ヤチダモ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/19 18:15 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ヤチダモ | |||||||||||||||||||||
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ヤチダモ
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Fraxinus mandshurica var. japonica | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ヤチダモ(谷地梻) | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
Manchurian Ash |
特徴
トネリコやアオダモの近縁種。英名のManchurian Ash(マンチュリアン・アッシュ)は「満州のトネリコ」の意味。厳密には本種のもとになったマンシュウトネリコ(F. mandshurica)を指す。ヤチダモは北海道と本州に分布するが、特に北海道に多く産し、植林も盛んに行われている。本州では山間の沢沿いで見かける。根が冠水しても生きているため、たびたび水没するような人造湖の壁面にも生育する。
家具や装飾材、日常器具の材料として利用されるほか、合板の材料にも用いられる。また硬質で弾力性に富むため、野球のバットやテニスのラケットに使用される素材でもある。成長がよく、年輪幅が広いと重厚になり、成長が悪いと軽くなる。成長のよいものは運動用具材に。成長の悪いものは家具材として重宝される。
バットの原料としてのヤチダモ
第二次世界大戦後、野球熱とともにバットの需要が高まると北海道のヤチダモが注目され、各地の広葉樹伐採跡地や旧軍馬放牧地にまとまって成立していたヤチダモの二次林から大量供給されるようになった。バット需要が一巡するころにはヤチダモの一斉林は姿を消し[1]、既にまとまった量のヤチダモ林を求めることは難しくなっている。
その他
参考画像
葉が落ちた状態
(2009年4月、弟子屈町にて)
- ^ 岡田利夫 『戦中戦後20年 北海道木材・林業の変遷』 139-141頁 北海道林材新聞刊 全国書誌番号:90001781
- ^ “清水建設が“令和の大嘗宮”設営に着手、古代工法「黒木造り」で皮付き丸太110m3使用”. Built (2019年8月9日). 2019年12月3日閲覧。
- 1 ヤチダモとは
- 2 ヤチダモの概要
固有名詞の分類
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