ミズオオトカゲ ミズオオトカゲの概要

ミズオオトカゲ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/10 14:43 UTC 版)

ミズオオトカゲ
ミズオオトカゲ Varanus salvator
保全状況評価[1][2]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ワシントン条約附属書II
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : トカゲ亜目 Sauria
下目 : オオトカゲ下目 Platynota
: オオトカゲ科 Varanidae
: オオトカゲ属 Varanus
亜属 : ミズオオトカゲ亜属 Soterosaurus
: ミズオオトカゲ V. salvator
学名
Varanus salvator
(Laurenti, 1768)[3][4]
和名
ミズオオトカゲ[3][5][6]
英名
Common water monitor[2][4]

分布

インドアンダマン諸島)、インドネシアカンボジアシンガポールスリランカタイ王国中華人民共和国南部、ベトナムマレーシアミャンマーラオス[2]

形態

大型個体は全長250センチメートルに達する[3][5]。体重25キログラム[5]。体形はやや細い[5]。黒い体色に淡黄色の斑点が帯状に入ることが多いが、亜種や地域により異なる[3]

吻端はやや細長い[5]。鼻孔は丸く、吻端寄りに開口する[5]。四肢や指趾は頑丈で、指趾には鋭い爪がある。

分類

2010年に形態や分子系統推定からフィリピン産亜種とされていたV. cumingiV. marmoratusV. nuchalis、、スラウェシ島やトギアン諸島亜種とされていたV. togianusを独立種とし、パラワン島の個体群をV. palawanensis・タウイタウイ島の個体群をV. rasumusseniとして新種記載する説が提唱された[6]。これにより本種のみで構成されていたミズオオトカゲ亜属は、7種を含む亜属となった。

以前は基亜種はスリランカから東南アジア・インドネシアにかけて広域分布するとされていた[6]。2007年にスリランカの個体群のみを基亜種とし、東南アジア・インドネシアの個体群を基亜種のシノニムとされていたV. s. macromaculatusに分類する説が提唱された[6]

Varanus salvator salvator (Laurenti, 1768)
スリランカ 
Varanus salvator adamanensis Deraniyagala, 1944 Andaman Islands water monitor
インド(アンダマン諸島)
体色は黒味が強く、斑紋が無い。全身が黒化する個体もいる。
Varanus salvator bivittatus (Kuhl, 1820) Two-striped water monitor
インドネシア(ジャワ島スンバ島バリ島フローレス島ロンボク島
Varanus salvator macromaculatus Deraniyagara, 1944
インドネシア(スマトラ島ボルネオ島)、カンボジア、シンガポール、タイ王国、中華人民共和国南部、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス
Varanus salvator zieglei Koch & Bohme, 2010
インドネシア(オビ島)

生態

原生林やマングローブ林などの様々な環境に生息する[2]。水辺に生息することが多く、水によく入り泳ぎや潜水も上手い[5]

食性は動物食で、齧歯類などの哺乳類鳥類やその卵、カメやその卵・トカゲ・ヘビなどの爬虫類、カエル魚類昆虫甲殻類、陸棲の巻貝、動物の死骸などを食べる[3]。タイ中部の都市部ではイヌやネコ、ニワトリ、アヒル、レストランから出た残飯を食べたという報告例もある[7]

繁殖様式は卵生。地中やシロアリの蟻塚などに、1回に約15個の卵を産む[5]

時には複数で連携して、ワニをおびき寄せてその間に他の個体が卵を奪うこともある[要出典]


[ヘルプ]
  1. ^ Appendices I, II and III<https://cites.org/eng>(accessed December 7, 2016)
  2. ^ a b c d e f g h i j k Bennett, D., Gaulke, M., Pianka, ER, Somaweera, R. & Sweet, SS 2010. Varanus salvator. The IUCN Red List of Threatened Species 2010: e.T178214A7499172. Downloaded on 10 December 2016.
  3. ^ a b c d e f Go!!Suzuki 「ミズオオトカゲ」『爬虫・両生類ビジュアルガイド オオトカゲ&ドクトカゲ』、誠文堂新光社2006年、92-100頁。
  4. ^ a b Varanus salvator. Uetz, P. & Jiri Hosek (eds.), The Reptile Database, http://www.reptile-database.org, accessed April 17, 2016
  5. ^ a b c d e f g h i 越河暁洋 「ミズオオトカゲ」『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』千石正一監修 長坂拓也編著、ピーシーズ、2002年、69頁。
  6. ^ a b c d Go!! Suzuki「CLOSE UP CREEPERS -注目の爬虫両生類-」『クリーパー』第62号、クリーパー社、2012年、83-86頁。
  7. ^ Sitthi Kulabtong & Rujira Mahaprom "Observation on food items of Asian water monitor, Varanus salvator(Laurenti, 1768)(Squamata Varanidae)in urban ecosystem CentralThailand," Biodiversity Jornal, Volume 6, Number 3, 2014, Pages 695-698.


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