

ロンリープラネット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 02:04 UTC 版)

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1973年に、ロンリープラネット創業者であるトニー・ウィーラー夫婦新婚旅行であったユーラシア大陸横断の旅を記した「Across Asia on the Cheap」が最初のガイドブック。2004年現在、118の地域で650タイトルを数え、英語による旅行ガイドブックのシェアは25 %で、世界一

概要

ロンリープラネットの本部 (オーストラリア・ビクトリア州

650のタイトルを数え、それぞれの国、地域別の出版となっている。シリーズのタイトルには「南極」やユーラシア大陸横断者向けの「イスタンブールからカトマンズ」なども存在する。

英語のほかに、フランス語ドイツ語日本語朝鮮語版など15言語版が存在する。日本語版は1990年からマガジンハウス2003年からメディアファクトリーにより再度出版されている。

2006年現在、事務所は、オーストラリアメルボルン(事実上の本社)・アメリカ合衆国オークランドイギリスロンドンにあり、従業員は400人を超える。

ガイドブックの他に、写真集や旅行用の会話集なども出版。またテレビ番組として Lonely Planet TV がある。

名前の由来

ガイドブックのタイトルであり、かつ社名ともなっている "Lonely Planet" という名称は、マシュー・ムーアの歌で、ジョー・コッカーが "Mad Dog & Englishmen" というロックンロールコンサートフィルムの中で歌っていた、「スペース・キャプテン英語版」という歌詞の一節に由来する。

ガイドブックの創始者であるウィーラー夫妻が、いくつもの候補を並べてイタリアンレストランスパゲッティを食べながら、これから世に出そうとしている旅行ガイドブックの名前をあれこれ考えていたとき、トニーが何気なく「スペース・キャプテン」を口ずさんでいたが、そのとき歌の一節である "Once while travelling across the sky, this lovely planet caught my eye" という行にある "lovely planet" の部分を "lonely planet" と間違えて歌っていた。

そのことをモーリーンに指摘されて、いつもその部分を間違えて歌っていたことに気づくが、同時に "lonely planet" の方が、個人的には "lovely planet" よりずっと響きがよいと感じた。誰もが一度聞いたら忘れない名前、ということで、結局この "lonely planet" を、これから出版する旅行ガイドブックのタイトルとすることに落ち着いたのだった[1]

編集方針の特徴

ロンリープラネットのガイドブックは、『マレー』を始めとするヨーロッパ伝統的なガイドブックと同じく、旅の風景写真は数えるほどのみで、ガイドブックの内容の殆どが、文字情報により占められる。

記載内容は、その国や地域の歴史文化気候言語などの基本情報が充実している。地図も簡素である。これらに加えて、あらゆる移動手段、ヒッチハイクの状況も含み、ドミトリーユースホステルなどの安宿・キャンプなど、個人旅行のための情報提供も充実している点が、本書の大きな特徴となっている。

また書籍版には、一切の広告タイアップ記事は存在しない。執筆者は、現地在住者や該当地域を旅する者が、複数人で共同執筆を行う。執筆者は、ツアー会社ホテルレストランなどから、便宜や賄賂を受け取った場合には解雇の対象となる。これは利用者に正確な情報を提供し利益相反を排するため、会社創設以来の方針に基づいている。ただし、インターネット版ロンリープラネットに関しては、特定の条件の下に広告が掲載されている。


  1. ^ p.42. Once while travelling The Lonely Planet Story, Tony & Maureen Wheeler, Penguin Viking, 2005 ISBN 0-670-02847-9


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