フレッシュプリキュア! 登場人物

フレッシュプリキュア!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/24 21:10 UTC 版)

登場人物

プリキュア

ラブ、美希、祈里の3人は「四つ葉町」に住む同い年の幼なじみ。せつなは「管理国家ラビリンス」の幹部・イースが3人を欺くべく変装した姿であったが、改心と同時にこちらが本来の姿となる(詳細は記事参照)。ラブは公立学校の「四つ葉中学校」、美希は芸能専攻の私立学校「鳥越学園中等部」、祈里はミッションスクールの私立学校「白詰草女子学院中等部」に通う中学2年生で、せつなも第31話から四つ葉中へ転入する。

また、プリキュアのほかに「クローバー」というダンスユニットも組んでいる(ユニット名は第19話で命名されるが、便宜上第18話以前の事柄もクローバーと記す)。当初は3人だったが、第26話でせつなが加入し4人となる。

一人称はラブが「あたし」もしくは「わたし」、美希が「あたし」、祈里とせつなが「わたし」。

プリキュアへ覚醒した経緯は「プリキュアの設定」を参照。

桃園 ラブ(ももぞの ラブ[注 1]) / キュアピーチ
- 沖佳苗
本作品の主人公で、公立の四つ葉中学校に通う14歳の少女[5]の戦士「キュアピーチ」に変身する。身長は159cm、血液型はAB型[6]。口癖は「幸せ、ゲットだよ!」。
自分のことよりも他人のことで熱くなれる。性格は活発で人懐っこく天真爛漫。反面、その純粋さゆえに傷つきやすく深く悩むことがある。また、ケンカになると意地を張る一面もある。
美希を「美希たん」、祈里を「ブッキー」、せつなを敵対時から呼び捨てで呼んでいる。
勉強やスポーツは得意でないが、ダンスが何よりも好き。好きなダンスユニットは「トリニティ」で、自室にトリニティのポスターを貼るほどのファン。特にリーダーであるミユキには憧れを抱いている。
幼い頃から家事を手伝っていたため料理が得意で、特にハンバーグが得意かつ好物でもある。一方でニンジンが苦手で裁縫も不得手。
家族はかつらメーカーに務める父・圭太郎と、スーパーでパートをしている母・あゆみがいる。実家はかつて母方の祖父・源吉が営む屋だったが、祖父が死去したことで廃業している。幼なじみの美希と祈里は学校こそ違うものの、家族ぐるみの付き合いが続いている。
第1話でナケワメーケに襲われていたミユキを助けたのが縁で親しくなり、彼女からレッスンを受けることに。さっそく美希と祈里に参加を促し、2人とも加入を快諾しユニットを結成する。そして第19話でダンス大会出場のためチーム名を考案し、3人の出身地にちなみ「クローバー」と命名する。
せつなとの出会いは第1話で森をさまよっていた時に偶然見つけた「占い館」で運勢を見てもらったのがきっかけで、第7話で商店街に訪れた彼女と再会する。彼女の素性と目的を知らない状態で美希や祈里と分け隔てなく接して親友関係を構築する。しかし第22話で彼女がイースと同一人物と判明した時は驚愕し、そのショックで落胆し部屋に引きこもってしまう。だが続く第23話で美希とカオルちゃんの助言により奮起し、彼女をラビリンスから取り戻すべく一騎討ちを挑んで説得を試みる。その結果彼女を改心させてプリキュアに覚醒させ、仲間にすることにも成功した(せつなの項目も参照)。
ミユキの弟でクラスメイトの知念大輔とは会えば口論となるケンカ友達[7]であるが、第45話で彼にピーチと同一人物と明かした後は秘匿していた後ろめたさもあってか優しく接するようになる。
蒼乃 美希(あおの みき) / キュアベリー
声 - 喜多村英梨
芸能学校である私立鳥越学園中等部に通う14歳の少女[5]希望の戦士「キュアベリー」に変身する。身長は164cm。血液型はA型[6]。口癖は「あたし、完璧!」。ラブからは普段「みきたん」と呼ばれているが、彼女の感情が高ぶったときは呼び捨てで呼ばれることも[8]
スポーツ万能かつ母譲りの端麗な容姿で、周囲からは羨望の目で見られている。それゆえ4人の中で一番大人びている。「どんなピンチのときでも希望は忘れない」という強い信念を持つ。
勝気な性格および自信家で完璧にこなす努力は怠らず、第17話でシフォンの育児も完璧にこなそうと育児書まで用意する程の徹底ぶり。さらに自分の弱みを見せることを嫌っており、後述のタコ嫌いをひたすら隠そうとしていた。加えて用心深い一面もあり、せつながラブを騙していた頃は彼女に対して徐々に不信感を抱き始め、結果的にせつなとイースが同一人物だといち早く気づいた[注 2]
しかし第18話で「ピックルン」の「ブルン」を使ってシフォンの服を次々と着替えさせる親バカぶりを見せたり、後述のブラコンを見せたりと上記のクールイメージとは正反対の性格も持っている。
ラブとせつなを呼び捨て(後者は敵対時から)、祈里を「ブッキー」と呼んでいる。
読者モデルとして活躍しているがそれに甘んずることなく常に上を目指しており「海を越えて世界を駆けめぐるファッションモデルになること」という夢を持っている。第9話でその夢が実現するチャンスがやってきたが時期尚早と判断し辞退する(後述)。
取り乱したラブを叱責することもある。第23話でせつながイースだと判明後、部屋に塞ぎこんでいたラブに「せつななんて子は元々いなかった!」とあえて辛辣な言葉を述べる。直後に祈里に咎められるが、それがラブを奮起させるきっかけとなった。
幼少時のトラウマからタコが苦手で、たこ焼き屋の看板を見ただけで取り乱すほど[9][注 3]
実家は母・レミが経営するヘア&ネイルサロン「BEAUTY SALON」。両親は離婚しているため母親と2人暮らしだが、父親に引き取られた弟の一条和希とは別居してからも仲が良く恋人と勘違いされるほど遊んでいる。ちなみにラブと祈里も幼少期に彼と遊んで面識はあったが、第9話で彼から説明を受けるまで気づかなかった。判明後ラブから「なんで言わなかったの?」と尋ねられ、それに対して「すっかり恋人だと思い込んでいたから面白くなっちゃって」と説明する。また体があまり丈夫でない和希を常に心配しており、第18話で彼が貧血病院に運び込まれたときは「ちゃんと検査した?」「念のため入院したら?」と過剰に心配するブラコンっぽいところを見せている。
第2話でラブからクローバーの誘いを受けて参加することを決める。当初はシェイプアップを目的として始めたが、楽しさを知ってからは虜になり真剣に取り組むようになる。
第9話で和希が持ってきたモデルのオーディションに参加することを決め、その先を見据えプリキュアとクローバーの脱退をラブと祈里に伝え快諾される。しかし、2人がナケワメーケに苦戦しているのを見て「放っておけない!」と判断しオーディションを抜けて戦いに加勢し助ける。戦闘後2人に辞退したことを伝えると2人から「夢を潰してゴメン…」と号泣しながら謝罪されるが「あたしたちは三位一体!」と慰め、逆に応援をムダにしてしまったことを謝る。
ラブと祈里とは幼なじみもあり強固な友情で結ばれているが、せつなとは敵対時にラブを騙していたこともありあまり絡みがなかった。そんな中、第33話で自身のイメチェン用の服を4人で買いに行く予定を立てていたがラブと祈里がドタキャン(前者は発熱、後者は患者急増)し結果的にせつなと2人で出掛けることに。しかし人間界の常識に疎い彼女の言動に疲れてしまい、また自身が選んだ服を「いつもと同じでイメチェンにならない」とダメ出しを喰らいモデルのプライドをへし折られる。ところがタコにパニックする醜態を露呈した際彼女から「誰にだって怖いものはある。わたしもあるもの」との言葉を聞いて考えを改め、彼女にタコが苦手になった経緯を説明する。その後タコ型のナケワメーケを見て最初は怯んだが、単身で戦いに挑んだパッションの怖いものを思い出してトラウマを打破し加勢する。そしてウエスターから「イースはお前らを裏切る」と告げられるが「せつなは不器用だけど心優しい正直者よ!」 と反論し、彼女とともにナケワメーケを撃破する。後日せつなが選んだ服をラブと祈里に披露し「いつもと違う新たな魅力だね!」と称賛を浴びる。そしてせつなからは自身の口癖で褒められて、つかさず「それ、あたしのセリフ!」と突っ込みラブと祈里と同等の友情を構築する(せつなの項目も参照)。
山吹 祈里(やまぶき いのり) / キュアパイン
声 - 中川亜紀子
ミッションスクールである私立白詰草女子学院中等部に通う14歳の少女[5]。祈りの戦士「キュアパイン」に変身する。身長は155cmで一番背が低い。血液型はO型[6]。口癖は「わたし、信じてる!」。ラブと美希からは普段愛称の「ブッキー」で呼ばれており、のちにせつなからも呼ばれるようになる。
おっとりさんかつのんびり屋だが勉強は得意。またズレた感性を持ち聞き間違いをすることもある[注 4]。さらにラブや美希と比べると自分を前に出すことは皆無で少々引っ込み思案なところもある。加えてクローバーの練習着(ジャージ)を全員分用意するなど裁縫が得意であり、役に立つものを入れたカバンを常に持ち歩いている。
ラブと美希を「ちゃん」付けで呼んでいる。せつなを当初「せつなさん」と呼んでいたが、後述のきっかけを機に「せつなちゃん」と呼ぶようになる。
実家は父・正と母・尚子が経営する「山吹動物病院」で、自身も動物好きなので獣医になり実家を継ぐことを夢にしている。しかしフェレットだけは苦手で厳密にはフェレットではないタルトも触ることができず、第10話で彼を汚した時はマジックハンドを使って拭いたほど。その後彼と入れ替わる事件が発生したのを機に正から「3歳のときに噛まれたトラウマからフェレットが苦手になった」と教えられ、または獣医の心得についても教えてもらう。事件後彼とすっかり意気投合し触れるようになり、呼び方も「タルトさん」から「タルトちゃん」に変わる。
ピックルンの「キルン」を介することでシフォンや動物の言葉を理解できるが、第14話で「アカルン」を追跡したときに動物たちから罵詈雑言を言われてしまう。しかし、そのままラブと美希には言えないため掻い摘んで言う苦労を見せている。
第2話でラブからクローバーの参加を誘われていたが、自身の性格上躊躇っていた。しかし第3話でカオルちゃんからの助言を聞き、内向的な自分を変えようと決意して参加することを決める。また、第26話でせつなに練習着をプレゼントした際は「みんなお揃いの練習着だとがんばれるし、勇気がもらえる」と語って彼女の心を動かし加入を後押しする(せつなの項目も参照)。
東 せつな(ひがし せつな)[注 5] / キュアパッション
声 - 小松由佳
本来はラビリンスの幹部・イースが「リンクルン」とピックルンをラブたちから奪うべく人間の少女に変装した姿かつ名乗った偽名であったが、後述のプリキュア覚醒を機にこちらが本来の姿かつ本名となる。幸せの戦士「キュアパッション」に変身する。背丈はラブとほぼ同じ。14歳。好きな色は赤。口癖は「精一杯、がんばるわ!」。
真面目で聡明な性格だが、物事を伝えるのは不器用。イースとしての過去には一応の決別を果たした[10]が、裏切りや悪行に対する罪悪感は残っている。そういった負い目から仲間がいなくなることを恐れており、そこをノーザにつけ込まれたこともある[11]
敵対時は3人を「お前」「貴様」など蔑んだ二人称で呼んでいたが、転生後はラブと美希を呼び捨てで呼ぶようになる。祈里にも当初呼び捨てで呼んでいたが、後述のきっかけを機に「ブッキー」と呼ぶようになる。
圭太郎とあゆみからは「せっちゃん」と呼ばれている。自身は当初「おじさま」「おばさま」と遠慮がちに呼んでいたか、打ち解けるにつれ「おとうさん」「おかあさん」と呼ぶようになる。
第22話で3人にイースと明かし、続く第23話で抗うラブと対峙して彼女からの友情を痛感し改心したが組織の策略により絶命してしまう。しかし、アカルンの力によりパッションへ覚醒と同時に蘇る。そしてラブから「仲間になろう!」と誘われるが「仲間になるには手を汚しすぎた」との理由でラブたちやラビリンスから姿を消す。
第24話でラビリンスをも離反し行く当てもなく流浪の身だったため1人でいたところあゆみに声をかけられたことでラブたちとも再会し、そして桃園家と一緒に外食することに。そこで桃園一家が笑顔で食事しているのを見て、みんなといる楽しさや喜びの素晴らしさを実感し笑みをこぼす。その結果「みんなの笑顔を守るために戦う!」と決心しプリキュアとして戦うことを決意、その証として瞳にハイライトが入る。そして桃園親子の計らいで続く第25話から桃園家に同居することになり、第31話からは四つ葉中学校に転入する。
勉強やスポーツをそつなくこなす優秀さを持ち、また3人よりずば抜けた視力を持っており、第32話でスウィーツ王国の国王と王妃を謁見した時、自身だけがはるか遠くにいる国王と王妃の顔をはっきりと認識した。一方でピーマンが苦手で、第34話でラブがピーマンを袋いっぱいに詰め込んだのを見て述べる。それを聞いた彼女に「好き嫌いはダメ!」と注意されたため自身も彼女が嫌いなニンジンを入れ始め、お互い袋が破れるほど詰め込み意地を張り合っていた。また、人間界の一般常識や流行については疎く天然ボケともとれる言動もある[12]
第26話ではミユキ主催のダンス合宿に同行し、そこでクローバーの参加を誘われたが躊躇う。しかしかつて同じ立場だった祈里に説得されたことや、戦闘で押され気味だった彼女に加勢したことで考えを改める。戦闘後、彼女から練習着をプレゼントされたのを機にクローバーへの参加を決める(祈里の項目も参照)。ちなみに、この合宿ではみんな忘れ物がありアカルンが瞬間移動できる精霊のため半ばパシリのように使われた[注 6]
前述の通りラブと祈里とは友情を構築してきたが、美希とはお互い自分を持っている(悪く言えば「我が強い」)者同士なのであまり絡みがなかった。そんな中第33話にて美希と2人で買い物に行くことになる(詳細は美希の項目を参照)が、人間界のファッションセンスは皆無のため彼女に「いつもと同じでイメチェンにならない」と辛辣に答えてしまい彼女のプライドを傷つけてしまう。だが彼女がタコに怯えているとき「役に立てなくてゴメン」と謝罪し、そして「わたしは3人がいなくなるのが怖い」と告白する。その後、ウエスターがタコ型のナケワメーケを使役して現れ単身で対峙するが押されてしまう。そこにタコを克服したベリーが加勢し、彼女とともにナケワメーケを撃破する。後日自身が選んだ服をまとった美希を見てリスペクトを込めて「完璧よ!」と絶賛し、彼女とも強固な友情を構築する(美希の項目も参照)。
最終決戦後、元幹部たちと共にラビリンスを幸せな世界にするために帰郷を決意しラブたちに別れを告げる[注 7]
ラビリンス幹部時代の詳細はイースを参照。

スウィーツ王国

妖精たちが住まう、人間界とは別の次元に存在するパラレルワールドの一つ。従来のシリーズと異なり、第45話まで敵からの侵略を受けていない。

国の至る所に菓子がちりばめられており、住民は京都弁や大阪弁を混ぜたような関西弁で話している。ただし使用する文字は地球の日本語とは全く異なっている[注 8]

主要キャラクター

シフォン
声 - こおろぎさとみ
タルトとともにスウィーツ王国からやって来た、女の子の赤ちゃん。額のマークは、その時の体調や機嫌などによって色が変わる。
最初は幼かったため言葉を話すことはできなかったが、成長するにつれラブたちの名前など、簡単な言葉も話すようになる。普段の生活では「キュアー」や「プリプー」という言葉で表現することが多い。小説版ではさらに様々な言葉を覚えた。
当初は「キュアビタン」しか飲まなかったが、成長したことでいろいろな物を食べられるようになる。
普段は座った状態で浮遊して移動するが、後に自力で立ち、覚束ない足取りながらも歩けるようになる。
性格は優しく、ラブたちをあやしたりしている。しかし、仲間たちがケンカするのを見ると叱咤することもある。
様々な超能力を持っており、プリキュアたちをパワーアップへと導いたり、自らも瞬間移動したりすることができる。
イタズラ好きで、超能力を使ってはラブたちを困らせているが、時にはプリキュアの助けになることもある。
実はスウィーツ王国出身ではなく、ある夜に「シルコアマの森」に落下した流星の中から「クローバーボックス」とともに発見され、ティラミスによって密かに育てられていた経緯をもつ。
正体は無限メモリー「インフィニティ」にして、王国の予言書に記されていた「世界の命運を握る、四つ葉の赤子」であり、「不幸のゲージ」が満タンになったことで発作的に覚醒するようになる。
インフィニティとしての力は凄まじく、ノーザさえ苦戦させたほど。また、プリキュアが不幸のゲージを破壊した時、流出した不幸のエネルギーの浄化に貢献している。
第44話でノーザが妖しい草笛を吹いて強制的にインフィニティにする策で捕らわれラビリンスに利用されるが、キュアエンジェルの力で正気に戻り、全てが終わったあと、桃園一家との写真を胸にスウィーツ王国へと帰った。
後の『映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!』以降のクロスオーバー作品では、ラブたちのところに戻って来ている。
インフィニティ
第34話から登場するシフォンの正体。メビウスが探し求めている「無限メモリー」そのもの。
この状態になると額のマークは黒くもやがかかったようになり、表情も虚ろになり、全身がぼんやりと白く光って、シフォンとしての意識は消える。
機械的に「わが名はインフィニティ、無限のメモリーなり」という言葉を繰り返し、目的もなくあらゆる世界を漂うようになる。
「クローバーボックス」の子守唄を聞かせることで、元のシフォンに戻る。
タルト
声 - 松野太紀
スウィーツ王国の105番目の王子。正式な名前もあるが、長すぎて自身ですら覚えていない。自称「かわいいかわいい妖精さん」[13]
青い襟飾りをつけたフェレットのような姿をしており、普段はラブが飼っているペットのフェレットということになっている。
一人称は「わい」。ラブたちを「ピーチはん」「ベリーはん」「パインはん」「パッションはん」と変身後の名前で呼ぶ[注 9]。その他の人物には「○○はん」と呼ぶ。
シフォンの世話役的な立場であり、彼女のイタズラにいつも手を焼いている。しかし、自身もラブたちのトラブルメーカーになる場合もある[14]。戦闘能力はないが、小さい体を生かして敵を翻弄させたこともある。
ラブたちから置いてけぼりにされる苦労性であり、プリキュアたちにツッコむことも多い。愚痴っぽく心配性な性格だが、プリキュアを支えたり導いたりするなど、彼女たちへの想いは真剣である。
ドーナツが好物で、一口食べて即とりこに。それが縁でカオルちゃんと言葉を話した状態で親しくなり、彼の店でのドーナツ食べ放題を報酬にジャグリングなどを披露して客寄せを請け負っている。
「フェレットっぽい」という理由で当初は祈里に避けられていたが、第10話で祈里がタルトを触れるようになりドーナツの種類でハモるなど意気投合する。またウエスターからは「ドーナツ好きのしゃべるフェレット」と呼ばれていたが「かわいいかわいい妖精さんや」と言い返している。物語の終盤でウエスターとサウラーがシフォンの力で甦った後は、ウエスターとはお互いを「兄弟」と呼んでいる。
国王のワッフル(声 - 堀本等)と女王のマドレーヌ(声 - 熊谷ニーナ)を両親に持つ(せつなによると母親似)。また、王国には後述するフィアンセのアズキーナがおり、お互い両想いである。
第32話でティラミスから「プリキュア4人を見つける使命」を果たしたので、シフォンとともに王国に帰るよう命じられるが、ティラミスから新しい使命を言い渡されたことで人間界にとどまる。 全てが終わった後は桃園一家との写真を胸に故郷へと帰還した。
映画『プリキュアオールスターズ』シリーズでは、歴代プリキュアの妖精達を統べるリーダー役やミラクルライトの説明や配布などの仕事も行っている。また、のちの『映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!』以降でも人間界に戻っている。
ティラミス
声 - 緒方賢一
スウィーツ王国の長老。猛禽類のような姿をしており、アイスクリームの飾りがついた杖をついている。
基本的に関西弁だが、ラブたちに対してはフランス語の挨拶を交えて話す。
軽い性格であり、タルトやアズキーナとも対等な感じで話している。
自分の姿を特定の人物だけに見せるという力を持っている。
シフォンの正体を知っていたが、「敵を欺くにはまず味方から」を理由にプリキュアはおろかタルトにも教えていなかった。
全パラレルワールドの危機に応じて、タルトとシフォンに伝説の戦士・プリキュアを探してくるよう命じたほか、後に「クローバーボックス」をタルトに託す。
後に国民とともにラビリンスの管理下に置かれるが、直前にアズキーナを守った。
なお、エンディングでのキャラクター名表記は一貫して「長老」となっている。
アズキーナ
声 - 一色まゆ
第32話から登場。スウィーツ王国で暮らすタルトのフィアンセ。「かんにんやで」などといった京言葉のような口調で話す。
シマリスのような姿をしており、桜の花をモチーフにした髪飾りと襟飾りを付けている。タルトのことが大好きで、「世界中で一番大切」と言っている。
スウィーツ王国がラビリンスの襲撃を受けた時、自身も怪物に襲われ、メビウスの管理下に置かれそうになるが、ティラミスに守られ、当時スウィーツ王国内にいた者の中で唯一難を逃れ、その後プリキュアとタルトに救出される。最終決戦ではラビリンスに乗り込むプリキュアに同行し、タルトと共にラビリンス国民にドーナツを配る。全てが終わった後、桃園一家との写真を胸に故郷へと帰る[注 10]

シルコアマの森

魔人(まじん)
声 - 中野慎太郎
第32話に登場。スウィーツ王国の「シルコアマの森」に封印されていた魔人。
餅と臼と杵を合わせた姿をしており、ナケワメーケと同様の戦闘力をもつ。鳴き声は「ウーッス!」「モッチモチー!」。
ラブたちと一緒に来たタルトが荒廃した森を見て、封印が解かれているのを気付く。原因はタルトが人間界に戻ることを恐れたアズキーナによって解放されたため。プリキュアたちと対戦したが再び封印される。

ラビリンス

プリキュアの敵対勢力。総統メビウスによって統治されている管理国家であり、人間界とは別次元のパラレルワールドのひとつでもある。元々は人間界に似た世界だったが、科学文明を進化させたことで機械的な外観となっている。

全パラレルワールドの統治のために必要な「インフィニティ」を手に入れるため、「不幸のゲージ」と呼ばれている巨大な容器に不幸のエネルギーを貯めることを目的に掲げており、人間界で「ナケワメーケ」という怪物を生みだして人々を襲わせている。不幸のゲージが溜まった第34話以降は、インフィニティ(シフォン)の強奪が主な目的となり、「ソレワターセ」という怪物を生み出してインフィニティを強奪しようと目論む。

一般の国民たちは純粋な「人間」だが、人間界とは異なり全員肌や髪の色が薄い。服装は統一され全員に国民番号があり、生活、仕事、結婚、寿命などを国に管理されている。また、「すべてはメビウスさまのために」というスローガンの下、メビウスの命令に従うこと以外は許されていない[注 11]

幹部たちは人間界に紛れ込む際に一般人としての姿に変装し、「スイッチ・オーバー!」のかけ声で本来の姿へと戻り、自身の名を明かしながら「ラビリンス総統、メビウスさまがしもべ」と名乗る。また、幹部の偽名の苗字には方角が使用され、名前は速さを象徴するもの[注 12]が使用されている。

上層部

ラビリンスの中枢にある巨大な塔を本拠とし、メビウスを筆頭に国民たちを管理している。一般国民や三幹部は、彼らの正体を知らなかった。

メビウス
声 - 西村知道
ラビリンスの総統として君臨する壮年男性。白いローブを着用したスキンヘッドの姿が特徴。一人称は「わたし」。
全ての「パラレルワールド」を管理するために必要な無限メモリー「インフィニティ」を手に入れるべく、幹部たちを人間界へと送りこんでいる。
三幹部に対して表向きには気を遣う素振りを見せているが、本性は冷徹かつ非情な性格であり、配下を捨て駒にすることに躊躇はない。
その正体は国家管理用の巨大な球体型コンピュータであり、前述の姿は影武者のロボットである。科学文明を築くうちに機械に頼り始めたラビリンスの国民たちが、国の管理を機械に任せるために作成された経緯をもつ。しかし機械に頼りきる国民に「国の管理を任せてはおけない」という自我に目覚め、その結果全国民を洗脳して現在の管理国家としての体制を築いた。
ラビリンスを管理国家として変貌させた後、自身の分身として人型ロボット、その護衛役として爬虫類のDNAからクライン、植物のDNAからノーザを造る。
自国のみならず全パラレルワールドを愚かな人間から守ると称し、理想とする世界は「苦しみも悲しみもない世界」であり、それが正しいと信じていたが、キュアピーチに「その代わり幸せがない」と指摘されている。
第46話にて、インフィニティーに覚醒したシフォンを吸収して、全パラレルワールドの管理を開始するが、プリキュアたちの阻止で交戦になる。続く第49話ではプリキュアたちに前述の経緯について説明を行い、更には強力な攻撃でプリキュアたちを窮地に追い込む。しかし、最終的にはプリキュアたちの反撃で劣勢になり、ラビリンスの国民たちも管理からはずされる。これにより、負けを悟ってプリキュアたちを自爆で道連れにしようと試みるが、プリキュアたちの必殺技「プリキュア・ラビングトゥルーハート・フレッシュ」によりシフォンと分離され、タイムリミットとともに自爆して消滅した。
のちの『映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!』では、ソルシエールの魔法で生み出した幻が登場している。
最終形態
頭しかないホログラムのような外見をしている。目は赤色。
電磁エネルギーによる攻撃や、自在に伸びるコードが武器であり、重力制御で相手の動きを封じることができる。
自身の分身を無数に生みだすことも可能であり、それらはプリキュアと互角の戦闘能力を持つ。
クライン
声 - 樋渡宏嗣
メビウスの側近を務めている初老の男性。薄い黄色のショートロングの髪が特徴。一人称は「わたし」。
慇懃無礼な人物として振る舞い、丁寧な口調で冷徹なことを言う。側近だが地位は三幹部と大差はなく、双方同じ目線で会話をしている。
ラビリンス国民の管理全般や幹部の監視のほか、手紙などで国民に寿命を通知する役目を担当している。本国での任務が多いため、人間界に出向くことは少ない。瞬間移動能力を持つほか、宙に浮くことも可能。
第48話にて、国民たちが命令外の行動を取りはじめたことに焦り、この事態の原因がプリキュアたちの影響であると判断し、彼女たちを消去するために「ドラゴン・クライン」という最終形態に変身してプリキュアたちに攻撃を続けようとしたところ、重傷のノーザから合体を持ちかけられたことで「ノーザ・クライン」という怪人になる。
その正体は、メビウスが自身の護衛用としてトカゲのDNAから作りだした人工生命体である。
ドラゴン・クライン
戦闘形態。緑色を基調としたドラゴンのような姿をしており、尻尾を生やしている。目は赤色。
戦闘能力は非常に高く、ノーザを倒したプリキュアたちを圧倒するスピードとパワーを持つ。
ノーザ
声 - 渡辺美佐
ラビリンスの最高幹部を務めている長身の女性。水色のロングヘアと口紅が特徴。一人称は「わたし」。
黒と黄色と緑を基調としたドレスを着用し、頭部には植物の髪飾りを身につけ、足には赤色のヒールを履いているほか、服装の一部にはツタが巻きついている。
冷酷かつ非情な人物として振る舞っており、人間の幸せを奪うことに執着し、人間の不幸を「蜜の味」とも称するなど、人間の嘆きと悲しみを徹底して好む傾向にある。また、三幹部が動揺するほどの威厳と実力を誇り、その実力はせつなから恐れられ、ウエスターやサウラーには「さん」づけで呼ぶよう強要する高圧的な一面もある。そのため、仲間との結束力は皆無であり、結束そのものを見下しているため仲間が殉職しても気にもとめていない。
メビウスに対しては絶対的な忠誠を誓っており、メビウスが管理する世界を賞賛して疑わず、何も考えず、失敗、後悔、悲しいことが起こらない世界を理想としている。
植物を操る力をもち、背中から無数の植物のツタを出すことができる。また、特殊な空間を開いてワープする能力を持つほか、不幸の世界を造る香水瓶を所持している。また異世界の栽培室を所有しており、そこで「不幸のゲージ」に溜まった液体を用いて「ソレワターセ」の実を栽培している。
第42話にて、プリキュアを分断させるためにせつなを人質にしようと目論み、せつなを「イース」としてラビリンスに戻るよう誘惑するが結果として失敗したため、「FUK0のゲージ」をソレワターセにする作戦に出るも、それすらも失敗に終わる。
第48話にて、自らソレワターセの実を食べて最終形態へと変身したが、プリキュアたちの猛攻で重傷を追う。しかし、クラインに合体を持ちかけたことで「ノーザ・クライン」へと変化する。
その正体は、メビウスが自身の護衛用として球根植物のDNAから作りだした人工生命体。
のちの『映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!』にて、ボトムの力によって復活を果たして再登場する。
北 那由他(きた なゆた)
ノーザが人間に変身した姿と名。髪はストレートかつ黒色に変化している。この姿を見せたのは2回のみ。
黒色のドレスに黄色の肩パッドをつけた紫色の上着を着用し、黒色のブーツを履いている。
最終形態
ノーザが「ソレワターセ」の実を食べて変化した姿。巨大な樹木の怪物になり、無数のツタを手足としている。瞳は赤色で、髪に変化はない。
戦闘能力は非常に高くなり、ツタを駆使してプリキュアたちに攻撃をしかけてくる。また、強力な回復力をもち、プリキュアの技を受けても瞬時に回復する。
ノーザ・クライン
声 - 渡辺美佐
第48話と第49話に登場。ノーザの進言で超獣ノーザとドラゴン・クラインが合体した怪物。
人型のドラゴンにソレワターセが巻きついて融合した不気味な姿をしており、胸部にソレワターセ素体の目、背中に翼が生える。
声や人格はノーザがベースになっているが、口調は中性的になる。
合体前のノーザとクラインよりも戦闘能力は大幅に上昇しており、プリキュアたちの「ラッキークローバー・グランドフィナーレ」を破るほどの圧倒的な力でプリキュアを追いつめるが、最終的にはキュアエンジェルと進化したプリキュアたちの浄化技である「プリキュア・ラビング・トゥルー・ハート」に敗れ、それぞれメビウスへの永劫を祈りながら本来の姿に戻された。

三幹部

メビウスに仕えている3人の幹部。本国の国民たちと比べると服装が異なり、人間界ではある程度自由な行動が許されている。

四つ葉町郊外の屋敷を拠点にしており、表向きには「占い館」として情報収集を目的に人間たちを占う活動を行っている。占い館はイースが正体を明かしたあと異空間に隠蔽され、不幸のゲージが破壊されたことで崩壊する。

個々の戦闘能力はプリキュアとほぼ互角で、一騎討ちであればプリキュアを圧倒する。特殊能力を使う際は、手を擦り合わせる必要がある。また、瞬間移動の能力をもたず移動は徒歩で行っている。

最終回では、メビウス亡き後のラビリンスを立て直すことを決意し3人揃って帰郷する[注 13]

イース
声 - 小松由佳
ラビリンスの幹部を務めている少女。灰色のセミロングヘアが特徴。一人称は「わたし」。ラビリンスにおける国民番号は、『ES-4039781』。
黒と赤を基調としたボンデージ風の衣装を着用し、頭部には黒いカチューシャを飾っているほか、胸部と腰部には赤色のダイヤがある。
クールかつ強気な人物として振る舞っており、人間の友情や愛情などを否定したり、仲間と群れること自体を嫌うなど、敵味方問わず冷徹な威圧感を放つ。しかし、失敗を犯すと冷静さを失って感情的になる傾向にある。
メビウスへの忠誠心は人一倍強く、彼から受けた任務は忠実に遂行しメビウスの為ならば自身の生命さえも惜しまない覚悟を持つ。また、メビウスに反抗するプリキュアの打倒に固執しており、キュアピーチに対しては因縁を抱いている。
教わることは大抵こなせボウリングも難無くこなしているが、人間界の一般常識には疎いため作戦に支障をきたすこともある。
第1話にて、偶然「占い館」に来客したラブと顔見知りとなり、彼女がプリキュアであると判明してからはラブたちが所持している「リンクルン」を強奪するため、「東せつな」という人間に偽りながらラブたちに接近し、その際には彼女たちの友人として振る舞うようになる。第7話では、ラブから親友の証として四つ葉のクローバーのペンダントをプレゼントされる。
第19話にて、メビウスから切り札として「ナキサケーベ」を生み出すカードを渡され、寿命が縮むというリスクを背負ってでもプリキュアをたおすことを誓う。そして、第22話では遂にキュアピーチたちに自身の正体を暴露し、ラブからもらったペンダントも破壊する。
第23話にてクラインから寿命の終焉を宣告され、未練を残さないようにキュアピーチとの決戦に挑む。その最中、ラブと出会った時から「自分が自分でなくなっていく」と告白し、親友として接してくれたラブを無意識に羨望していたことも打ち明けるが、改心した直後寿命が尽きて死を迎える。しかし、シフォンが呼び寄せた「アカルン」によってキュアパッションとして転生する[注 14]
プリキュアとして転生後の詳細は、東せつなを参照。
東 せつな(ひがし せつな)
イースが人間に変身した姿と名。髪は紫色に変化し、頭部にあったカチューシャは外されている。
基本的には赤色の服に白色の上着を着用し短パンと黒色のブーツを履いているが、白色の帽子とワンピースとブーツを着用したり、暑い日には薄い紺色の半袖の服に黒色かつ短めのジーンズを着用し、赤色のヒールを履く事もある。
この姿でラブたちに接近する際は強気な性格を抑え、控えめかつ優しい性格を演じていた。後に転生した事でこちらが本来の姿となる。
ウエスター
声 - 松本保典
ラビリンスの幹部を務めている若い男性。筋肉質の体格に薄い緑色のショートヘアが特徴。一人称は「オレ」。
黒と黄色を基調としているノースリーブの服を着用し、背中には白いマントを羽織っている。左耳にはピアスをつけ、腰部には黄色のダイヤがある。
行動派かつ喜怒哀楽の激しい人物として振る舞っており、知略を使うことが苦手な為に人間界の一般常識には非常に疎く、常識外れの行動をすることが多い。また、人間界の娯楽や食べ物などを広く好み、特にカオルちゃんのドーナツは作り方も覚えるほどの好物である。なお、私用で外出することもある[15]。作中では筋トレに励む描写も見せている。
出撃回数は多いが、良い結果が出ないため仲間からも冷たく扱われ自らの不幸で「不幸のゲージ」を溜めたこともある[16]。その反面、仲間想いでイースを気遣うような素振りも見せており、イースがキュアパッションとなってプリキュア側についた後も「イース」と呼び続け、彼女にラビリンスに戻るよう何度も説得を試みている。
第46話にて、キュアパッションとの戦闘になるがその最中にメビウスに捨て駒にされ、プリキュアもろとも「デリートホール」に消去されそうになる。その際、キュアパッションを助ける形で和解した直後、巨大なゴミの不意打ちを食らいデリートホールに吸い込まれる。
しかし第48話ではシフォンに救われており、水色のダイヤに白を基調とした服装となって生還しプリキュアたちに協力する。またタルトと兄弟の契りを結び、共にドーナツを食べることを約束する[注 15]
小説版では、せつな、サウラーと3人でドーナツを食べているところへアカルンが再来した際、せつなに行くようサウラーと2人で背中を押した。その後フシアワーセを食い止めるため医師に成りすまして病院に潜り込み、プリキュアのバックアップを担当する。
西 隼人(にし はやと)
ウエスターが人間に変身した姿と名。髪は金色に変化し、耳にあったピアスは外している。
黒色の上着に黄色と橙色のベストを着用し、ベルトをつけた水色のジーンズと黒色の靴を履いている。
サウラー
声 - 鈴村健一
ラビリンスの幹部を務めている若い男性。細身の体格に灰色のロングヘアが特徴。一人称は「ボク」。
黒と緑を基調としている長袖の服を着用し、背中には緑のマントを羽織っている。両肩には銀色の肩パットを装着し、腰部には緑色のダイヤがある。
ニヒルかつ冷酷な人物として振る舞っており、戦略を立てながら相手の心理につけ込む行動に長けている。しかし、想定外の事態には大きく動揺する一面もある。また、紅茶を飲みながら読書することが趣味で、人間界の知識の大半は本から得ている。その一方で、紅茶に大量の角砂糖を入れてはその味に不快感を示している。
メビウスへの忠誠心は高く彼に仕えることは誇りに思っているが、ノーザによって任務を指揮されることには不服な態度をすることもある。
同僚からは「館にこもってばかり」と言われるほどのインドア派で出撃回数は少ないが、登場の度に策を練った作戦を用意しては急激に不幸のゲージを溜めている。
第46話にて、キュアベリーとの戦闘になるがその最中にメビウスに捨て駒にされ、プリキュア諸共「デリートホール」に消去されそうになる。その際、キュアベリーに「笑い合いたい」という理由で助けられるが、今度は彼女を守るために自ら犠牲となる。
後の第48話ではシフォンに救われており、水色のダイヤに白を基調とした服装となって生還しプリキュアたちに協力する。また、キュアベリーには感謝を示している。
小説版ではウエスター共々病院に潜り込みプリキュアのバックアップをしたが、「医師2人の巡回は不自然」とのことでナースの恰好をしていた。
南 瞬(みなみ しゅん)
サウラーが人間に変身した姿と名。髪は黒色に変化し、後ろ髪は1本に束ねている。
黒色のシャツに白色の上着を着用し、ベルトをつけた紫色のズボンと白色の靴を履いている。

怪物

本作品では異なる怪物が複数登場する。声は全て中野慎太郎が担当している。

ナケワメーケ
ラビリンスの三幹部が使役する怪物。雄叫びは当初「ナケワメーケ!」のみだったが、とりつく物に準じた雄叫びも発するようになる。
三幹部の「ナケワメーケ、われに仕えよ!」という掛け声と同時に、幹部が取りだしたダイヤ状のシンボルを様々な物質に刺したり貼り付けたりすることで生み出される。
とりつく物は無機物や動物が多く、影などにも有効。三幹部の衣装についているダイヤと同じ色のダイヤ(イースは赤、ウエスターは黄、サウラーは緑)がつく。
日々強化されており、プリキュアたちの通常の必殺技では倒せないほどに進化している。また、喜怒哀楽を見せる固体もいる。
「不幸のゲージ」を上げる際に召喚されているが、憑りつく物によっては「不幸のゲージ」が上がらないことがある。
ホホエミーナ
プリキュアの味方になったウエスターとサウラーが生みだした穏やかな生物。微笑みを浮かべた柔らかい姿をしている。鳴き声は「ホホエミーナ!」「ニッコニコー!」。
召還方法は白いダイヤを使い、掛け声が「ホホエミーナ、われに力を!」に変わる。
劇中では、キュアエンジェルの羽に白いダイヤをつけた個体のみ登場。白い巨大なオタマジャクシのようで翼と小さい手足をもち、尾の先には桃色のハートマークがある。ダメージを受けるとダイヤと対象物が分離して消える。
ナキサケーベ
メビウスがイースに与えたカードで生みだす怪物。第19話から第22話に登場。
4つの正三角形のピースに分かれたカードで、使う度にピースが1つずつ消え、最大4回までしか使えない。終始苦しそうな呻き声をあげる。
ナケワメーケを格段に強化したもので、ナケワメーケに取り付けてパワーアップさせることも可能。対象に貼り付けられるとカードの絵柄の閉じた目が開き、「涙を流している一つ目マーク」に変化する。
非常に強大な力を誇るが、引き換えに使用者の手の甲にカードと同じ目玉のマークが出現し、そこから茨のような物が使用者の体に巻き付いて、命にも関わるほどの多大な苦痛を与える諸刃の剣である。
ソレワターセ
主にノーザが使役する怪物だが、ウエスターとサウラーにも支給されている。鳴き声は「ソレワターセ!」のみ。
不幸の液を注ぐことで成長する鉢植えの実を、「ソレワターセ、姿をあらわせ!」のかけ声と共に放つことで生み出される。
素体は植物の球根のような胴体の中央に裂け目と、その中に赤い目がある不気味な姿で、そのままの状態でも強大な力を有する。ほかの実を通じて既出のソレワターセに指示を出すことも可能。倒されると、人型をした実が3回弾けて消える。
ナケワメーケ同様に人間界の物体にとりついたり、ナケワメーケや周囲の物体を吸収して強化することも可能。物体にとりついたソレワターセには「周囲に枝葉がついた一つ目マーク」がある。
ナケワメーケよりも強大な力を持ち、「キュアスティック」と「パッションハープ」から放たれる強大な必殺技を跳ね返すが、個体によって防御力には若干差があり、キュアスティック単体で倒された個体もある。

主人公たちの家族

桃園家

桃園 圭太郎(ももぞの けいたろう)
声 - 高瀬右光
ラブの父親で婿養子[注 16]
かつらメーカーの営業部長を務めており、レミにウィッグをよく届けている。また、動物用のかつらも祈里の父・正と一緒に製作している。
新商品のデザイン開発の思考に苦しむこともしばしばで、幼い頃から装着テストに付き合わされたラブは、その奮闘を冷ややかな眼で見ていたが、後に考えを改め素直に尊敬するようになる。
誰かのために全力を尽くすラブの性格はこの父譲りである。人前で笑いを取るのが苦手で、無理に駄洒落を言って家族を苦笑させることもある[17]
居候のせつなのために勉強机を作るなど、日曜大工も得意である。絆が深まってからはせつなも「お父さん」と呼ぶようになる。
桃園 あゆみ(ももぞの あゆみ)
声 - 氷上恭子
ラブの母親。スーパーでパートの仕事をしている。若い頃は「ミス四つ葉町商店街」と呼ばれていた[18]
娘のニンジン嫌いを許さない厳しい一面を持つも、身寄りのなくなったせつなを事情を深く聞かずに引きとる寛大な愛情と優しさの持ち主。
ラブと張りあうこともあり、第24話でニンジンを残したラブに注意したが、自身も嫌いなホウレンソウを残していることをラブに指摘される。その後、圭太郎に「残したらケーキ抜き」と言われた為ラブとともに否が応でも無理して食べた。
第40話ではノーザによって鏡の中に監禁されるが、せつなの活躍により無事に救い出されて絆が深まり以後せつなが「おばさま」という言い方を改め「おかあさん」と呼ぶようになった。
桃園 源吉(ももぞの げんきち)
声 - 麦人
ラブの母方の祖父で手作りにこだわる畳職人。ラブの瞳の色は祖父譲り。
「源さん」という愛称で、商店街の人々に慕われていた。
ラブのベッドに敷かれた畳は源吉が作ったもの。
ラブが4歳の時に死去しており、作中では第28話のラブの思い出の世界で登場。元の世界に帰りたがらないラブに対して「おまえがわしの孫として生まれたことだけで十分嬉しい」と述べ、さらに「おまえにはやるべきことがある」と諭しラブを元の世界へ帰る決意をさせる。最後に現在のラブを温かく見送る。
「愛情をもって、なにかを成し遂げる子になってほしい」という想いを込めて孫に「ラブ」と名付けた。なぜ英語にしたのかは、「ラブの方が広い世界に通用する」との考えからである。

蒼乃家

蒼乃 レミ(あおの レミ)
声 - 雨蘭咲木子
美希と和希の母親。夫と離婚し美容師をしながら美希と2人暮らししている。離婚の理由については作中では言及されていない。その昔は人気アイドルだったため今でも芸能界に人脈がある。
少々子供っぽく自由奔放な所もあるが子供に対する愛情は深く、夫に引き取られた和希とも仲がいい。
美容師として大会にも出場しており腕も確かだが、時には暴走して奇抜な髪形にチャレンジしラブが犠牲になることも[19]
第45話では娘たちがプリキュアだと判明した際自分の店に圭太郎、あゆみ、正、尚子を呼び、娘たちを行かせるべきか話し合った。その間に娘たちに密かに黙って行かれそうになるが、最終的には戦闘に向かう娘たちを許すことにし娘たちを見送った。
一条 克彦(いちじょう かつひこ)
美希の父親。職業は音楽プロデューサー。名前は小説版で付けられた。
作中には登場しなかったものの、第9話で和希を通して美希にモデルのオーディションの話を持ってくる形で、その存在が言及されている。
小説版では美希にモデルになるためにパリに行く話を持ち掛けてきたが、それが結果的に母親より父親を取ることになるのではないかと美希を悩ませてしまう。しかし結果的には美希とともにパリに行くことになり、和希が再びレミと暮らすことになった。
一条 和希(いちじょう かずき)
声 - KENN
美希の弟で13歳の中学1年生。将来の夢は医者。
両親が離婚した際父親に引き取られたため美希とは姓が違うが、別れて暮らしてからも姉との仲は良好で度々会って遊んでいる。このため、当初はラブや祈里にも美希の彼氏と間違われていた。
「完璧」を心掛ける姉を尊敬している。病弱なため美希に心配されている。幼い頃はラブたちとも遊んでおり、「泣き虫カズちゃん」と呼ばれていた。
第45話でレミに黙ってラビリンスに向かおうとした美希と鉢合わせしたが、姉の事情を汲み取り制止もせず微笑んで送りだした。

山吹家

山吹 正(やまぶき ただし)
声 - 木村雅史
祈里の父親。恰幅がよく、おおらかな性格。腕のいい獣医師で、皆から慕われている。ラブの父・圭太郎のペット用かつらの製作にも積極的に関わっている。
山吹 尚子(やまぶき なおこ)
声 - 根谷美智子
祈里の母親。夫の動物病院で働いている。愛らしい顔立ちで、娘に引き継がれたと思わせる穏やかな物腰を示している。

クローバータウンストリート

四つ葉町の商店街。かつては「四つ葉町商店街」という名称だったが、現在の名称に変更された(アーケードの看板には旧名称が併記されている場合もある)。ラブたち3人の住居はここに存在する。

ラブの祖父が生前畳屋を経営していたため、桃園家もこの商店街に並んでいる。

主要人物

ミユキ
声 - 飯塚雅弓
ラブが憧れている女性。レイカ(声 - 世戸さおり)とナナ(声 - 一色まゆ)をメンバーとするダンスユニット「トリニティ」のリーダー。17歳で大輔の実姉だが、「知念ミユキ」が本名かは不明。
第1話でナケワメーケに襲われた時、プリキュアに変身したラブに助けられたのが縁で(プリキュアがラブだと知らないまま)ラブたちにダンスを教えることになる。ラブたちの夢に対して真摯に接しており、厳しい態度を取ることもあるがそれは3人のことを思ってのことである。
第21話でナキサケーベに襲われた際にラブたちがプリキュアに変身するところを目のあたりにし、初めて正体を知る人物となる。
ラブ達3人やタルトに4人目のプリキュアではないかと思われていたが、続く第22話でトリニティのリーダーとしての責任感から自身がプリキュアになることは即座に断っている。しかし、代わりにプリキュアとしてのラブたちにも助力するようになる。
小説版ではレイカやナナと反りが合わなくなったのを発端としてトリニティを解散させようと考えてしまい、フシアワーセの素体第一号となってしまう。
カオルちゃん
声 - 前田健
ラブたちがダンスの練習をする公園で、「KAORU'S Doughnut Cafe」と書かれたワゴン車でドーナツを売っている男性。本名は「橘 薫(たちばな かおる)[注 17]
作っている穴の形がハート型のドーナツは評判で、ラブたちやミユキが常連として通っている他ウエスターたち三幹部も好んでいる。
サングラスをかけて髭を生やしている強面だが陽気な性格で、ラブたちが落ち込んでいたりするとさりげなく励ます。「グハッ」と笑うのが癖。
ドーナツ作りについてはこだわりを持ち、出来具合に少しでも納得できないと不良品と見なしている[20]。「細かいことは気にしない」性質で、動いて話すタルトやシフォンのことも気にもせず接し、タルトを「タルやん」と呼び、また「兄弟」とも呼び合う仲になる。ラブ、美希、祈里の悩みを聞いてあげたり、手助けをすることがある。
最終決戦前、タルトに餞別として渡したドーナツがラビリンスを変える重要な役割を果たすことになった。
本気を出すと常人離れした身体能力を見せ、第29話でナケワメーケの急所に強烈なキックを披露した。小説版でもアズキーナがバイクでさらわれた際、バイクに轢かれそうになりながらバイクに小型発信器を取り付けるという技を見せている。
年齢やプライベートには謎が多く、何らかの組織に所属していた過去がありそのときの仲間にジュリアーノ(声 - 平松晶子)がいる。「カオル」はその頃のコードネームで「ジェンマ」と呼ばれていた時期もある。
オペ宇宙飛行士などを依頼され引き受けるなど、人脈もかなり広く[21]その経歴には謎が多い。小説版では交通規制がかかった場所も身分証を見せたとたん警官に最敬礼されて通されるといった面がある。

三色だんご

プリキュアが好きな四つ葉中学校の3人組。「三色だんご」は第44話にて、大輔たちがラブたちとより仲よくなることを目的として作った[22]ダンスユニット。

クローバーとともにミユキの元で練習を積み出場するが、結果は予選敗退となる。

知念 大輔(ちねん だいすけ)
声 - 新垣樽助
ラブのクラスメイトでミユキの実弟。14歳。
ラブに対して好意を寄せているが、それを隠すために余計な一言を交えてはラブと口喧嘩することも多く、なかなか思いを伝えられないでいるが他者からその好意は周知の事実となっている。
意地っ張りで面倒なことは嫌う性質だが、ラブのことを心配することもあり彼女のために身体を張ることもある。
雷が苦手で、それを少なからず気にしている。何度も自分を救ってくれたキュアピーチに憧れ、当初はラブと同一人物と知らずに信頼していた。
姉が関係しているテレビ局なら顔パスできる。第11話でミユキの弟と判明した際はラブに驚愕された。
運動神経は良いため、姉の影響からダンスも人並み以上に踊れて水泳も上手。沖縄県出身で、現地のことについても詳しい。野球で投手をやっており、裕喜とバッテリーを組んでいる。
最終決戦直前、キュアピーチに話す形でラブに想いを知られる事となる。ラブがキュアピーチだと知った際は驚愕し、改めて返事を聞くも返事は明るくはぐらかされる形となった。
沢 裕喜(さわ ゆうき)
声 - 植田真介
坊主頭が特徴。美希のことが好きで、彼女に彼氏がいるという勘違いをしてもその思いは捨てておらず美希に100回もの熱烈なアタックを繰り返しているが全く相手にされていない。
野球で捕手をやっており、大輔とバッテリーを組んでいる。
プリキュアの中ではキュアベリーがお気に入り。
御子柴 健人(みこしば けんと)
声 - 豊永利行
御子柴財閥の御曹司。長身で眼鏡をかけており、敬語で話す。穏やかな性格で少々怖がりだが、芯の強さを持ち合わせている。
家は最先端の機能を有した豪邸で、地下のトレーニングルームをトリニティにも貸し出している。そのことを同級生のラブも知らなかった。
祈里に好意を抱いており、自分が責任者を務める御子柴財閥主催の船上パーティに祈里を招待し、その時は責任者らしく祈里を守ろうとしたが、結果的にキュアパイン(=祈里)に助けられていた[23]
プリキュアの中ではキュアパインとキュアパッションがお気に入り。

ゲストキャラクター

タケシ
声 - 菊池こころ
第3話に登場。ラッキーという犬を飼っている少年で祈里と遊ぶことも多い。ラッキーは第2話でも登場し、その時は山吹動物病院に入院していたが第3話で退院する。同話で祈里と遊んでいたところ、イースによってラッキーをナケワメーケにされ自身も突き飛ばされたため彼女にトラウマを持っている。
その後、第25話で再登場する。四つ葉町公園でせつなと出会う。タケシは彼女がイースだったとは当然知らずに話すが、ラッキーは微かにせつながイースだと認識したようで初めはうなったが暫くしたらじゃれるようになった。せつなにフリスビー遊びに参加してと誘うが、彼女はその時のことを思い出し一緒に遊ぶのを躊躇う。しかし彼の熱意に押されて参加し、初めは緊張していたがすっかり意気投合する。
翌日も会う約束をし公園に来た所をサウラーと対峙する。そこで彼が出したイースを模した影のナケワメーケとの戦いとなり、ラッキーが影の居場所を臭いで嗅ぎわけるという活躍を見せ勝利に導く。戦闘後タケシは自分のために果敢に戦ってくれたキュアパッションにお礼を言い、彼女も傷つけた彼から感謝の言葉を貰い、さらにイースとの決別にも導いてくれたことに感謝して涙を流しながらお礼を返す。その後せつなとの特訓で編み出した技の名前に彼女にちなんで「パッションキャッチ」と名付ける。それを聞いたせつなは赤面し、さらにラブたちからもからかわれたが不思議そうな顔をしていた。
千香(ちか)
声 - 天野由梨
第18話に登場。和希が貧血で病院に運ばれた際に出会った入院中の少女。ブルンで熊の着ぐるみを着ていたシフォンを気に入ってしまい、返すのを嫌がりラブたちが話し相手になる。
彼女はプリキュアの大ファンで、ピーチたちの写真をスクラップするほど。さらにプリキュア達あてに手紙を書いて母親(声 - 茂呂田かおる)に渡す。しかし母親からどこへ届けたらいいか途方に暮れている話を聞き、さらに彼女には手術を控えていることも聞く。それを聞いたラブが自分はプリキュアの友達と名乗り、プリクラを貼った色紙を贈ろうと提案し2人も同意する。早速変身し、タルトを見張りに置きプリクラを撮って色紙を完成させる。
翌日病院へ向かう矢先、プリキュアの特集記事を見て「プリキュアを倒せば、子供たちの不幸でゲージがたまる」と丸一日費やして考えたウエスターが電波ジャックして来るよう挑発する。最初は届けなくてはという焦りから苦戦したが、千香や子供たちに笑顔を見せるため奮起してナケワメーケを撃破する。手術前に色紙は渡せなかったが、外から千香を見つけ彼女も気付き笑顔を返す。別の日、ラブたちが手術を終えた千香に会いに行きプレゼントを貰った。帰る時シフォンが宙に浮いて喋ったが驚かず別れの挨拶をする。色紙は病室に飾られていた。
また、病院で検査の時、泣いてしまった千香を見たシフォンが夜中に病院に現れ、超能力で彼女とぬいぐるみ達を宙に浮かしたり励ましたりして手術の怖さを和ませる場面がある。
オードリー
声 - オードリー春日俊彰若林正恭
第27話に登場したお笑い芸人。タルトが大ファンであり、彼が喋っても全く動じていない。トリニティ共々お祭りの特別ゲストとして招かれ、その際にプリキュアの4人とはぐれてしまったタルトに出会う。その後、ナケワメーケが登場しても「出番はまだ終わっていない」と告げてプリキュアと共にナケワメーケに立ち向かい、ナケワメーケの攻撃でプリキュアがお面を付けられてピンチになった際には若林がツッコミ攻撃でお面を外したり、飛ばしてくる他のお面も撃ち落とすという離れ業を発揮し、次に春日が持ちネタの「鬼瓦」でナケワメーケの気をそらせるという活躍を見せる。その後はプリキュアの正体を知ったためにラブ達からその事を内緒にするように頼まれ、彼女達の事情を汲んで正体を秘密にする約束をした。
ジェフリー王子
声 - 渡辺久美子
第29話に登場。メクルメク王国の王子。
両親に愛されていないと思い、来日した際に家宝「ポセイドンの冷や汗」を持って行方不明になってしまう。そこでカオルちゃんとジュリアーノに捜索依頼が届くが、たまたまラブ達に見つけられ彼女達とハンバーガーを食べて笑顔になる。その際「笑顔を見ているとこっちも幸せになる」とラブ達に言われる。
ラブ達に王子だと気づかれた時、家出した訳を話すが、せつなに「必要とされない人間はいない」と諭される。しかしそこでポセイドンの冷や汗を狙う「ゲットマウス」に見つかり、さらわれそうになるがカオルちゃんに救われた。その後、宝石がナケワメーケにされ、元に戻った際に宝石が割れてしまい泣いて謝るが、父親からの言葉で改めて両親の愛を感じ笑顔になる。
ゴードン
声 - 中村秀利
第29話に登場。メクルメク王国に仕えている執事だが、その正体は王国の家宝「ポセイドンの冷や汗」を狙う悪の組織「ゲットマウス」のボス。
警察が来るまで時間がかかるということをカオルちゃんから聞き出した際に本性を現し、カオルちゃんを気絶させる。しかし、思いの外カオルちゃんが早く目覚め、家宝もナケワメーケにされたためジェフリー王子をさらうことに計画を変更。そして、王子を捕らえてヘリコプターで逃げようとした際、カオルちゃん特製のタバスコ&マスタード味のドーナツを食べさせられ、あまりの辛さに王子を手放してしまい、その後警察に逮捕される。
アニマル吉田
声 - 菊池正美
第30話に登場。ペット番組の司会者だが、番組の視聴率低下に悩んでいた。
山吹動物病院で愛犬のマロンの怪我を治療してもらっていた。ところが、たまたま腹痛で病院で診察していたタルトにへそがないことに気づいた正たちの話を一部始終聞いてしまい、「へそのないフェレット」としてタルトを追いかけるようになる。しかし、ラブや親たちが頑なにタルトを渡さないと言っても「特番に取り上げたい」と食い下がる。だが、ナケワメーケにマロンをさらわれた時「家族としてのペットの大切さ」を認識し、タルトに謝罪した上で番組の再出発を決める。
これで一件落着かと思いきや、事件の発端となったタルトが腹痛になった原因をラブが問いただす。そして、「大きなアイスを一人で食べたこと」が原因と判明し、タルトはラブとせつなに詰め寄られる羽目となる。
小説版では再び番組の視聴率低下に悩み、「喋るシマリスのようなもの」としてアズキーナを捕らえてバイクで逃走するが、アズキーナに腕を噛まれて交通事故を起こして病院に搬送される。入院中にはタルトを追いかけた一件を思い出し、過ちを再び繰り返したことを悔やんだ際にフシアワーセの素体にされてしまったが、元に戻ると同時に怪我も治っている。

小説版のキャラクター

魔フィスト(まふぃすと)
テレビシリーズ最終回の後日談にあたる『小説 フレッシュプリキュア!』にて登場。ラブたちの街に突如として出現した新たな敵。
黒いのような身体に黒色のマントを身につけた男性怪人であり、赤色の瞳をした素顔はフードで覆っている。
狡猾かつ邪悪な性格であり、悪事を行うことに躊躇いなどは一切持たず、敵対する者には容赦しないほか、慎重な一面をもつ。
人間の心が衰弱しているのかがわかる特殊能力を持ち、悩みを抱えたり心に傷がある人間の前に出現しては、言葉巧みにその人間の心を利用して怪物「フシアワーセ」を生みだし、その怪物を使役して破壊活動を強行している。
その正体は、ラブとせつなの学校の担任教師である「工藤愛美」の心の闇から生まれた存在であり、工藤愛美の闇の部分といえる存在でもあるが、魔フィストの人格は愛美から完全に独立しており、精神的には魔フィストと愛美はそれぞれ別々の存在ともいえる。
許嫁の男性から一方的に婚約を放棄されて悲しみに暮れた愛美のところへ、追い打ちをかけるように幼馴染である「風間健太郎」が心を鬼にして取った言動・行動が原因で、愛美は他人の幸福を妬むほどにまで変貌し、その愛美の心の闇から「魔フィスト」が生まれた経緯をもつ。
宿主の愛美とは一心同体であるため、魔フィストが活動する間は愛美の意識は消滅するが、逆に愛美が活動する間は魔フィストは実体を得ることが不可能になる。また、魔フィストが負傷すると愛美も負傷する性質をもつ。
上記の事情から、愛美から心身ともに完全に独立した存在になるため、フシアワーセの力で人間から発生する不幸のエネルギーを吸収することで完全な存在になることを目論む。
物語中盤にて、自分の中に魔フィストという悪者がいることに耐えられなかった愛美が病院に搬送されて入院していた際、彼女に「自分が幸せになるには自分以外の者を不幸にすればいい」と洗脳したことで愛美の身体を完全に乗っ取ることに成功する。そして、病院の関係者を次々とフシアワーセにすることで不幸のエネルギーを吸収し続けた末、「大魔フィスト」と称する最終形態へと進化を果たす。
物語終盤にて、「キュアエンジェル」状態になったプリキュアたちと直接対決になり、その強大な不幸の力で彼女たちを圧倒してキュアピーチを体内に吸収する。しかし、キュアピーチを除く3人のプリキュアの必殺技である「プリキュア・ラビングトゥルーハート・フレッシュ」を受けて浄化され、さらには愛美に健太郎の想いが届いたことで彼女のこころの闇が癒されたことを受け、遂には存在すること自体が困難になり、「不幸な人間がいるかぎりいつか復活する」というセリフを吐きながら、断末魔を挙げて消滅した。
大魔フィスト(だいまふぃすと)
魔フィストが不幸のエネルギーを吸収し続けて強化した姿と名。巨大な口をもつ怪物へと変貌している。
口の中は巨大なブラックホールのような漆黒の闇が広がっており、その口で人間たちを吸収することが可能で、異空間にもなっている体内に人間を取りこみ、そこで黒い霧を発生させて彼らを覆い尽くしていく。
プリキュアたちの技をすべて通用しないほどの強大なエネルギーを持ち、「キュアエンジェル」状態のプリキュアたちをも苦戦させるほどの強さを誇る。
フシアワーセ
『小説 フレッシュプリキュア!』にて登場。魔フィストが不幸のエネルギーを収集するために使役する怪物。
魔フィストが心に闇を抱えている人間たちを言葉巧みに洗脳し、対象となる人間が「幸せなんかいらない」というかけ声とともに魔フィストが口から放つ黒い霧を対象者に吹きかけることで誕生する。
プリキュアたちの浄化技でなければ浄化することはできない存在であり、フシアワーセの素体となった人間の個性に合わせた外見や能力をもつほか、人間の心の闇が深ければ深いほど強力な個体になる特徴をもつ。
フシアワーセにされた人間は自身が怪物になっている際の記憶が残らない。また、フシアワーセは浄化されると「しゅわしゅわ〜」といって消滅する。
フシアワーセという名は、フシアワーセが発する鳴き声からラブたちが名づけた名であるため、正式な名称は不明である。

注釈

  1. ^ アルファベット表記は「Love Momozono」となる。名付け親は祖父・源吉である。
  2. ^ 第22話で「ナキサケーベのカード」を持って倒れていたせつなを目にする。
  3. ^ のちの『映画 プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ! 世界をつなぐ☆虹色の花』や玩具『プリキュアケータイ プリートフォン』(『プリキュアケータイ プリートフォン ドキドキプラス』)でも、タコ嫌いは相変わらずだった。なお『映画 プリキュアオールスターズNewStage3 永遠のともだち』の大決戦場面では、セリフが無いとはいえ、タコ型に合体した悪夢獣の脚を歴代プリキュア(『ハピネスチャージプリキュア!』メンバーは除く)と共に、怖がらずに掴んでいた。
  4. ^ 第4話の「妖精さん」を「妖怪さん」、第9話の「読モ」を「毒グモ」など。
  5. ^ 第24話からクレジット
  6. ^ 最初は置いてきぼりのタルト、次に美希のダンスシューズ、その次にラブの浮き輪(本来はビーチボールだったが持ってきていた)、戦闘を経て最後は祈里がつくった自身(せつな)用の練習着。
  7. ^ のちの『映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!』以降のクロスオーバー作品ではラブたちと過ごす様子が描かれているが、『映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪』ではラブの口から「普段はラビリンスにいて中々会えない」との旨が語られた。
  8. ^ 第4話でタルトがラブたちにキュアビタンなどの出し方を書いたメモを置いて外出するが、3人にはまったく読めず帰宅後に怒られる。しかし、第30話では「ごちそーさーん」と平仮名で書いたメモを残しており日本語も書けることが判明する。だが、それがラブとせつなが楽しみにしていた大きなアイスクリームの空容器に入っていたため2人から別の意味で怒りを買ってしまう。
  9. ^ 第29話ではプリキュアの正体を知らないカオルちゃんの前で「ラブはんたち」と呼んでいた。
  10. ^ なお、『映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪』ではラブたちのところに戻ってきている(ただし、クロスオーバー映画ではサブキャラクターかつモブキャラクター扱いのため、タルトやラブたちとともに行動はしていない)。
  11. ^ テレビシリーズ第26話でせつなは「ラビリンスには歌もダンスも無かった」と発言している
  12. ^ ノーザの「那由他」のみは大きい数。
  13. ^ なお、のちの『映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!』以降のクロスオーバー作品ではラブたちの所に戻って来ており、イース(せつな)はラブたちや他作品のプリキュアたちとともにプリキュアとして、ウエスター(隼人)とサウラー(瞬)は他作品の改心した敵キャラクターたちとともにサブキャラクターかつモブキャラクターとして登場している。
  14. ^ 敵の幹部からプリキュアへと改心した例は後作品の『スイートプリキュア♪』のセイレーン→黒川エレン / キュアビート、『Go!プリンセスプリキュア』のトワイライト→紅城トワ / キュアスカーレット、『HUGっと!プリキュア』のルールー→ルールー・アムール / キュアアムールの3名がいる。ただしエレンとトワは洗脳により幹部にされており、またルールーはアンドロイドとして生を受けたのが「人の心・感情」を手にして離反。死亡により転生した例はせつなが唯一である。
  15. ^ カオルちゃんとも兄弟であるとタルトが紹介した際、タルトはサウラーも誘って4人で「ドーナツブラザーズ」になろうと提案した。アズキーナとウエスターは乗ったが、サウラーからは断固拒否されている。
  16. ^ 第28話で源吉(義父)が言う。
  17. ^ 劇中では最後まで明かされなかったが、『映画 フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい!?』のパンフレットで記載されている。
  18. ^ 第10話は祈里とタルトが入れ替わってしまい出遅れたため。その後、タルトのパインは単独で登場。
  19. ^ 第9話は美希が不在だったため、ピーチ・パインとなる。その後、ベリーは単独で登場。
  20. ^ これは「スレンダーでおしゃれ」というイメージを基にデザインされた衣装である[27]
  21. ^ 第42話で、占い館が隠されていた異次元の世界でこれを使い、ほかの3人が戦っている世界との間の壁を破壊した。
  22. ^ 第13話でナケワメーケの攻撃を受けたパインのケースからリンクルンが落下したが、ケースがコスチュームから外れなかったため、彼女の変身が解かれることはなかった。
  23. ^ 映像ではカオルちゃんは登場していないが、当のカオルちゃんはラスト近く、ラブ達が出場したダンスコンテストの観客の一人として登場している。
  24. ^ ここでもカオルちゃんは登場していないが、当のカオルちゃんはラブたちの回想シーンに登場している。
  25. ^ 担当声優や各回の脚本担当においては、過去のプリキュアシリーズに関わっていた人物も多く起用されている。
  26. ^ OP映像に転生後のせつなや、ノーザなど新キャラクターの追加が行われ、逆にミユキのダンスシーンやカオルちゃんがドーナツの穴を覗くシーンがカットされた。
  27. ^ 本作品と同様に夏期にOPが変更された『スイートプリキュア♪』では映画版OPは製作されなかった。
  28. ^ 制作局と同時刻ネットではあるが、2週先行。
  29. ^ a b 10:30 - 11:00に放送。
  30. ^ クロスネット局であるテレビ宮崎福井放送は除く。このうち、宮崎県では宮崎放送をメインネットとしている。
  31. ^ 公開前発売の「スイートプリキュア♪&プリキュアオールスターズ まるごとブック」(講談社)に記載された設定名(劇中未呼称)。
  32. ^ テディベア(本物のトイマジン)は同作品には登場しない。
  33. ^ クロスオーバー映画で初めてウエスターとサウラーの姿で登場している。

出典

  1. ^ a b “『セーラームーン』上回る6作目 テレ朝アニメ『プリキュア』 ブランド+新キャラが強み”. 東京新聞. (2009年2月13日). オリジナルの2009年2月15日時点におけるアーカイブ。. https://megalodon.jp/2009-0215-1214-21/www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2009021302000056.html 
  2. ^ a b c 『CG WORLD No.131』2009年7月号 ワークスコーポレーション、P.31, 2009年5月発行。
  3. ^ “「プリキュア」第6作”. 読売新聞. (2009年1月23日). http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/tv/20090123et0a.htm 2009年2月15日閲覧。 
  4. ^ 多田香奈子「制作日記」『東京新聞』2009年3月25日朝刊、第11版、第15面。
  5. ^ a b c 東映版公式サイト・キャラクター
  6. ^ a b c 第50話。
  7. ^ 第31話、第39話。
  8. ^ 第2話、第9話など。
  9. ^ 第33話。
  10. ^ 第25話。
  11. ^ 第42話。
  12. ^ 第27話、第33話。
  13. ^ 第4話、第30話。
  14. ^ 第13話、第30話など。
  15. ^ 第39話。
  16. ^ 第12話。
  17. ^ 第24話。
  18. ^ 第9話。
  19. ^ 第2話。
  20. ^ 第3話。
  21. ^ 第29話。
  22. ^ 東映アニメーション公式サイト・各話あらすじ第44話
  23. ^ アニメ第41話。
  24. ^ 第11話。
  25. ^ プリキュアぴあ 26P。
  26. ^ プリキュアぴあ 28P。
  27. ^ プリキュアコスチュームクロニクル p56。
  28. ^ プリキュアぴあ 30P。
  29. ^ プリキュアぴあ 32P。
  30. ^ プリキュアコスチュームクロニクル p60。
  31. ^ 朝日新聞2018年5月28日p24
  32. ^ 第15話、第42話。
  33. ^ 第23話、第48話。
  34. ^ 『フレッシュプリキュア!』MEMORYBOOK(『フレッシュプリキュア!』Blu-rayBOXVol.2同梱)より。
  35. ^ 映画でのみ描写。
  36. ^ 第37話。
  37. ^ 第38話。
  38. ^ 第9話、第45話。
  39. ^ 第10話、第30話。
  40. ^ 第12話。
  41. ^ 加藤レイズナ (2009年8月1日). “Webマガジン幻冬舎、鷲尾天インタビュー”. WEBマガジン幻冬舎. 2009年9月27日閲覧。
  42. ^ 『フレッシュプリキュア! オリジナル・サウンドトラック1 プリキュア・サウンド・サンシャイン!!』ブックレット、高梨康治インタビューより。
  43. ^ 東映アニメーション 「各話あらすじ」(日本語). 2009年9月20日 閲覧。
  44. ^ 『HUGっと!プリキュア』第36話と第37話に全プリキュアが登場!? プリキュアTVシリーズ15作目にして初の試み”. アニメイトタイムズ (2018年10月1日). 2018年10月1日閲覧。
  45. ^ プリキュアつながるぱずるん|バンダイナムコエンターテイメント公式サイト






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