ベノナ 年表

ベノナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 15:11 UTC 版)

年表

以下はNSAのVENONA Chronologyによる

  • 1943年2月1日-ジーン・グラベルがアーリントンホール英語版にてVENONA作戦を始める。
  • 1943年11月-リチャード・ハーロック中尉が初めてソ連の外交暗号の弱点を発見する。フランク・ルイスがこれをさらに広げる。
  • 1943年-VENONA作戦が拡大。F.クーデルト大佐、ウィリアム・B・S・スミス少佐が責任者となる。
  • 1944年11月-KGBの暗号を、セシル・フィリップス、ジュヌビヌーブ・フェインステイン、ルシール・キャンベルが初めて破る。
  • 1945年-ソ連大使館員イゴーリ・グゼンコ英語版が亡命[注釈 1]。エリザベス・ベントリーとウィテカー・チェンバースが、FBIにソ連のアメリカにおける諜報活動を通報。
  • 1945年5月-アメリカ軍情報部がドイツのザクセンおよびシュレースヴィヒでソ連の暗号書を発見。
  • 1946年7月-12月-メレディス・ガードナーがKGBの暗号書の復元を開始した。解読されたいくつかの暗号文の一つには、原爆に関するものが含まれていた。
  • 1947年8月30日-メレディス・ガードナーが、暗号文に含まれるKGBスパイの偽名についての研究を行う。
  • 1947年9月-G-2のカーター・W・クラーク大佐がFBIのS・ウェルズレイ・レイノルズにアーリントンホールにおけるKGB暗号解読に成果があったことを報告する。
  • 1948年10月19-20日-FBI本部のロバート・J・ランファイアがメレディス・ガードナーと接触を始め、多数の諜報活動の捜査が始まる。
  • 1948年-1951年-VENONAの調査により、アルジャー・ヒスクラウス・フックスハリー・ゴールド英語版ディビット・グリーングラス英語版セオドア・ホールウィリアム・パール英語版ローゼンバーグ夫妻ガイ・バージェス英語版ドナルド・マクリーンキム・フィルビーハリー・ホワイトフランツ・レオポルド・ノイマンなど多くの主要KGBエージェントが特定される[4]
  • 1952年-1953年-初期のKGB暗号を解読。GRU文書が解読された。その後の20年間に多くのスパイが特定された。
  • 1953年-CIAが公式にVENONAを報告し、防諜活動に協力を始めた。
  • 1960年-イギリスがGRU文書の解読を開始。
  • 1960年-1980年-数百もの暗号文が初めて解読される。初期に解読されたものも再解読される。
  • 1980年10月1日-VENONA終了
  • 1995年7月-VENONA FILEの一部が初めて公開される[3]

注釈

  1. ^ 1945年9月5日、在カナダソ連大使館に勤務していたイゴーリ・グゼンコ英語版が亡命し、ソ連の諜報活動を暴露した。

出典

  1. ^ 『朝鮮戦争と日本・台湾「侵略」工作』に学ぶ「今そこにある危機」” (日本語). アゴラ 言論プラットフォーム. 2019年10月20日閲覧。
  2. ^ 「日本を降伏させるな」米機密文書が暴いたスターリンの陰謀” (jp). オピニオンサイト「iRONNA(いろんな)」. 2019年10月20日閲覧。
  3. ^ a b VENONA Archived 2014年6月28日, at the Wayback Machine. National Security Agency Central Security Service
  4. ^ a b Benson, Robert L.. “The Venona Story”. National Security Agency. 2004年4月30日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2006年6月26日閲覧。
  5. ^ NSA VENONA公式サイト VENONA Chronology
  6. ^ 1941年6月22日にペツァモ市の領事館。
  7. ^ a b c ヘインズ&クレア 2010
  8. ^ 元谷 2008、p.156以降
  9. ^ ニコラス・グリフィン 『ピンポン外交の陰にいたスパイ』柏書房。 
  10. ^ John Lowenthal. “Venona and Alger Hiss”. New York University. 2022年6月26日閲覧。
  11. ^ John Lowenthal (1976年6月26日). “What the FBI knew and hid”. The Nation. 2022年7月4日閲覧。
  12. ^ Alger Hiss (1957年). “In the Court of Public Opinion”. HarperCollins. pp. 363-409. ISBN 9780060902933. https://archive.org/details/incourtofpublico00hiss/page/363/mode/1up 
  13. ^ Supplemental Affidavits in re U.S. v. Alger Hiss”. The Black Vault (1976年6月26日). 2022年7月4日閲覧。
  14. ^ Russell R. Bradford; Ralph B. Bradford (1992年). “A History of Forgery by Typewriter”. Nelson-Hall Publishers. https://archive.ph/rA8z 2022年7月4日閲覧。 
  15. ^ Anthony Summers (2000年). “The Arrogance of Power: The Secret World of Richard Nixon”. Penguin Books. pp. 73-75. ISBN 9780670871513. https://archive.org/details/arroganceofpower00summ/page/75/mode/1up 
  16. ^ Walter Schneir; Miriam Schneir (2009年4月16日). “Cables Coming in From the Cold”. The Nation. https://www.thenation.com/article/archive/cables-coming-cold-0/ 2022年6月26日閲覧。 
  17. ^ Robert L. Benson. “The Venona Story”. NSA. p. 32. 2022年6月25日閲覧。PDF p.34
  18. ^ Jeff Kisseloff (2009年). “The Alger Hiss Story » Spies: Fact or Fiction?”. New York University. 2022年6月28日閲覧。
  19. ^ The Alger Hiss Story » Interpreting Russian Files”. New York University. 2022年7月3日閲覧。
  20. ^ Julius N. Kobyakov. “Alger Hiss”. Michigan State University. 2022年6月27日閲覧。
  21. ^ Jon Wiener (2004年5月2日). “Allen Weinstein: A Historian with a History”. George Washington University. 2022年7月4日閲覧。
  22. ^ "Costly Error for Hiss Historian: Weinstein Pays for Mistake" Jon Wiener (2005年). “Historians In Trouble: Plagiarism, Fraud, And Politics In The Ivory Tower”. New Press. pp. 31-57. ISBN 9781565848849
  23. ^ Victor Navasky (2001年6月20日). “Cold War Ghosts”. The Nation. https://www.thenation.com/article/archive/cold-war-ghosts/ 2022年6月27日閲覧。 
  24. ^ Rehabilitating Joseph McCarthy?”. TFN Insider. 2022年6月28日閲覧。
  25. ^ Athan Theoharis (2002年). “How the FBI failed in counterintelligence but promoted the politics of McCarthyism in the Cold War years”. Ivan R. Dee. ISBN 9781566634205. https://archive.org/details/chasingspieshowf00theo/mode/1up 
  26. ^ Allen Weinstein (1997年). “Perjury: The Hiss-Chambers Case”. PENGUIN RANDOM HOUSE. p. 512. ISBN 9780394728308 
  27. ^ Eduard Mark (Summer 2009). “In Re Alger Hiss: A Final Verdict from the Archives of the KGB”. 11. p. 50. doi:10.1162/jcws.2009.11.3.26 
  28. ^ 須藤眞志 『ハル・ノートを書いた男 : 日米開戦外交と「雪」作戦』文藝春秋文春新書〉、1996年2月19日、165頁。ISBN 4166600281 
  29. ^ R. Bruce Craig (2012年4月12日). “Setting the Record Straight: Harry Dexter White and Soviet Espionage”. George Washington University. 2022年6月28日閲覧。
  30. ^ Benn Steil (2013年2月25日). “The Battle of Bretton Woods: John Maynard Keynes, Harry Dexter White, and the Making of a New World Order”. Princeton University Press. pp. 4,23. ISBN 9780691149097. https://archive.org/details/battleofbrettonw0000stei/page/4/mode/1up 
  31. ^ a b c d “ローゼンバーグ事件の元受刑者、半世紀以上前のスパイ行為認める”. ニューヨーク: AFP. (2008年9月13日). http://www.afpbb.com/articles/-/2517117 
  32. ^ In Search of History Spies Among Us Documentary, http://docuwiki.net/index.php?title=Spies_Among_Us 





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