ブラウン管
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/05 04:38 UTC 版)
市場規模
社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)の発表(外部リンクの節参照)によると、日本における一般PC向けのCRT需要は、2005年度でほぼ消滅。印刷物に対して忠実な色再現性が求められるDTP分野以外は、完全に液晶ディスプレイ(LCD)に置き換わった。世界でも縮小傾向にある。
ブラウン管の歴史
- 1897年 - ブラウンが陰極線管を発明。
- 1907年 - ロシアのボリス・ロージングがブラウン管を使った受像装置を発案。
- 1925年 - イギリスのジョン・ロジー・ベアードが円盤を使ったテレビを発明。
- 1927年 - 日本の高柳健次郎が撮像に円盤を使い、映像にブラウン管を使った受像装置までの開発を成功。
- 1927年 - アメリカのフィロ・ファーンズワース、電子式テレビ撮像機の開発。
- 1934年 - ドイツでテレビ放送が開始。世界最初のテレビ局はパウル・ニプコウ。
- 1967年 - ソニー、トリニトロンを開発。
- 1990年 - ソニー、ハイビジョンブラウン管テレビ (KW-3600HD) を発売。
- 1996年 - ソニースーパーフラットトリニトロン管を採用したテレビ受像機を発売。
- 2008年 - ソニー、トリニトロン生産を終了。
- 2015年 - シャープ、フィリピンでのブラウン管テレビ生産終了。
ギャラリー
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シャドーマスク方式の画面拡大図
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アパーチャーグリル方式の画面拡大図
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シャドーマスク方式によるマウスポインタの拡大図
脚注
- ^ 「YouTubeが実現した「テレビと真逆」の動画革命 アメリカ本社の最高ビジネス責任者に直撃」東洋経済 2020/11/12 閲覧
- ^ 『 YouTubeはどうして「チューブ」なの? ロゴマークに隠された意味 』MACROMANCER 2023年9月4日閲覧。
- ^ 赤木真澄 (1983-11-01). “オペレーターのための新・電気の広場 ビデオ・ゲームのしくみと働き 連載第2回”. ゲームマシン (アミューズメント通信社) 223: 16 .
- ^ a b c 赤木真澄 (1984-01-01). “オペレーターのための新・電気の広場 ビデオ・ゲームのしくみと働き 連載第5回”. ゲームマシン (アミューズメント通信社) 227: 22-23 .
- ^ “テレビ受像機 カラーフラットテレビジョンTH-14F1 | ラジオ受信機 | 第2展示室 | UEC コミュニケーション ミュージアム”. 2023年9月4日閲覧。
ブラウン管と同じ種類の言葉
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