ランボル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/26 01:01 UTC 版)
種類 | 非上場 |
---|---|
業種 |
エンジニアリング コンサルティング |
設立 | コペンハーゲン, デンマーク (1945) |
創業者 | ボー・ヨハネス・ランボルとヨハン・ゲオ・ハンネマン |
本社 | 、 |
主要人物 | イェンス・ペーター・サウル, CEO[1] |
売上高 | 136.13億DKK(2020)[2] |
利益 | 1.293億DKK(2020)[2] |
所有者 | ランボル財団 [3] |
従業員数 | 16,000人(2020)[4] |
ウェブサイト | ramboll.com |
沿革
ランボルは1945年10月にコペンハーゲンで「ランボル&ハンネマン」という社名で設立された。[5] 1991年、同社は「B.ホイルン・ラスムッセンA/S」と合併し、「ランボル・ハンネマン&ホイルンA/S」と社名を変更した。[5] 2003年、同社はスウェーデンのスカンディアコンサルトと合併し、北欧で最大のコンサルティング・エンジニアリング会社になった。[5]
2007年の夏、ランボルは、英国を拠点とするエンジニアリング会社ウィットビーバードを買収したことにより、地理的なプレゼンスを高めた。 ウィットビーバード買収時、同社は680人を雇用し、英国全土、イタリア、インド、アラブ首長国連邦にオフィスを構えていた。 2008年4月、インドの通信設計会社ImIソフトを買収したことにより、インドにおけるランボルのプレゼンスが高まった。[6]
1945–1991:設立と黎明期の成長
ランボルは、1945年10月にコペンハーゲンでボー・ヨハネス・ランボル(1911-2009)とヨハン・ゲオ・ハンネマン(1907-1980)によって「ランボル&ハンネマン」として設立された。二人はデンマーク工科大学(DTU)で働き、学んだ。彼らの最初のプロジェクトには、衣料品工場の屋根のデザインと、コペンハーゲンのテーマパーク「チボリ公園」での「バロンギンゲン」観覧車があった。[7]彼らは、1950年以降、デンマークの放送技術サービス(Radioingeniørtjenesten)からデンマークとノルウェーに放送塔を建設する大口契約を受注した。これは、発電所用の高圧鉄塔やノルウェー電話局との業務の足掛かりとなった。コペンハーゲンとオーフスの事務所に加えて、1976年にオスロに支店を開設した。[7]
1991–2003:北欧地域での業務拡大
1991年に同社は「B.ホイルン・ラスムッセンA/S」と合併し、「ランボル、ハンネマン&ホイルンA/S」を設立。[7] 2003年にスカンディアコンサルトとさらに合併したことで、同社は北欧地域最大のコンサルティング・エンジニアリング会社になった。
2003年〜現在:国際的な成長
2006年、同社はノルウェーのStorvik&Coを買収。[8]
2007年8月、ランボルは英国を拠点とする非上場のエンジニアリング会社ウィットビーバードを買収。買収時、ウィットビーバードは680人を雇用し、英国、イタリア、インド、アラブ首長国連邦に拠点を構えており、2003年のスカンディアコンサルトとの合併以来、ランボルグループによる最大の買収となった。[9]
2011年3月、ランボルは英国を拠点とする非上場のエンジニアリング会社ギフォードを買収。ギフォードもまた、世界各国に拠点を構えている。 [10]
また、2011年3月、ランボルはDONG Energy (現オーステッド (Ørsted A/S))の電力エンジニアリング部門であるDONG Energy Powerを買収。 [11]
その年の後半、2011年7月、ランボル・インフォーマティックはデンマークのIT企業KMDに売却された。
2014年、ランボルは米国を拠点とする国際的なコンサルティング会社エンヴァイロンを買収し、21か国で1,500人を超える環境・健康科学の専門家を加えた。
2018年、ランボルは北米のエンジニアリング・設計コンサルティング会社OBG(正式にはO'Brien&Gere )を買収し、950人のコンサルタントを加え、ランボルの北米でのプレゼンスを高めた。2019年1月1日の時点で、ランボル・アメリカは、ブラジル、カナダ、メキシコ、および米国のエンジニアリングと科学の専門家集団となる。
2019年12月、ランボルは2020年1月2日付でヘニング・ラーセン・アーキテクツの買収を発表した。[12]
2020年は、COVID-19による世界的な健康危機と、その結果としての世界中の社会と経済の部分的かつ完全な封鎖を伴う、前例のないほど挑戦的な年だった。パンデミックによって引き起こされた不確実さと急速な変化に鑑みれば、 2020年のランボルの財務実績は満足のいくものだった。
株主
ランボル・グループA/Sのすべての株式は、ランボル財団(株式の約97.5%)とランボル・パートナーズというランボルの従業員株主(株式の約2.5%)が所有している。 [13]
- ^ “Group Executive Board - Ramboll Group”. ramboll.com (2012年). 2012年10月16日閲覧。
- ^ a b “Annual Results 2018”. Ramboll (2019年4月). 2018年9月2日閲覧。
- ^ “Foundation Ownership”. Ramboll. 2018年9月25日閲覧。
- ^ “Ramboll - Who we are”. ramboll.com (2019年). 2019年9月2日閲覧。
- ^ a b c “Founding Fathers”. Ramboll (2008年9月). 2017年2月3日閲覧。
- ^ “Annual Report 2008”. Ramboll (2009年4月). 2017年2月3日閲覧。
- ^ a b c “Ramboll's history”. Ramboll (2009年4月). 2017年2月3日閲覧。
- ^ "Storvik & Co AS blir en del av Rambøll" (Press release). Rambøll Norge. 16 August 2007. 2007年7月2日閲覧。
- ^ Choueke, Mark (2007-08-12). Ramboll kops rival Whitbybird. London: The Daily Telegraph. オリジナルの2008-03-03時点におけるアーカイブ。 2007年9月13日閲覧。
- ^ Choueke, Mark (2011-03-29). Ramboll invests in gifford. London: Gifford.uk.com. オリジナルの2011-07-24時点におけるアーカイブ。 2011年4月6日閲覧。
- ^ Rambøll buys Dong's expertise in power plants. dbdh.dk. (2011-03-31). オリジナルの2011-07-19時点におけるアーカイブ。 2011年4月6日閲覧。
- ^ "Henning Larsen and Ramboll join forces" (Press release). Ramboll Group. 2 December 2019. 2019年12月4日閲覧。
- ^ “Ramboll Foundation”. Ramboll (2016年8月). 2016年8月11日閲覧。
- ^ “Ramboll Group Management”. Ramboll Group (2017年). 2016年3月15日閲覧。
- ^ “Worldwide” (2009年). 2009年8月12日閲覧。
- ^ a b “Worldwide”. 2011年7月29日閲覧。
- ^ “ØRESUND FIXED LINK PROJECT” (2000年). 2007年9月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年7月4日閲覧。
- ^ “Consultancy Contract for E-ELT Dome and Main Structure Awarded”. ESO Announcement 2013年6月1日閲覧。
- ^ “Contracts under EU-tender” (2000年). 2007年7月4日閲覧。
- ^ “THE ROYAL DANISH OPERA” (2005年). 2007年7月6日閲覧。
- ^ a b “Copenhagen Opera House”. Ramboll (2008年9月). 2008年10月30日閲覧。
- ^ “E39” (2006年). 2007年7月4日閲覧。
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