ブラック・ジャック (OVA) 登場人物

ブラック・ジャック (OVA)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/27 09:14 UTC 版)

登場人物

「種田三郎左右衛門」(KARTE6)、「種田(執事)」(KARTE9)、「種田(おいだ)」(KARTE10)に関しては全て別人の設定になっている。

共通

ブラックジャック
声 - 大塚明夫
本作の主人公。本名は間黒男。医師免許を持たないモグリの医者で、いつも患者に法外な値段を吹っかけるが、天才的な腕を持つ外科医。
OVA版では監督である出崎の中でのBJの性格の設定か、もしくはBJの年齢が若干高く設定されているらしく、原作で稀に見せる荒い言葉遣いが無く、全編通して大人びた言葉遣いで統一されている。
また原作での幼少の怪我の原因の復讐のエピソードが解決済み、もしくは無くなっている為、患者への高額な医療費の請求は患者ないし家族の「生きたいと思う意思」の確認と、報酬=BJ自身が命に対して少しでも生かすことの努力をしたという証だと思われる、人は人の死に対してその死を悼み、一時涙を流すこと位しか出来ないとBJ本人が語っている。
その証拠にKARTE.7 『白い正義』で難民キャンプにて、「報酬のない医療はしない」と一人1ドルでの治療を行い、持ち合わせのない者からは1ドルの借用書で治療を行っている。エピソードのエンディングにて事情を知らないピノコがその借用書の山をゴミとして廃棄しようとした際に、BJは「悪いが大事なものなんだ」とピノコの手から取り上げており、高額な治療費と回収する当てのない1ドルの借用書の価値が同じと言う描写から、原作以上にその部分が強調されている。
その他の部分は原作に準ずる。詳しくはリンクを参照。
ピノコ
声 - 水谷優子
ブラック・ジャックと一緒に暮らしている女の子。自称18歳。原作よりも大人向けの内容というコンセプトの強いOVAシリーズにおいて、監督の出崎は作品の中でのコメディリリーフ色の強いピノコの扱いに当初は困っていた旨を演じていた水谷優子にこぼしていたが、後にピノコの存在意義がやっと解ってきたと同じく水谷に発言しており[5]、序盤のエピソードでは留守番や、コメディリリーフ的な役が多かったのに対して、KARTE.5 『サンメリーダの鴞』ではピノコの語りと視点で物語が進むピノコが主役の回が設けられた。
BJと同じく原作よりも大人びた発言が多くなっており、原作同様に自称「BJの奥さん」と発言している物の、KARTE.5 の語りの中で作中の旅行を「かなえられることのない私の先生への恋心の慰め」と悟った心中を語ったり、KARTE.11 『おとずれた思い出』では自身の姉に当たる西園寺ゆりえ[6]との別れの際に真実に気づかない振りをし、患者と医者の助手として明るく別れを切り出している等がみられる。また、原作の独特な口調は再現されていない。
その他の部分は原作に準ずる。詳しくはリンクを参照。
高杉警部
声 - 羽佐間道夫
カルテ2と9に登場。原作の友引警部にあたる人物。KARTE.2ではS県警に出向、捜査四課で麻薬捜査を(OVA発売時の1993年では組織犯罪対策部を捜査第四課と呼んでいたが、現在は部局が独立して設置されている)、KARTE.9では警視庁に戻り少年課に配属されていた。
飛行機で同席の際に禁煙席で喫煙したり、公衆の面前でBJを無免許医と呼ぶなどと無神経な部分が目立ち、再会時BJは心中にて「嫌な奴に会った」と煙たがっていた。
ただ、無免許医療を見逃したり、人面瘡に取りつかれ殺人を犯した耕一郎を逮捕に向かった警察から、その耕一郎の手術を施したBJを庇ったりと原作の友引警部と比べて、警察という組織に身を置きながらもBJにかなり理解がある、情に厚い人物として描かれている。
BJも胸中では文句を言っている物の、律儀にS県警に顔を出したり(不在で「待つほどの相手ではない」と合わずに立ち去っている)、麻薬植物の菜園を見てしまい組織に狙われる恐れのあるの里枝と弓子の警護を、BJ自身が二人から離れなければならない時に頼んだりとそれなりに信頼はしていた模様。
演じている羽佐間道夫の好演もあり、OVAシリーズでBJとピノコ以外で複数のエピソードに登場した唯一の人物である(麦人演じるKARTE.6・9の登場人物の種田は同名の別人物)。東京都杉並区西永福に自宅を構えているらしい。

カルテⅠ「流氷、キマイラの男」

クロスワード・マナビス
声 - 大塚周夫
キマイラ病を罹っている大富豪。余所者と思われていたが、元々は島の出身で過去に島からキマイラ病が発症した際に家族が感染、感染拡大を恐れた村人の焼き討ちに遭い両親と妹を殺され、自身は島を逃げ出した過去を持っている。キマイラ病が解明できず諦めかけたBJに手術をキャンセルされかけるが、命乞いではなくキマイラの発作の様子を見てほしいのだと説得する。手術の日に「おはよう小百合」と言って手術室に向かい、キマイラ病解明に命を賭して最後の発作の最中に手術を受け息を引き取った(原作では生存している)。
幼少期と現在と二度にもわたる村人の焼き討ちにあいながらもキマイラ病だけを憎み続け、最後は亡骸をBJに抱きかかえられて妻の元に送られた。
小百合・マナビス
声 - 井上喜久子
クロスワードの妻でありながら、秘書のデビットは不倫の仲。10年前にBJの整形手術で美しく生まれ変わり[注 2]、そのお陰でクロスワードと結婚した。その為にBJが島に到着時に再会を喜ぶが、BJには「再発でもしない限り患者は医師の事など忘れて良い」と素っ気なくあしらわれてしまう。
後にクロスワードとの子を懐妊する。バスルームで転倒し流産の危機に陥るが、BJの緊急処置によってお腹の赤ん坊共々救われた。
デビット・ローゼンタール
声 - 大滝進矢
クロスワードの秘書だが、小百合の不倫相手。秘書課の経費を誤魔化して横領していた。小百合がクロスワードの子を懐妊を境に別れを切り出されるがしつこく食い下がっていた。実は歳の差婚から小百合の気が紛れればとクロスワードに関係は意図的に見逃がされていた。後に「小百合の気が無いので何時でも辞めてよい」と事実上の解雇を宣告される。村人の屋敷襲撃の際に自身から会社を辞めることを小百合に伝え、クローゼットに小百合とメイドを隠し、体を張って守ろうと村人に抵抗するが松明で殴り倒されてしまう。
ミネア・F・ロス
声 - 冬馬由美
島の女医。兄フレディとイギリスで医師の資格を取り島に戻ってきたが、その兄がキマイラ病を発症している。クロスワードの犠牲の元に発見されたキマイラ病の真実をTV出演で報じている事から、村人の屋敷襲撃の後にBJからキマイラの全貌を伝えられたと見られる。
シェル
声 - 亀井芳子
村の少年。父がキマイラ病を発症しており、井戸を掘るために城から壷を盗んだところをBJに助けられる。
フレディ
声 - 掛川裕彦
ミネアの兄で医師。兄妹でキマイラ病の解明に尽力していたがキマイラ病に感染してしまい、最後には息を引きとる。

カルテⅡ「葬列遊戯」

藤波里枝(ふじなみ りえ)
声 - 林原めぐみ
S市にある私立の全寮制女子校に通う少女。真夜中に公園の凍った噴水でスケート中に額の怪我をした際、偶然通りかかったBJに助けられた。自身の施された処置の技術の高さから弓子を救う為、2か月もの間BJに助けられた公園にて藁にもすがる思いで毎日BJを待っていた。少女たちと出会ってから半年後、偶然S市に訪れたBJと再会し友人の弓子を救って欲しいと懇願する。BJとの再会前に友人たちと登った仙人岳で見つけたサボテンペルート菜園でペルートに触れてしまい、救おうとしていた弓子と同様のペルート中毒である事が後に判明する。
井上弓子(いのうえ ゆみこ)
声 - 荒木香恵
里枝の友人。吊り橋の崩落事故で植物状態になったが、里枝の依頼によってBJの手術で助けられた。彼女もまた里枝と同じペルート中毒だった。
梅谷時雄(うめたに ときお)
声 - 関俊彦
S市の病院の院長。亡くなった父親の病院を引き継いだ二代目で、病院の業務をそっちのけで遊びまわっている。裏では某国の犯罪組織と通じており、麻薬の元になるサボテンペルートを持ち山の仙人岳で栽培していた。そのため、サボテンのことを知る弓子の手術を拒んでいた。最終的には組織に切り捨てられて事件の真相を知ったBJもろとも殺されかけるが、死力を振り絞ったBJに救い出されて一命を取り留める。その後の消息は不明。
中島ユキ(なかじま ゆき)
声 - 松本梨香
里枝の友人で、最初にペルートに触れた。1週間後に轢き逃げにより死亡。
後藤香(ごとう かおり)
声 - 岡村明美
里枝の友人。皆と一緒にペルートに触れてしまう。ペルートの菜園を目撃してしまった為、2か月後に地下鉄で自殺に見せかけ、ユキ同様に組織に殺害される。
ギル
声 - 筈見純
某国犯罪組織のボス。日本を離れる際、証拠となる仙人岳のペルート菜園を焼き払う。

カルテⅢ「マリア達の勲章」

マリア・カルネラ大尉
声 - 勝生真沙子
クルーズ将軍の娘で、末期癌の父を延命させるためBJに依頼した。敵兵に左目を撃たれつつもBJと父を対面させた他、避難の指揮を取る大役を果たした。しかし父の手術が終わった矢先、ユナイツ連邦特殊部隊のヘリにBJの目の前で撃たれる。BJに「カメール村の教会へ。みんなと祖国で落ち合うの」と言い残し死亡。BJはその後、教会の前で彼女の愛銃を空に向かって撃った。
クルーズ将軍
声 - 玄田哲章
オルテガ共和国の元首。自由独立のために戦ったが、隣国ユナイツ連邦のケリー大統領の陰謀で「麻薬王」の汚名を着せられる。そのことで逮捕された上、末期癌に罹ってしまう。娘マリアとエステファン大佐による救出、そしてBJの手術に助けられBJに背負われ国境を目指したがケリー大統領補佐官が待ち構えていた。腰に巻いた爆弾で威嚇し国境の鉄フェンスをよじ登ろうとしたが兵隊に撃たれ腰の爆弾が爆発し故郷の地を踏むことなく、片腕だけを残して爆死した。
エステファン大佐
声 - 渡部猛
捕らわれていた将軍を、マリアと共に助け出した猛者。将軍の手術を妨害させまいと特殊部隊と戦い、戦死。
ケリー大統領
声 - 大塚芳忠
ユナイツ連邦大統領。クルーズ将軍を麻薬の密売者として国境を無視し軍を進めクルーズを逮捕した。自国の正義とプライドしか考えていない。被告人として法廷に立たせるため、脱走したクルーズを拿捕しようと特殊部隊・ブルージャケットを投入する。後にアヘン中毒の犯罪者であるクルーズそっくり[注 3]替え玉を用意出来た事で命令を射殺に変更した。
サム・バリンジャー・ジュニア
声 - 田中正彦
ケリー大統領特別補佐官。国境近くでクルーズ将軍を待ち構えクルーズ将軍を国と国の争いだと言って射殺。激高したBJに殴られる。

カルテⅣ「拒食、ふたりの黒い医者」

ドクターキリコ
声 - 山路和弘
原作でもおなじみ、BJのライバル。自暴自棄になり診療所を飛び出したミシェルを保護する。
原作よりも安楽死はあくまでも苦しんでいる人への救済で、医師として助けられる命は助けるという部分が強く表現されており、疲弊したミシェルが当人と知らずキリコの話題を出した際に拒否したり、保護した際のミシェルの症状の心当たりから「化学及び細菌兵器の全て」と言う医学書を探してきてBJに届け、手術成功の手助けをしている。
その所為か原作と異なり、キリコからのBJの心象は含む部分が無く(少なくともエピソード中には)、「安楽死の是非」と言うお互いの医師としてのスタイルの違い以外は険悪には描かれていなかった。BJ・キリコ共にOVAでは設定年齢が高いと思われるのも相成り、原作とは違い、双方とも作中(BJはOVAシリーズ全編)での言葉遣いが落ち着いたものになっている。
ミシェル・プチ
声 - 土井美加
本名は「ミシェル・ロシャス」、32歳。ようやく売れてきた女優で、無名時代はヌード写真ポルノ映画の仕事しか回ってこなかった。やっとつかんだ主役のためダイエットに励んだ結果、拒食症に陥る。実は死んだ親友のカティナと同じく、生物兵器(患者の脳に寄生する擬態型エキノコックス)に感染していた。BJの手術によって助かり、無事に主演作を完成させる。
カティナ・アレコ
声 - 氷上恭子
ミシェルの幼馴染で2歳年上で、作家を志望していた。幼い頃、ミシェルと共によく廃墟と化したアンジェ村の軍廃棄物処理施設に行き、動物などを手厚く葬り、夢を語り合った仲。ミシェルが親の離婚の都合で村を去った1年後、肺炎で亡くなった事になっていたが、後のアレックスの発言からミシェルと同じ症状のエリテーマ(赤い斑点)が体中にでき死亡したのを、あまりに哀れで奇妙な死だった為死因を肺炎という事にしたのが判明した。
アルマン・ロシャス
声 - 滝口順平
ミシェルの叔父で医学博士。小さな診療所を営んでいる。両親の離婚後、ミシェルを引き取って育てて来た。
アレックス・レイ
声 - 土師孝也
本名は「ニコラス・アレコ」。ミシェルが主演している映画の監督。実はミシェルの親友だったカティナの兄。ミシェルを主役に抜擢したのは偶然だった(彼女の幼い頃の名はミシェル・ロシャスであった為)。
アンドレからミシェルの事を聞いた際、カティナにも死ぬ前にエリテーマ(斑点)が現れたことを思い出す。病魔に蝕まれたミシェルの姿を見て事実を確信し、BJたちにその事を告げる。
アンドレ
声 - 青野武
芸能イブニング誌のゴシップ記者。大抜擢されたにも拘らず、突如消えたミシェルの捜索を開始し、場所を突き止め、マネージャーとアレックスを診療所に連れて行く。ミシェルのこき下ろし記事も多く書いたが、実は売れない頃からの大ファン。
パドリック
声 - 秋元羊介
ミシェルのマネージャー。

カルテV「サンメリーダの鴞」

レスリー・ハリス
声 - 古谷徹
士官候補生イギリス人。睡眠中に謎の女性が現れる夢を見るたびに、背中にありもしないはずの銃痕が開き大出血を起こしてしまうという謎の発作を持つ。旅行中の列車内にて発作を起こし、その列車に乗り合わせたBJ・ピノコと出会う。
応急処置を施したBJは、彼に対する見事なまでな手術痕からその医師に興味を持ち、彼の治療を引き受ける際に治療費は一切受け取らない代わりに、術を施した医師を探すのを協力する事を条件とした。
レスリーはBJと医師を探すのに向かった先で彼自身も知らなかった事実(潜在的には覚えていた)、彼は元々サンメリーダ村の出身で後に村に取材に訪れたイギリス人記者モーガン・ハリスに引き取られた事実を知る事となる。
エルネスト
声 - 坂口芳貞
サンメリーダ村の墓地の手入れをしている厳格な老人。戦乱により廃墟同然となった村の最後の生き残りだが、その正体は戦時中に負傷した兵士達の治療をしていた「サンメリーダの」の異名を持つ医師だった。その際重傷を負った赤ん坊の頃のレスリーの手術をする。BJはレスリーにした手術痕を見てエルネストを超一流の医師と称したが、本人は留学の途中に祖国が紛争状態に入りそのまま帰国した為、彼もBJ同様無免許医であり、経験不足や知識不足の中でそれでも重病人を生かさなければと死にもの狂いだった中で、サンドラとレスリーの術の際には奇跡が起こり神が力を貸したと本人は語り、己の技術ではないと、自身の功績とは認めなかった。最後には軍に発見されてしまい、裁判にかけられることなく銃撃され、BJが必死に手術をしたが銃弾を全部取り出せずに死亡した。
牧師
声 - 伊藤和晃
本名不明。異国から来た眼鏡をかけた現サンメリーダ村の若き牧師。その正体は少佐で、反政府グループの英雄「サンメリーダの鴞」を探していた。裁判にかけずエルネストを銃撃した母国に怒り責任を取る覚悟で部下達に軍の医療班に輸血用の血液を集めさせた。エルネストが死亡した際、静かに敬礼した。
サンドラ
声 - 鶴ひろみ
レスリーの夢に現れた人物で、かつて戦時中のサンメリーダ村に住んでいた女性。敵の特殊部隊の銃弾を受け重傷を負い、エルネストの診療所に運ばれた。見ず知らずのレスリーに母乳を与えながら息絶えた。死後、エルネストの手によりサンドラの皮膚臓器の一部は重傷を負った赤ん坊のレスリーに提供された。
アニタ
声 - なし
ヘリの機銃掃射で死んだサンドラの娘。サンドラと共にレスリーの夢に現れる。
司令官
声 - 宝亀克寿
本名、素顔不明。反政府運動が再び起こる事を恐れた大統領の命令によりエルネストを銃殺。少佐に死体の処理を任せ去った。

カルテⅥ「雪の夜話、恋姫」

種田三郎左衛門
声 - 麦人
鎌倉時代武将。幼少の頃から姫を守りつづけている。
身分の違いから姫からの想いに気づきながらもその想いを受けられないでいた。姫の手術後、六条寺の軍の追手が迫る絶望的な状況の中にて姫の想いをやっと受け入れるが、その願いは果たされる事なく姫は手術の傷が開いてしまい絶命、種田も六条寺の軍との壮絶な争いの中にて討死する。
BJが現世に戻った際に姫と瓜二つの女性が本来の患者の女性であり、出稼ぎ先の事故により既に死亡していた筈の夫である種田からの依頼がこの物語の発端であったと物語ラストで明かされる。
声 - 玉川紗己子
20歳。種田三郎左衛門を好いているが、種田には家柄・身分の問題から求愛を拒否される。4年前に六条寺との婚姻話が出た際、祝言を忌避するために毒の実「ガマカズラ」を食べ病気となってしまう。
劣悪な状況内にてBJの手術を受け成功するが、六条寺の追手から逃れるために傷が塞がらないうちに種田と共に脱出を図ろうとするも絶命、六条寺の軍との戦いにより討死した種田と共に炎に包まれる。
BJが目を覚まし現世に戻った際にそっくりな女性・種田夫人がおり、冒頭で届いたBJへの依頼は亡くなった筈の夫の種田からのものだった。
薫光尼
声 - 藤田淑子
姫に嫉妬し、殺そうと企む。ピノコに催眠術をかけて人質に取り、まるで自分の娘のように扱う。
現世でそっくりな姿の女性が、種田夫人の隣家に住む女性として存在しており、戦国の世とは打って変わり、病床の種田夫人を常に気に掛ける優しい女性だった。
虻丸
声 - 田中敦子
薫光尼直属の忠実な配下。戦国の世にて目を覚ましたBJの手術道具を奪う。種田曰く「薫光尼のおもちゃ」。
薫光尼同様に現世にそっくりな姿の青年が薫光尼にそっくりな女性の息子として存在していた。母同様に隣人の種田夫人を気にかけていた様だった。
六条寺
声 - 坂口哲夫
帝の執政で66歳。若い姫を妻にしようと企む。軍勢を率いての陣中シーンがある。

カルテVII 「白い正義」

白拍子泰彦(しらびょうし やすひこ)
声 - 水島裕
東西大学病院の第一外科医局長で完璧主義者。大学剣道部OBで、現役時代は三連覇した。無免許医であるBJに国際医師免許を与えようとするスタンフィールド教授の提案に激しく反発する。婚約者のキャサリンから戦地でのをBJの悪環境での手術・人体に対するアプローチ・患者を尊う行いを称賛する手紙を受けとるが、BJのその行いをロマンで人は救えないと一蹴していた。技術はBJにして「悪くない」と言われるほどに高いが、最新技術の医療機器に頼った部分があり、最新機器では患者を傷つけてしまう状況に追い込まれ、BJと執刀医を交替、経験の違いを見せつけられると同時に手術は医師の為では無く患者の為の物だと気づかされる。後にBJへの国際医師免許の交付に賛同する。
キャサリン
声 - 潘恵子
白拍子の婚約者。結婚式を半年延期までして、内戦の勃発したアデンタールに医療ボランティアに行く。そこで出会ったBJの技術の高さと患者の命を尊重する手術の手腕に心酔する。
スタンフィールド教授
声 - 村松康雄
キャサリンの学生時代の恩師で心臓外科の重鎮。BJの手術後に内戦中のアデンタールにヘリの手配を行い、迎えをよこしてくれた。劣悪な環境で行われたカレンの処置に対し自身が行ってきたどの手術よりもパーフェクトと語り、医者として嫉妬を覚えると称しながらも絶賛していた。BJへの国際医師免許の交付を国際医師連盟特別委員会にて提案する。医師会の権威でありながら無免許医である筈のBJの技術や患者に対する姿勢を高く評価する柔軟な思考を持った人格者。
パターソン
声 - 大友龍三郎
ニューヨークマフィアの親分。孫のカレンの治療をBJに依頼する。ピノコをカラオケに連れて行くなど人情味がある。敵対勢力の襲撃を受け、重傷を負うもBJの手術により一命を取り留める。
カレン・アラビス
声 - 仲尾あづさ
パターソンの孫娘でファロー四徴症を患っている。戦地で悪環境の中BJの手術により回復、NYのスタンフィールド教授のいる病院に移送される。命を救ってくれたBJの事をアデンタールの伝承に出てくる砂漠の英雄ラパンドゥと比喩し慕う。
サランダ・アラビス
声 - さとうあい
カレンの母親。難民キャンプで死にかけのカレンを抱えて精神錯乱を起こしていた。娘の回復により彼女もまた回復する。
ブロンソン
声 - 宝亀克寿

カルテVIII 「緑の想い」

ロレンス
声 - 長沢美樹
声楽隊の生徒。身体に植物が生えるという医学では考えられない症状を持っている。行動力のある兄とは違いおとなしい性格。
アンドリュー
声 - 林原めぐみ
声楽隊の生徒でロレンスの兄。弟の身体に植物の芽が生えたのを憂い、BJに治療依頼をした。弟想いの一生懸命な性格。
アルマンド
声 - 池田勝
道路開発の際に古くからある大木を切り倒すことに反対する老人。過去に幾多の悪事を重ねており、大木が切り倒されるとともに自分の命を絶とうとしたが結局生き長らえることとなった。
ジョーンズ
声 - 内田直哉
アンドリュー兄弟の父。国際連合職員で道路開発計画の地元との折衝担当。
樹木の声
声 - 堀勝之祐

カルテⅨ「人面瘡」

都築耕一郎(つずき こういちろう)
声 - 堀秀行(少年時代:白鳥由里
世界でも有数の財閥、都築グループ当主の座を30代の若さで引き継いだ男。幼い頃からスパルタ教育で厳しくしつけられていたが、最愛の母が父の愛人のために別れさせられて自殺した事から解離性同一性障害と腹部に人面瘡を発症する。捜査に入った刑事の一人に撃たれその傷が元で死亡。
種田(たねだ)
声 - 麦人
耕一郎の幼少時代からの執事。医大を中退したがかなりの医療知識の持ち主。
摩知子(まちこ)
声 - 荘真由美
耕一郎の妻。種田と共に耕一郎の秘密を知る。彼女曰く耕一郎は「やさしい人」
ジュン
声 - 佐々木望
耕一郎の別人格。10代の少年。高級外車を狙い、斧で叩き壊す。
柳子(りゅうこ)
声 - 定岡小百合
耕一郎が17歳の時に現れた別人格。赤毛の20代ぐらいの女性。男性をラブホテルに誘い殺害。種田曰く最初は脅したり暴力を振るう程度だった。
マリコ
声 - 工藤栄子
ホームレス生活を送る少女。かつて高杉警部に世話されていた。逃亡中の柳子を助ける。
佐々木
声 - 内田直哉
柳子をナンパして殺された男。妻子持ちの商社マン。
人面瘡
声 - 内田直哉

カルテⅩ「しずむ女」

月子
声 - 折笠富美子
素性不明、推定年齢19歳。泳ぎがうまく、地元の人から人魚の生まれ変わりとも言われている。しかし、魚を捕る以外に能がなく、BJは知的障害精神病患者ではないかとも疑っていた(そのことは素性調査を行う際に養護施設なども当たらせたことからわかる)。意思疎通が若干困難ではあるが、本人は至って純粋な性格で、BJに一目惚れし、彼のために愛の証「青真珠」を捕って来ると言っていた。
BJによって三ヶ月病治療手術(膝への人工関節移植)を受けるが、完治を待たずして青真珠を捕るため海に入り、溺死。
フォックス
声 - 藤本譲
三ヶ月病救済委員会の総括。全国から優秀な医師を集めてくれと頼まれ、BJを強く推薦するが、無免許医であるとの内部告発により叶わないまま終わる。しかし月子の手術のことをBJから聞かされた際には自らの立場も顧みずに来院を勧めるなど、常に全面バックアップしていた。
タクシーの運転手
声 - 堀内賢雄
お調子者のタクシー運転手。BJを気に入ったらしく、他のタクシードライバー達に「親戚だ」と見え透いた嘘をついてまでも終始一貫してBJの専属ドライバーを務めていた。満月館にいつのまにか馴染み、月子に関する情報収集にも協力する。
満月館の主
声 - 内田直哉
オヤジギャグを飛ばすことを忘れない、愛嬌たっぷりの満月館の主。宿はいつも閑散としており、一人で切り盛りしている。ピノコと意気投合し、さながら漫才コンビのようなやりとりを見せていた。月子のことを可愛がっており、食べもしないのに公害で汚染された魚を買ってはこっそり土に埋めるなど、根は情に厚い人間。
杉田まもる
声 - 矢尾一樹
DLケミカルの社員で、三ヶ月病救済委員を兼任。BJの正体を隠すため、「ハザマ」としてスタッフに加えようとする。一見気弱そうだが、月子の手術のための道具を持ち出したり、BJが月子の将来のための金をBLケミカルから恐喝するためのセッティングを行う。
種田(オイダ)
声 - 西田絵里
三ヶ月市役所の三ヶ月病救済窓口担当。月子に対し被害者認定カードを発行するために尽力している女性。
長谷川
声 - 松尾銀三
DLケミカル常務。ブラックジャックとの裏取引に応じ、3000万円の小切手を切る。
声 - 川津泰彦

カルテXI「おとずれた思い出」

西園寺ゆりえ
声 - 坂本真綾
かつてピノコを体内に取り込んでいた双子の姉。西園寺流の家元で、西園寺グループの令嬢。全身に切除しても再生する腫瘍を患い昏倒を繰り返していたが、それがピノコに起きていた発作と同期していた。西園寺家の血筋の常として特殊抗体で死ぬ運命にあったが、抗体に適応したピノコが奇形腫として存在したことで生き長らえていた。腫瘍の発生はピノコが分離したためだったが、ピノコからの肝移植によってゆりえ自身も抗体に適応する。原作で見られたピノコとの確執はなく、手術後、彼女が生存していたことを知ってBJに会わせてくれるように頼んだが、BJにその申し出を拒絶される。しかし、その直後に彼を追いかけてきたピノコ[7]と襖越しに姉妹同士の再会を果たした。
高尾
声 - 中村悠一
ゆりえに仕える笛奏者の青年。BJにゆりえの治療を依頼する。
美登里
声 - 城雅子
ゆりえの親戚で、西園寺流の次期家元候補。ゆりえに白鷺天昇を伝授されるが、その実力差を思い知ることになる。
声 - 内田直哉
美登里の父。ゆりえの病状が重い事を察し、美登里を西園寺流後継者にしようと画策する。
松の丞
声 - 柿原徹也
女形を目指して実家の白鷺神社を出たが、現在は町のスナックで雇われママをしている。BJに白鷺神社の伝承を教える。
白鷺神社宮司
声 - 堀内賢雄
松の丞の父。
可仁医師
声 - 後藤哲夫
西園寺の侍医。奇形腫除去の経緯からブラックジャックとも面識があり、屋敷内の医療設備を貸し出すなど彼をサポートする。
幼女
声 - 工藤晴香

カルテXII「美しき報復者」

L(アジュン)
声 - 朴璐美
アンリョン国の女性工作員。BJを騙す患者役を務めた。チェ・ヒョク将軍に家族ごと拉致された過去を持っており、自らの手で復讐を果たそうと狙っていた。手術終了後に将軍を狙うがBJに止められ、逆に射殺される。
チェ・ヒョク将軍
声 - 小林清志
全体主義国家アンリョン国の独裁者脳腫瘍を患っているが、麻酔に対するアナフィラキーショックのため、手術が出来ずにいる。電気麻酔によって手術が行われ、腫瘍を取り除くことに成功するが、内戦終結後にファンロンに拘束される。
テビョン大将
声 - 関俊彦
チェ・ヒョク将軍の長男。後継者の座を確実なものとするため、部下にBJ暗殺を実行させる。作戦は失敗するが結果、気落ちした将軍から後継者に指名され、さっそく核実験を行う。
ジョンギ
声 - 森久保祥太郎
チェ・ヒョク将軍の次男。反体制組織ファンロンに肩入れしていたが、実はジョンギ自身がファンロンのリーダーだった。将軍の妻にさせられたLの母が産んだ異父弟。重傷を負うが、Lの輸血で助かる。最終的にファンロンが内戦に勝利する。
キム参謀長
声 - 大竹宏
テビョン大将の部下。テビョンからは全幅の信頼を寄せられている。
Z
声 - 中村大樹
アンリョン国の工作員。ブラックジャックを騙す患者(L)の夫役を務めた。
カン医師
声 - 島本須美
チェ・ヒョク将軍の主治医。女医。
アジュン
声 - 潘めぐみ
アジュンの母
声 - 宮川美保

  1. ^ ニコニコ生放送でブラック・ジャックのアフレコ生放送決定!”. 2011年5月15日閲覧。
  2. ^ DVD「SPECIAL EDITION」版同梱ブックレット参照
  3. ^ 本作品予告映像より(公式サイトより参照可)
  4. ^ ブラック・ジャック 〜Blu-ray BOX〜”. 2014年9月5日閲覧。
  5. ^ FINAL SPECIAL EDITIONの映像特典の追悼インタビューより
  6. ^ 原作の資産家の娘に当たるキャラクターだが、ゆりえはピノコの生存を知らず、原作で見られた姉妹の確執はほとんどない。
  7. ^ ただし、ピノコ自身は自分が妹であることを敢えて言わなかった。
  8. ^ 虫ん坊 2011年6月号 特集1:出崎統さん追悼 『ブラック・ジャック』カルテ11・12スタッフが出崎統を語る:TezukaOsamu.net(JP)
  1. ^ スタンダードサイズから上下を切り取りビスタサイズにする、いわゆる「貧乏ビスタ」である。
  2. ^ なお、BJには「専門外」という理由で一度手術を断られている。
  3. ^ ただし、多少の整形は行った。





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