ヤマハ・FJR1300
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/28 09:11 UTC 版)
概要
FJR1300 2001年仕様[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Deep Purplish Blue Metallic(DPBMC) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
基本情報 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
排気量クラス | 大型自動二輪車 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
車体型式 | 5JW1 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
エンジン |
1,298 cm3 4ストローク 水冷DOHC4バルブ直列4気筒 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
内径×行程 / 圧縮比 | 79.0 mm × 66.2 mm / 10.8:1 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
最高出力 | 105.5kW(143.5 PS)/8,500rpm | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
最大トルク | 134.4N·m(13.7kgf·m)/7,000rpm | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
乾燥重量 | 237 kg | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
車両重量 | 268 kg | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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FJという名称が用いられているように、用途やマーケットによる分類としては同社の大型自動二輪車であるFJ1100・FJ1200の後継機にあたるが、車体やエンジンは全面的に新設計されている。
タンデムライドで10日間、3000キロメートルを快適に走行できる、という欧州のツーリングライダーがオートバイに要求するひとつの基準を満たすためにツーリングを、そしてタンデムした上でワインディングロードを最高に楽しめるツアラーとして開発が行われた[2]。従来のFJをそのように全面新設計した結果、ドイツMOTORRAD誌においては2001年ベストツーリングモーターサイクル賞を受賞するといった好評を得て、欧州での年間8万台程度の市場で6400台に上る販売台数を達成した[2]。
車両解説
FJで用いられてきた空冷エンジンと決別し、水冷エンジンとして全面新設計が行われた。ヤマハ・YZF-R1などのスーパースポーツ車両で培われたメッキシリンダーや軽量ピストン技術に2軸バランサーを組み合わせ、低振動でありながら滑らかに回るエンジンとして設計された[3]。燃料供給にはインジェクションを採用し、三元触媒などを搭載することによってヨーロッパの環境基準EU-2を達成している[3]。
アルミダイキャストフレームを採用し、利点である設計自由度の高さを生かしエンジン冷却のための導入路となる機能を盛り込んだヘッド部からピボットセクションまでがS字に接合される形状に設計された[3]。サスペンションにはフロントに⌀48mmの大径テレスコピック式正立フォークを採用し、リアにはタンデムや積載時の即座の調整に対応できる、手元で調整が可能なリモコン式アジャスタブルモノショックが採用された[3]。
また、欧州で人気の高いツアラーであるBMWのBMW・R1100RTなどと同様に電動で角度調整可能なウィンドスクリーン、専用設計のパニアケースを標準装備している。
注釈
出典
- ^ “2001 ヤマハニュースリリース”. 2012年11月27日閲覧。
- ^ a b 2003 FJR1300 (PDF)
- ^ a b c d e f g h “2003 FJR1300”. 2003年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年11月27日閲覧。
- ^ a b “Yamaha Design Cafe FJR1300”. 2012年11月27日閲覧。
- ^ “2005 FJR1300”. 2005年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年11月27日閲覧。
- ^ a b c d e f “FJR1300 2006年仕様”. 2012年11月27日閲覧。
- ^ “2006 FJR1300”. 2006年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年11月27日閲覧。
- ^ “2007 FJR1300”. 2010年8月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年11月26日閲覧。
- ^ a b “2008 FJR1300”. 2008年12月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年11月26日閲覧。
- ^ “2009 FJR1300”. 2010年8月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年11月26日閲覧。
- ^ “2011 FJR1300”. 2012年11月26日閲覧。
- ^ “2013 FJR1300”. 2012年11月27日閲覧。
- ^ “"クルーズコントロール"など最新の電子制御を搭載 「FJR1300AS」及び「FJR1300A」新発売”. 2013年11月14日閲覧。
- ^ 6速ミッション、コーナリングランプ採用などで、さらにツーリング性能・スポーツ性を向上「FJR1300AS/A」を大幅に刷新して発売 - ヤマハ発動機・2016年6月9日
- ^ “ヤマハ“スポーツツーリング”最高峰モデルとしての存在感を演出 スポーツツアラー「FJR1300AS/A」のカラーリングを変更 - 広報発表資料 | ヤマハ発動機”. global.yamaha-motor.com. 2023年8月4日閲覧。
- ^ “スポーツツアラー「FJR1300AS/A」20周年記念モデル発売 ~ブラックボディにゴールドのエンブレムやホイールなどをあしらった特別仕様~ - 広報発表資料 | ヤマハ発動機”. global.yamaha-motor.com. 2023年8月4日閲覧。
- 1 ヤマハ・FJR1300とは
- 2 ヤマハ・FJR1300の概要
- 3 遍歴
- 4 警察車両
固有名詞の分類
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