ポモドーロ・テクニック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/26 06:57 UTC 版)
このテクニックではタイマーを使用し、一般的には25分の作業と短い休息で作業時間と休息時間を分割する。1セットを「ポモドーロ」と呼ぶ。これはイタリア語で「トマト」を意味する言葉で、シリロが大学生時代にトマト型のキッチンタイマーを使用していたことにちなむ。
ポモドーロ・テクニックを元に、ポモドーロ・タイマー[1]と呼ばれるタイマーがある。
手順
このテクニックは2009年に出版されたシリロの著書『The Pomodoro Technique』(どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る ポモドーロ・テクニック入門)や、自身の公式サイト内で紹介されている。
具体的な手順は以下の通りである。
- 達成しようとするタスクを選ぶ
- キッチンタイマーで25分を設定する
- タイマーが鳴るまでタスクに集中する
- 少し休憩する(5分程度)
- ステップ2 - 4を4回繰り返したら、少し長めに休憩する(15分 - 30分)
ポモドーロの途中で急用が入りタスクが中断された場合は、そのポモドーロは終了とみなし、はじめから新しいポモドーロを開始する。
メールをチェックしたくなったり、誰かに連絡する用事を急に思い出したり、他人を気にしたりしてタスクを中断することは「内的中断」であり、さほど重要でないことをやっており、そもそもの目標設定が適切でないことに原因があるとしている。
注意点
- ポモドーロの途中で急用が入りタスクが中断された場合は、そのポモドーロは終了とみなし、はじめから新しいポモドーロを開始する。
- 25分間の作業の中では、一つの作業に没頭する。
- タイマーは音が鳴るものが良い。音が鳴らないタイマーだと、常にタイマーに注意を払う必要があり、集中の妨げとなる。
脚注
- ^ YouTube:ポモドーロタイマーの検索結果、及びhttps://next.rikunabi.com/journal/20161026_m1/による。 (2023/2/25閲覧)
関連項目
出典
- “ポモドーロ・テクニック再入門ガイド|すぐできる生産性アップ術”. 2020年4月11日閲覧。
- “ポモドーロ・テクニック:世界が実践する時間管理術はこうして生まれた”. 2020年4月11日閲覧。
外部リンク
- 1 ポモドーロ・テクニックとは
- 2 ポモドーロ・テクニックの概要
- ポモドーロ・テクニックのページへのリンク