ラウンドアバウトとは? わかりやすく解説

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ラウンドアバウト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/25 07:49 UTC 版)

ラウンドアバウト: roundabout)、または環状交差点(かんじょうこうさてん)とは、交差点の一種で、中心の島の周囲を一方向に周回する方式のうち、環状の道路に一時停止位置や信号機がないなどの特徴をもったものをいう。


注釈

  1. ^ 環道内で合流・車線変更がしやすいように大きく作られていた。
  2. ^ 英語であれば、YIELD や GIVE WAY のこと。日本では前方優先道路がこれに該当する道路標識であるが、ゆずれ等の法定外標識であったり譲れ表記がないなど、ラウンドアバウトでは使用されていない。ただし、後述するように道路標識がなくても環状交差点内を通行する側が法定で優先とされている。
  3. ^ 例えば、横断歩道の幅が1.6 m - 2.5 m程度で、中心線がラウンドアバウトが外周から5 - 6 mのところ。(Jacquemart et al., p.27)
  4. ^ 信号機は、ある瞬間に他の動線上に車両を走らせないことで、交錯点を減らす手法と言える。
  5. ^ 例えば、停止線から20 - 50 m
  6. ^ Jacquemart et al., p.30。ラウンドアバウトに関するアンケート調査で、8ケ所中1ケ所で遅れが増えたと答えたケースがある。
  7. ^ 日本語では「ロータリーあり」と言われるが、ここでいうロータリーはラウンドアバウトを含む円形交差点を指す。
  8. ^ ホイルベース15メートル(50フィート)のトレーラー。
  9. ^ 国際交通安全学会、p.2。同報告書ではラウンドアバウトと言えるかもしれない円形交差点(ラウンドアバウト候補)として133の交差点をあげ、同時に内8箇所はラウンドアバウトではないと結論している。ただし、この調査では進入時の「譲れ」は考慮していない。
  10. ^ 従来は道路交通法第36条第1項の一で規定されているように、標識や信号などで整理の行われていない交差点では左方から進行してくる車両が優先であるので、ロータリーに進入してくる車両が優先となるため、必然的に日本の「ロータリー交差点」はラウンドアバウトを満たさないことになっていた。

出典

  1. ^ a b c Robinson et al., p.2
  2. ^ Jacquemart et al., p.9
  3. ^ UK's First Roundabout レッチワースのツーリストインフォメーションセンターのサイト。
  4. ^ Modern Roundabouts - History アメリカ、アリゾナ州交通局のウェブサイトをアーカイブしたもの
  5. ^ a b Jacquemart et al., p.11
  6. ^ Jacquemart et al., p.12
  7. ^ 交通工学研究会 2021, p. 3.
  8. ^ Robinson et al., p.9
  9. ^ Taekratok, p. ix
  10. ^ a b 交通工学研究会 2021, p. 8.
  11. ^ Robinson et al., p.6
  12. ^ FHWA-SA-10-005, p.2
  13. ^ a b c d 交通工学研究会 2021, p. 9.
  14. ^ 交通工学研究会 2021, p. 82.
  15. ^ 交通工学研究会 2021, p. 84.
  16. ^ Robinson, p.199
  17. ^ Robinson, p.200
  18. ^ Robinson et. al., p24
  19. ^ Robinson et. al., p177
  20. ^ Robinson et. al., p82
  21. ^ Jacquemart et al., p.25
  22. ^ Robinson et al., p.112
  23. ^ Rodegerdts et al., p.33
  24. ^ Robinson et al., p.23
  25. ^ a b c 交通工学研究会 2021, p. 17.
  26. ^ 交通工学研究会 & 20212, p. 19.
  27. ^ Jacquemart et al., p.29
  28. ^ 国際交通安全学会, p.4
  29. ^ NYSDOT, p.3
  30. ^ MassDOT 2006, Chapter6, p.6-27
  31. ^ Robinson, p.87 および Appendix A (pp.251-253) にこのモデルの説明がある。
  32. ^ MassDOT 2006, Chapter6, p.6-25
  33. ^ Tan, pp.15-16
  34. ^ Modern Roundabouts, an Informational Guide”. Federal Highway Administration Research and Technology. 2015年9月15日閲覧。
  35. ^ a b Robinson, p.87, p.214
  36. ^ MassDOT 2010, p.11
  37. ^ Robinson, p.29
  38. ^ a b Q&As”. 高速道路安全保険研究所(IIHS). 2020年11月19日閲覧。
  39. ^ EKKON, p.31
  40. ^ Robinson, pp.44-46
  41. ^ “環状交差点、人身事故が半減 全国66カ所、警察庁調査 「聞こえづらい」視覚障害者懸念:朝日新聞デジタル”. (2019年11月28日). https://www.asahi.com/articles/DA3S14270910.html 
  42. ^ Robinson et. al., p.130.
  43. ^ Robinson et. al., p.142.
  44. ^ Robinson et. al., p.150.
  45. ^ Jacquemart et al., p.42
  46. ^ Robinson, p.30
  47. ^ a b 日本人が迷いやすい・間違えやすいアメリカの交通ルールを15個まとめてみた”. junglecity.com. 2019年1月23日閲覧。
  48. ^ a b 交通工学研究会 2018, p. 102.
  49. ^ a b c 道路交通法 - e-Gov法令検索
  50. ^ 一般社団法人交通工学研究会 ラウンドアバウト マニュアル、1.3.ラウンドアバウトの定義、p.5、2016年4月28日初版、丸善出版、ISBN 978-4-905990-85-7
  51. ^ 交通工学研究会 2018, p. 101.
  52. ^ 国際交通安全学会、p.8
  53. ^ 峯岸邦夫編著『トコトンやさしい道路の本』日刊工業新聞社〈今日からモノ知りシリーズ〉、2018年10月24日、70頁。ISBN 978-4-526-07891-0 
  54. ^ 環状交差点、1日から=8都府県34カ所で誕生―「急がば回れ」で徐行を・警察庁
  55. ^ 「ラウンドアバウト」運用開始、事故防止に効果も
  56. ^ [1] 第3回ラウンドアバウト検討委員会 配布資料、資料3 道路交通法の改正、第6ページ、別表第二(第3条関係)、国土交通省道路局
  57. ^ 「ラウンドアバウト」効果大 滋賀県守山市、本格導入を決定
  58. ^ 信号機がない環状交差点 安曇野で全国サミット始まる 信毎Web、2017年7月28日
  59. ^ ラウンドアバウト普及へ安曇野でサミット 日本工業経済新聞社、2017年7月29日(長野建設新聞)
  60. ^ 環状交差点の指定状況 第4回ラウンドアバウト検討委員会、資料3、国土交通省道路局、2015年3月17日
  61. ^ 環状交差点(ラウンドアバウト) 次の4つの動画がある。1.環状交差点とは 2.環状交差点の交通方法 3.環状交差点を通行するときの留意点 4.交通方法のポイント (注)これらの動画は、警察庁の「安全快適な交通の確保」より引用されている。
  62. ^ 急がば回れ 環状交差点 警察庁・都道府県警察
  63. ^ 「交通規制基準」の一部改正について(通達) 警察庁丙規発 第31号、第2ページ目「第42 環状の交差点における右回り通行」、2014年8月8日
  64. ^ 環状交差点の交通規制の導入に向けた検討について(通達) 警察庁丁規発 第97号、警察庁交通局交通規制課長、2014年12月16日
  65. ^ 望ましいラウンドアバウトの構造について 国土交通省道路局、2014年8月8日
  66. ^ [2]
  67. ^ a b c ツインラウンドアバウトの通行形態について 国土交通省中国地方整備局松江国道事務所、2018年3月1日
  68. ^ ラウンドアバウトから逆走進入、避けようとした順走車2台が被害”. response (2018年6月6日). 2020年11月28日閲覧。
  69. ^ a b c 交通工学研究会 2021, p. 13.
  70. ^ a b c 交通工学研究会 2021, p. 11.
  71. ^ a b c d e 交通工学研究会 2021, p. 12.
  72. ^ King, Mel (2020年12月1日). “Essex town to make history with county's first 'Dutch roundabout'” (英語). EssexLive. 2022年3月23日閲覧。
  73. ^ (英語) 5 minutes of traffic on a Dutch roundabout with bi-directional cycling lanes, https://www.youtube.com/watch?v=FR5l48_h5Eo 2022年3月23日閲覧。 
  74. ^ JR東日本、新宿駅南口にて混雑リスク低減に向けたラウンドアバウト実証実験を実施”. 日本経済新聞 (2023年7月6日). 2023年7月9日閲覧。



ラウンド・アバウト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/03 03:26 UTC 版)

ラウンドアバウトは、日本のロックバンド。1980年頃に岡山で結成、1982年頃に解散。後にTHE BLUE HEARTS↑THE HIGH-LOWS↓ザ・クロマニヨンズといったバンドのボーカルを務める甲本ヒロトが、ザ・コーツの前に在籍していたバンドであり、甲本にとって初めてのバンドであった。

概要

  • バンド名「ラウンドアバウト」は、Deep Purpleの前身バンドの名前に由来する。[1]
  • 甲本が高校三年の卒業間際に、ボーカルが受験勉強のために抜けたラウンドアバウトのメンバーだった友達に剣道の授業時に勧誘されて加入した。[2]
  • 甲本の出身地である岡山県で精力的に活動していた。
  • 岡山の地元ラジオ局の番組に出演したことがある。
  • デモ音源に1980年11月に岡山の長谷川楽器で録音されたものや、1981年8月に東京で録音されたものがある。
  • 山陽放送主催のコンテストに出場し、審査員特別賞をもらっている。
  • スター誕生!オープニングアクトとして「Jump'inJap 3-3-7」を演奏し、その模様は全国放送された。[2]
  • 清水国明は彼らに興味があったらしく、声をかけられた。[2]
  • ライブは1981年3月31日と8月の二度しか行っていない。渋谷屋根裏で一度ライブが行われた。[2]
  • 東京に進出した際「らウンドアバウト なぞのXデ― 8月15日」と書かれたフライヤーが配られた。なお、そのフライヤーには「岡山のいつものとこで」と書かれており、その「いつものとこ」とはラウンドアバウトのデモテープの録音された長谷川楽器のことである。[3]

メンバー

  • 甲本ヒロトボーカル担当。後に上京し、THE COATSTHE BLUE HEARTSヒューストンズ↑THE HIGH-LOWS↓ザ・クロマニヨンズ、のボーカルを務める。ラウンドアバウト解散後、亀山とともにコーツを結成するまで「すいか」や「Rhythm&Engine」というバンドをやっていたという情報もある。
  • 有冨政司…ギター担当。当時を知る松重豊からは「アリさん」と呼ばれていた。[4]
  • 亀山哲彦…ベース担当。現在はTHE LONDON TIMESのキーボードとベース、ザ タイムトラベラーズのベース、キャプテンズ・マーマレードのキーボードを務めている。当時を知る松重豊からは「カメちゃん」と呼ばれていた。
  • 田中秀明…ドラム担当[3]。あだ名は「COZY TOWEL」。当時を知る松重豊からは「タナさん」と呼ばれていた。

サポートメンバー

  • 守時辰巳…キーボード担当。後にTHE BRICK'S TONEのメンバーとなる。

主な楽曲

  • Oh destination[4](作詞・作曲:甲本ヒロト)(ザ・コーツに引き継がれた)
  • 思うままに(作詞・作曲:亀山哲彦)(ザ・コーツに引き継がれた)
  • ウルフガイ
  • どん底ロック
  • 999(作詞・作曲:甲本ヒロト)
  • クロックダンス
  • Jump'inJap 3-3-7(作詞・作曲:甲本ヒロト)
  • 石鹸で
  • 今夜の君はシンデレラ
  • 百日紅
  • ブルドッグ
  • ロックンロール・パーティー
  • 5分間
  • only liar
  • コピー・ローラー
  • fire

脚注

出典

  1. ^ キャプテン ティンカーベル”. 2024年4月3日閲覧。
  2. ^ a b c d 森内淳、秋元美乃 (2012年4月30日). ロックンロールが降ってきた日. Pバイン・ブックス 
  3. ^ a b フライヤー”. 2019年5月1日閲覧。
  4. ^ a b 深夜の音楽食堂”. 2019年3月8日閲覧。



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