ベンガル語 文化

ベンガル語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 15:10 UTC 版)

文化

ベンガル語は豊かな文化的伝統を持ち、演劇映画などで多くの優れた芸術作品を生み出した。ベンガル語作家でもっとも偉大な存在とされるのが、1913年に『ギタンジャリ英語版』によってノーベル文学賞を受賞した[47]ラビンドラナート・タゴールである。タゴールは主にベンガル語で創作を行い、や小説を中心として膨大な数の作品を残した。タゴールの作品はインド・バングラデシュを問わずベンガル人に愛され、文化的に重要な位置を占めている[48]。バングラデシュ独立戦争の際にはタゴールのベンガル語詩「我が黄金のベンガルよ」がバングラデシュ解放軍によって歌われるようになり、独立後は国歌に指定された。ベンガル語詩は現代でも愛好者が多く存在し親しまれている[49]。またベンガル語は長い大衆演劇の伝統を持っており、20世紀末ごろまでは農村部で盛んに上演が行われていた[50]。この演劇の伝統を元に、20世紀に入るとコルカタで映画産業が盛んとなった。1940年代にはムンバイの映画産業が成長して、それまで全インドを商圏としていたコルカタの映画界はベンガル語圏のみを市場とするまでに縮小したが、そのためにベンガル人の支持を受ける映画が盛んに製作されるようになり、1950年代から1970年代にかけてはベンガル語映画は隆盛を迎えた[51]。また娯楽映画ばかりではなく、この時期のコルカタでは芸術映画も盛んに製作された[52]。この流れを代表する映画監督がサタジット・レイであり、彼の映画は主にベンガル語で製作された。また彼は小説家でもあったが、彼の小説はインド国内向けに英訳されたものの、元はベンガル語で書かれている[53]


注釈

  1. ^ 本来「バングラデシュ」とはベンガル語話者が住むベンガル地方全体を指す語であった。

出典

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