ロック (音楽) ハードロックとグラム・ロック

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ロック (音楽)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/20 08:23 UTC 版)

ハードロックとグラム・ロック

ハード・ロックの有名バンドとして活動したレッド・ツェッペリン[15]

1960年代末にレッド・ツェッペリンクリームなどが登場し、ブルースをよりロック的に演奏することに重点を置くようになった。エレクトリックギターエフェクター類の発展や、大音量の出せるPA等も、これらの新しいサウンドを支えた。そしてビートルズ(曲「ヘルタースケルター」)、ジミ・ヘンドリクス、クリーム、キンクスなどをルーツしたハードロック[16]が登場した。ディープ・パープル、レッド・ツェッペリンは1970年代前半に商業的成功を収めたハード・ロックとなった。グランド・ファンク・レイルロード、フリー、ブラック・サバス、マウンテン、ユーライア・ヒープらが後に続き、1970年代にはその影響を受けたクイーンキッスエアロスミスがデビューした。1970年代前半には、派手なメイクのTレックス、デヴィッド・ボウイ、ロキシー・ミュージック、モット・ザ・フープルやアリス・クーパーらのグラム・ロック[17]も人気を博した。

プログレッシヴ・ロック

1960年代末には実験的サウンドへの志向が強まり、長尺の曲や、難解な歌詞、楽器の演奏技術を極限まで極める傾向も出てきた。この傾向はヨーロッパ、特にイギリスにおいて強かった。シンセサイザーメロトロンなど最新の楽器を使用し、クラシックを背景に高度な技術を駆使したロックはプログレッシブ・ロック[18]と呼ばれた。代表的なバンドにはピンク・フロイドイエスキング・クリムゾンエマーソン・レイク・アンド・パーマージェネシスムーディー・ブルースなどがいた。

パンク/ニューウェイヴ

ザ・クラッシュはパンクの代表的バンドの一組だった

1970年代前半のプログレッシブ・ロックやハードロックが隆盛だったが、75年以降は産業ロックがチャートに目立つようになってきた。それに対して「ロックは死んだ」と宣言しストレートでシンプルなロックに回帰したのが、1970年代後半に生まれたパンク・ロック[20]だった。

1973年デビューのニューヨーク・ドールズや、1970年代半ばに登場したパティ・スミスラモーンズ、ディクテイターズなどにより1975年ごろ誕生したといわれるパンク・ロック(いわゆるニューヨーク・パンク)は、ラモーンズのロンドン公演などを機にロンドンでも存在が知られるようになる。

1976年末にはダムドが活動をはじめ、翌年にはセックス・ピストルズ[21]が結成され、ジャムザ・クラッシュ、ストラングラーズらが続きロンドン・パンクが興隆、社会現象となった。当時のロンドン・パンクは、1960年代のシンプルなロックンロールの原点に戻った。パンクは、テクニックを気にしないアグレッシヴな演奏、右翼からの襲撃対象となる程、権力や体制に反抗的で過激なロックだった。パンクが短期間で終息した後は、スティッフ、2トーンらのインディー・レーベルによるニュー・ウェイヴが登場した。

怒りや絶望、混乱をダイレクトに表現した詞とサウンドで若者の支持を集め全米一位を獲得し、グランジ・ブームの牽引役を担ったニルヴァーナ[22]

  1. ^ a b P. Scaruffi, A History of Rock Music: 1951–2000 (iUniverse, 2003), ISBN 0-595-29565-7
  2. ^ a b W. E. Studwell and D. F. Lonergan, The Classic Rock and Roll Reader: Rock Music from its Beginnings to the mid-1970s (Abingdon: Routledge, 1999), ISBN 0-7890-0151-9
  3. ^ Pop/Rock - オールミュージック
  4. ^ Michael Campbell & James Brody, Rock and Roll: An Introduction, pp. 80–81
  5. ^ J. M. Curtis, Rock Eras: Interpretations of Music and Society, 1954-1984 (Madison, WI: Popular Press, 1987), ISBN 0-87972-369-6, pp. 68-73.
  6. ^ R. C. Brewer, "Bass Guitar" in J. Shepherd, ed., Continuum Encyclopedia of Popular Music of the World: Volume II: Performance and Production (New York, NY: Continuum, 2003), ISBN 0-8264-6322-3, p. 56.
  7. ^ R. Mattingly, "Drum Set", in J. Shepherd, ed., Continuum Encyclopedia of Popular Music of the World: Volume II: Performance and Production (New York, NY: Continuum, 2003), ISBN 0-8264-6322-3, p. 361.
  8. ^ P. Théberge, Any Sound you can Imagine: Making Music/Consuming Technology (Middletown, CT, Wesleyan University Press, 1997), ISBN 0-8195-6309-9, pp. 69-70.
  9. ^ D. Laing, "Quartet", in J. Shepherd, ed., Continuum Encyclopedia of Popular Music of the World: Volume II: Performance and Production (New York, NY: Continuum, 2003), ISBN 0-8264-6322-3, p. 56.
  10. ^ エルヴィス・プレスリーCDJournal
  11. ^ ザ・ビートルズCDJournal
  12. ^ http://www.rollingstone.com/.../the-british-invasion-from-the-...
  13. ^ http://www.allmusic.com/subgenre/folk-rock-ma0000002593
  14. ^ The Spirituality of Carlos Santana”. 2020年3月9日閲覧。
  15. ^ レッド・ツェッペリンCDJournal
  16. ^ http://www.allmusic.com/subgenre/hard-rock-ma0000002636
  17. ^ Tレックスの「メタル・グゥルー」、デヴィッド・ボウイの「スター・マン」などがグラム・ロックの有名曲である
  18. ^ http://www.progarchives.com/Progressive-rock.asp
  19. ^ セックス・ピストルズCDJournal
  20. ^ http://www.allmusic.com/style/punk-ma0000002806
  21. ^ 代表曲は「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン」「アナーキー・イン・ザ・UK」など
  22. ^ ニルヴァーナCDJournal





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