ライタ ライタの概要

ライタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/04 14:39 UTC 版)

ライタ
キュウリとミントのライタ
別名 रायता, রাইতা
Pachadi
フルコース 調味料
発祥地 インド、パキスタン、バングラデシュ
地域 北インド, パキスタン, シレット
提供時温度
主な材料 ヨーグルト、キュウリ、ミント
派生料理 ダヒチャトニー, パチャディ
46 kcal (193 kJ)
Cookbook ウィキメディア・コモンズ
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概要

食べ合わせの一例。パキスタン料理ビリヤニと共に提供されている

ダヒヨーグルトカードともされる)と生又は調理した野菜、また稀に果物ヒヨコマメ粉の揚げ衣から作る。

西洋の料理で最も近いものは、ディップまたは温サラダである。調味料とされることもあるが、食塩コショウマスタードホースラディッシュ等の、料理をよりスパイシーにする西洋の伝統的な調味料とは違い、ライタはカレーケバブ等のアジア料理に対して冷やす効果を持つ。ベジタリアン用のインド料理では、フラットブレッドをライタ、チャツネピクルスとともに食べることがある。

ヨーグルトは、コリアンダー、ローストしたクミンシード、ミントカイエンペッパーチャート・マサラ、その他のハーブやスパイスで味付けされる。

用語

raitaという言葉はヒンディー語に由来し、19世紀頃に初めて書物に現れた[1]。ヒンディー語やウルドゥー語raitaという言葉は、サンスクリット語で「クロガラシ」という意味のrajikaと「刺激がある」という意味のtiktakaに起源を持つ[2]。南インド、特にケーララ州やタミル・ナードゥ州では、伝統的なライタはパチャディ(pachadi)と呼ばれる。

また、その主な材料から単にダヒと呼ばれることもある。

作り方

クミンとクロガラシを揚げ、これをみじん切りにした生の野菜や果物(キュウリタマネギニンジンパイナップルパパイヤ等)及びヨーグルトと混ぜる[3]

味付けに、生のショウガニンニクのペースト、青唐辛子のペーストを用い、からしのペーストを加えることもある。

インド北部では、小さく揚げたヒヨコマメ粉を入れ、塩味またはスパイシーな味つけをして冷やしたboondi raithaを作る。ライタは、インドやパキスタンのスパイシーな料理を食べた口を冷やす効果がある[4]。インド南部のライタのことはパチャディと呼ぶ。

種類

ライタは、野菜、豆、果物の主な3つの材料からつくることができる。これらをヨーグルトと混ぜ、様々な味付けをすることによって、様々な種類のライタになる[5]

野菜のライタ

豆のライタ

果物のライタ




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