ミヤマカミキリ ミヤマカミキリの概要

ミヤマカミキリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/22 07:09 UTC 版)

ミヤマカミキリ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: 甲虫目 Coleoptera
亜目 : 多食亜目 Polyphaga
上科 : ハムシ上科 Chrysomeloidea
: カミキリムシ科 Cerambycidae
亜科 : カミキリ亜科 Cerambycinae
: Massicus
: ミヤマカミキリ M. raddei
学名
Massicus raddei
(Blessig, 1872)
和名
ミヤマカミキリ

分布

日本北海道本州四国九州

形態

体長32〜57mm。日本に分布するカミキリムシ科最大種の1つ。体色は褐色で、外皮が褐色の微毛で覆われている。前胸背板には横皺が入る。別名ヤマカミキリ。

生態

平地や山地の雑木林クリ畑などに生息する。夜行性であり、生息地付近の灯火に飛来することもある。

成虫は夏期にクヌギなどの樹液を後食して活動し、卵はクヌギコナラ、クリなどのブナ科の樹木の木の裂け目部分に産卵される。幼虫はこうした生木を食害し、数年かけて成長する。食害された木は強度が弱ることで、折れやすくなり強風などで倒れてしまうこともしばしばある。

生活環

生後3年程で成虫になる。日本での出現時期は6-8月。

人間との関係

幼虫はイチジク、クリ、リンゴ等といった果樹を食害する害虫。また、ジャン・アンリ・ファーブルが『昆虫記』で紹介しているCerambyx cerdo(オオカシカミキリ/カシミヤマカミキリ)は本種に非常に近縁な種である。

参考文献

  • 『原色ワイド図鑑2 昆虫II・クモ』、学習研究社、1984年、71頁
  • 『小学館の図鑑NEO 昆虫』、小学館、2002年、83頁

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