モンタナ州 人口動勢

モンタナ州

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/05 02:01 UTC 版)

人口動勢

人口

モンタナ州の人口密度図
人口推移
人口
187020,595
188039,15990.1%
1890142,924265.0%
1900243,32970.3%
1910376,05354.5%
1920548,88946.0%
1930537,606−2.1%
1940559,4564.1%
1950591,0245.6%
1960674,76714.2%
1970694,4092.9%
1980786,69013.3%
1990799,0651.6%
2000902,19512.9%
2010989,4159.7%
Source:1910–2010[17]

アメリカ合衆国国勢調査局による2011年7月1日時点の推計ではモンタナ州に998,199人が居住しており、2010年国勢調査時点より0.89%増加していた[18]

2010年国勢調査では、モンタナ州人口は989,415人であり、2000年より87,220人、すなわち9.7%増加していた。その増加分は7つの大都市に集中しており、特にギャラティン郡は32%の増加率だった[19]。都市ではカリスペル市が40.1%と大きかった。絶対数ではビリングス市の14,322人増が最も多かった。

モンタナ州の人口重心はホワイトサルファースプリングス市がある、マー郡となっている[20]

2016年時点で、モンタナ州はアメリカで最も自殺率が高い州であり、10万人あたり約29人となっている[21](比較として、日本の2017年の自殺率は10万人あたり約16.7人である[22])。

人種

2010年国勢調査時点でのモンタナ州の人種による構成比は以下の通りである[23]。黒人の割合の0.4%とアジア系の割合の0.6%は共に全米の中で最も低くなっている。

  • 89.4% 白人(非ヒスパニック白人は87.8%)
  • 6.3% インディアン
  • 0.6% アジア人(全米最下位)
  • 0.4% 黒人(全米最下位)
  • 0.1% 太平洋諸島系
  • 0.6% その他
  • 2.5% 混血
  • 2.9% 人種を問わずヒスパニック系

祖先

モンタナ州内で申告による祖先で分類した構成比は、ドイツ系 (29.3%)、アイルランド系 (16.4%)、イギリス系 (13.1%)、ノルウェー系 (10%)となっており、5.9%はその先祖を「アメリカ人」としていた[24]

かなりの数のインディアンが住んではいるが、州民の90%近くはヨーロッパ出身の祖先を持つ者である。1890年から1910年にドイツ、アイルランド、イギリス、スラブ諸国、イタリアおよびスカンディナヴィア諸国から多くの移民が渡ってきた。中国系坑夫は1870年までに2,000人ないし3,000人、1890年には2,500人いたが、労働組合の強い反発を受け、1890年代には世論も否定的になったので、その半分近くは1900年までに去っていった[25]

州全体のヨーロッパ系アメリカ人の中でドイツ系の祖先を持つ人々が最も多いが、スカンディナヴィア系は北部と東部の平原地帯で農業が主体となっている所に多い。これは近くのノースダコタ州やミネソタ州と同様である。アイルランド系が第2位、イングランド系が第3位になっている。インディアンが多い郡も幾つかあり、主に7つあるインディアン居留地とその周辺になっている。アメリカ合衆国の他州よりもインディアン人口が多く構成比が高い。7つあるインディアン居留地には言語による分類で20以上の部族が入っている。ビュートのような昔から鉱業で発展した西部の町は様々な少数民族が入っており、特にヨーロッパ系ではフィンランド人や東欧系さらにアイルランド人の開拓者が足跡を残している。またイギリスのコーンウォールデヴォンウェールズのような鉱業地帯出身の人も見られる。ヘレナの近くの町は鉱業キャンプとして設立されており、同様な傾向がある他に小さな中華街もある。中国系は現在比率が小さくなってはいるが、歴史的には重要な存在だった。フィリピン系と申告する者は約3,000人おり、アジア系の中では最大である[26]。19世紀を通じて、ドイツ、スカンディナヴィア、アイルランド、スコットランド、およびイングランドの農夫がモンタナ州に入植した。さらに元々中央ヨーロッパのフッター派がここに入植したので、モンタナ州はサウスダコタ州に次いでフッター派が多い州となっている。フッター派の居る町は州全体に散開している。昔からの林業の町にはスコットランド、スカンディナヴィア、スラブ、イングランドおよびスコットランド系アイルランドの人々を引き寄せた。ヒスパニック系は南中部のビリングスの近くに多い。ここではメキシコ系アメリカ人が世代を重ねている。アフリカ系アメリカ人はグレートフォールズで密度が高い。

2010年国勢調査時点で5歳以上州民の94.8%は家庭で英語を話している[27]

宗教

モンタナ州の住民の宗教の信仰割合は[28]

となっている。




  1. ^ Montana Code Annotated 2009 – Title 1, chapter 1, Part 5 "State Symbols – Official Designations"”. State of Montana. 2011年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月21日閲覧。
  2. ^ Robbins, Jim (2008年8月17日). “In Montana, a Popular Expression Is Taken Off the Endangered List”. New York Times. http://www.nytimes.com/2008/08/18/us/18trademark.html?em 2011年8月28日閲覧。 
  3. ^ Montana”. United States Department of Labor – Bureau of Labor Statistics. 2011年7月21日閲覧。
  4. ^ Thackeray, Lorna (2009年10月17日). “National-park visitors boost Montana’s tourism stats”. Billings Gazette. http://billingsgazette.com/news/state-and-regional/montana/article_a9e53dca-badc-11de-9615-001cc4c03286.html 2011年7月21日閲覧。 
  5. ^ MLA Language Map Data Center". Modern Language Association.
  6. ^ Congressional Globe, 38th Cong., 1st sess., (March 17, 1864)
  7. ^ Contributions to the Historical Society of Montana, Volume 7, Rocky Mountain Publishing Co., 1910
  8. ^ Montana”. National Park Service. 2010年10月6日閲覧。
  9. ^ S. Spacek, 2011 American State Litter Scorecard:New Rankings for an Increasingly Environmentally Concerned Populous.
  10. ^ a b c d e Western Regional Climate Center "Climate of Montana"”. Desert Research Institute (2010年10月6日). 2012年2月4日閲覧。
  11. ^ a b Climate in Montana”. Animal Range and Sciences, Extension Service, Montana State University (2010年10月6日). 2012年2月4日閲覧。
  12. ^ Andrew H. Horvitz, et al. A National Temperature Record at Loma, Montana, National Weather Service, 2002. Retrieved November 2, 2008.
  13. ^ Glacier Monitoring Research”. Monitoring and Assessing Glacier Changes and Their Associated Hydrologic and Ecologic Effects in Glacier National Park. U.S. Geological Survey. 2007年6月27日閲覧。
  14. ^ NOAA Climate of 2007 – July in Historical Perspective”. National Climatic Data Center (2007年8月15日). 2012年2月4日閲覧。
  15. ^ “Forecast:More air pollution, Study predicts global warming will increase fires in Northern Rockies”. Billings Gazette. (2009年7月29日). http://www.billingsgazette.com/news/state-and-regional/montana/article_d3d32b14-7cc6-11de-b4e3-001cc4c03286.html 
  16. ^ Impacts of climate change from 2000 to 2050 on wildfire activity and carbonaceous aerosol concentrations in the western United States”. Journal of Geophysical Research. 2012年2月4日閲覧。
  17. ^ Resident Population Data. “2010.census.gov”. 2010.census.gov. 2012年1月14日閲覧。
  18. ^ Annual Estimates of the Resident Population for the United States, Regions, States, and Puerto Rico:April 1, 2010 to July 1, 2011 (CSV)”. 2011 Population Estimates. United States Census Bureau, Population Division (2011年12月). 2011年12月21日閲覧。
  19. ^ 2010.census.gov”. 2010.census.gov (2011年3月15日). 2013年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年1月14日閲覧。
  20. ^ Population and Population Centers by State:2000”. U.S. Census Bureau (2000年). 2008年5月7日閲覧。
  21. ^ “米国の自殺率、過去約20年で25%増加 CDC調査”. CNN. (2018年6月14日). https://www.cnn.co.jp/usa/35120779.html 2018年7月21日閲覧。 
  22. ^ “【図解・社会】自殺者数の推移”. 時事通信. (2018年1月9日). https://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_soc_tyosa-jikenjisatsu 2018年7月21日閲覧。 
  23. ^ factfinder2.census.gov”. factfinder2.census.gov (2010年10月5日). 2012年1月14日閲覧。
  24. ^ American FactFinder, United States Census Bureau. “factfinder2.census.gov”. Factfinder.census.gov. 2012年1月14日閲覧。
  25. ^ Patrick F. Morris, Anaconda, Montana:copper smelting boom town on the western frontier (1997) p 113-24
  26. ^ http://factfinder2.census.gov/faces/tableservices/jsf/pages/productview.xhtml?fpt=table
  27. ^ Language Map Data Center”. Mla.org (2007年7月17日). 2012年1月14日閲覧。
  28. ^ State Membership Reports”. thearda.com. 2010年6月15日閲覧。
  29. ^ Deseret News 2009 Church Almanac of The Church of Jesus Christ of Latter-Day Saints
  30. ^ 2008 Election Results, CNN”. Cnn.com. 2012年1月14日閲覧。
  31. ^ 2010 United States Census website”. United States Census Bureau, Population Division. 2013年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年4月22日閲覧。
  32. ^ Craft Brewing Industry Statistics”. Beertown.org. 2006年5月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年1月14日閲覧。
  33. ^ Local Area Unemployment Statistics”. bls.gov. 2012年2月4日閲覧。
  34. ^ Pitt, John (2008). USA by Rail. Bradt Travel Guides. p. 100. ISBN 1841622559. http://books.google.com/?id=zaqJV1s4PMsC 
  35. ^ faa.gov”. faa.gov (2012年1月9日). 2012年1月14日閲覧。
  36. ^ hwymap_side1.pdf (PDF)”. 2012年1月14日閲覧。





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